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台湾で惣菜屋のおばちゃんに癒される

台湾に来ていつも嬉しい気持ちになるのが、店員さんの友達感。
初めてなのに、まるで行きつけのお店のように心の通った、そして融通が効いた対応をしてくれることが多い。

念願だった台湾でのコンサート(適当に選択してチケット購入した)へと向かって歩きながら食事をどうするか考えていると、現地の人で賑わう惣菜屋さんがあった。
ガラス越しに沢山の惣菜があり、お客さんがあれこれと指差し、それを店員のおばちゃん達がせっせと詰めている。
奥には客席もあって、十人くらいはいそうだ。

見た目が美味しそうでつい覗き見してしまった。
すると、すかさず目の前の店員おばちゃんが中国語で声をかけてくれた。

推測するに「美味しいよ。これ(副菜)が3個とこっち(メイン)が1個だよ。」的なことを言っている気がする。
白飯が入ったお弁当箱も見せてくれる。私が分からなそうな顔をしていると、これに詰めるんだよ、とジェスチャー。
他のおばちゃん店員さん達も、笑顔で何か声かしてくれる。みんな和気あいあいとした、仲良しパートさん達の雰囲気が微笑ましい。

コンサート開始時間までそれほど時間が無いし、お店に入ると出て来るまで時間がかかるだろうという賢明な判断を下し、「OK」と即答した。
とにかく見た目が美味しそうだったからだ。(でも見た目と味に乖離がありすぎて、ガックリしたことも多いので、結構なチャレンジだ)

ひとまず副菜を選択。

ザ・日本人観光客の私を見て、昆布や野菜の炒め物を勧めてくれるのに申し訳ないが、最近ハマっている豚だか鴨だかの血の塊的なのを真っ先に選ぶ。ちょっとツウっぽくて台湾知ってるね、的な雰囲気を感じてくれた…かどうかは不明。
あとは旅行中に不足しがちな栄養素、ピーマンの炒め物と豆腐を選択。
メインは見た目重視で適当に1つ選んだ。どうせ「何肉ですか?」と聞いても、中国語の返答が分からない。ここは腹を決めよう。

金額もよく聞き取れず、ひとまず100元札を出したら10元お釣りをくれた。
これで90元だから超良心的。台北駅から近いのに、ぼったくって無いのが良い。
最後に「バイバイ」と笑顔で言ってくれるのが台湾流で、いつも心がホクっとする。もう友達になった気分だ。もちろん私も「バイバイ」と笑顔で返す。他の店員さんも笑顔で見送ってくれる。超優しい。

歩いて中正記念堂へ。念願の音楽会にワクワク。


19:30スタートで、45分前には着いた。
なんか、野外コンサートっぽいのをやっている。というか観客がいないので、リハーサルのようだ。


近づくと横断幕に「ジャズ」って書いてあった。えっ、いいな参加したい。
スタッフと書かれたTシャツを着たお兄さんに「これいつです?」と英語で聞いてみる。「明日、明後日」と中国語で答えてくれた。よし、また来よう(来れたら)と決意。
ちなみに開始時間は、スマホに入力してもらうという方法で教えてもらった。全く英語が通じなかったので、この方法はかなり便利。


やっと食事。
石っぽい椅子で、弁当を広げる。水筒の水(ホテルで無料でもらえるペットボトルの水を入れている)を出して準備完了。
野外コンサートの練習が聞こえてきて、ナイスなBGMとなる。美女と野獣のテーマ曲とかも弾いていて、素敵。知っている曲には反応しちゃうものだ。

まずは野菜から…ピーマン超美味しい。これはピーマン自体もきっと新鮮だと思う。炒めすぎてないのも良い。
次に豆腐。麻婆豆腐かと思いきや、若干味付けが違う。少し甘みとコクを感じる。豆腐にも少しねっとり感があって、不思議な美味しさ。ハマりそう。
そしてメイン、これは日本でもあるタイプの味。高めの中華レストランで提供されるような上手な味付け。安っぽくない。さすが。
最後に血の塊系の名前不明の黒いヤツ…、安定の美味しさ。結構もっちりして重いので、2個くらい食べてもお腹にくる。

コンサートの帰りに再度このお店の前を通ってみて、Googleマップ上でお気に入り登録した。また来ます♪( ´▽`)フレンドリーなおばちゃん店員さん達に、また会いたい。

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