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学ぶ楽しさはみつかるか(昔話)

もう10年以上前ですが、僕は自分にとって理想的な塾をめざしてつくり、営んでました。"FOLS"という塾でした。今ふり返ってみると、わりと面白い試みをしていたなと感じるので、複数の記事にして書いてみようと思います。

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学ぶ楽しさをさがす塾という意味を込めたのですが、実際のところどうだったのでしょうか。

私がFOLSに入った時は、ちょうど中学2年生に上がった時でした。その時の私の成績は学年で真ん中くらいの順位だったので、「もう少し成績を上げたい!!」という思いからこの塾に入りました。FOLSの第一印象は、私の想像とは違う、普通の塾のイメージとはかけはなれた雰囲気でした。私が考えていた「塾」とは、机といす、黒板があって、みんなが真剣に問題に向かっている姿でした。でも、FOLSはグループ授業で、明るく授業をするかたちだったのでとても楽しく授業を受けることが出来ました。室内も音楽が流れていたり、部屋の中の色もカラフルだったり、毎回リラックスした気持ちで勉強することが出来ました。学習面のことも細かく指導してくれますが、FOLSでは日常の事、テストを受けるときの心がまえなど、いろいろなことを教えてくれます。そんな塾に入った私は毎回塾に行くことが楽しみになっていました。FOLSに入れて本当に良かったと思います。(中学生)
FOLSはとても楽しい塾です。先生は、たいさんと〇〇さんと△△さんと□□さんです。どの先生たちもこせい的で楽しいときもありますが、週三は、つかれます。FOLSの生徒たちは、本当に元気です。頭のいい人から、そうでない人まで居ます。授業中には音楽が流れています。授業中には楽しいときもありますが、辛いときもあります。特に夏休みの授業は熱くて、辛いです。プリントを沢山わたされた時はとても嫌でした。けど、これが受験生なんだと思いました。受験というのは、とても毎日が息苦しいです。でも今は楽しいです。木曜日は最後の授業なので、みんなで「お別れ会」を開く予定です。木曜日が楽しみです。あと、高校に特色化で合格したのは、奇跡だと思いました。(中学生)
国語の先生・・・国語は、何よりも楽しいです。国語は、ノートはあまり書きません。Bookという本に書きます。ぶんしょう問だいはかかさずやります。そのあとドリルというノートに問題をやります。そのあと、ときどきノートに先生が、漢字を書いたやつを写したり、そのあとに、ホワイトボードに漢字しりとりをします。楽しいです。
 算数の先生・・・算数をやっているとき、楽しそうな顔をしながらやっている。できないところは、ちゃんと教えてくれるからいいです。宿題も出すときもあるけど、出さないときもあります。それから時には、きびしく、やさしいときもあります。だから自分はここにかよっています。(小学生)
今まで家では特に勉強せず、塾も重苦しい空気の中で勉強するイメージでしたが、FOLSにはそのような重苦しい空気はなく、かといって騒がしいわけでもなく、とてもリラックスして授業を受けることが出来、先生もユーモアのある面白い先生ばかりで勉強もとても楽しく感じられるようになりました。(高校生)
 FOLSの先生は、とてもフレンドリーで、生徒と仲が良いです。でも、授業中はちゃんと切り替わって集中して勉強に取り組みます。それに、勉強は、一人一人に詳しく、分かるまで、きっちり教えてくれます。時には、論語を通してより良く生きていくことを考えさせられる授業もあったりします。FOLSは、学ぶときには、学ぶ。遊ぶときには、遊ぶ。そんなFOLSは、楽しくて他にない特別な塾だと思います。(中学生)

こんな声をいただいていました。生徒さんだけでなく先生までも楽しんでくれている塾だったのかなと感じました。

コメントをいただいた2008年度は学ぶ楽しさをさがす塾モデルのほぼ完成した頃でした。みんな個性全開でガチャガチャしてるけど、でもいい感じに凸凹がはまって成績は上がるし楽しいしと、ユニークな学びの共同体になっていました。

次は学ぶ楽しさをみつけるため、どんなことをしてきたのかを書こうと思います。

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