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学校に行けない/行かない

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学校に行けない/行かない人、支援する人に向けた記事です。
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#脱学校

脱学校の地図なき航海(雑記)

学校に行かないことを選ぶまででこんなことを述べました。 地図なき航海といえば、いちばん始めに思い起こすのはやはりコロンブスでしょうか。当時は不可能だと思われていたヨーロッパやアフリカから西に向かう航海に、持ち合わせたのが勇気だけだとしたらただの無謀でしたでしょうが、優れた観察力と想像力とを持ち合わせていたコロンブスはアフリカ大陸西側の諸島からさらに西へ飛び立つ渡り鳥たちを見て、西への航海は可能だと考えたと言われています。 (今の科学では北回帰線付近に貿易風が吹いていること

学校に行かないことを選んでから、を考える(雑記)

以前、学校に行かないことを選ぶまで、という記事を書かせていただきました。そこで浮かびあがったのが、「じゃあ、学校に行かないことを選んでからはどうなるんだ?」という問いでした。 今はたしかにフリースクールやオルタナティブスクール、塾、それらの枠にとらわれないNPOや活動などがあり、金銭的、(移動距離等の)地理的な問題を抱えがちですが、ご家庭は選択できる状況です。では、その選択の基準をどことすれば良いのでしょう。何をもって選択すればベターなのでしょうか。僕はそこからもうわからな

学校に行かないことを選ぶ動き、を考える(雑記)

学校に行かないということで、生徒の不登校が過去最多になっていること、先生の不登校(心の病による休職)も過去最多になっていることを取り上げました。機能不全に陥っている学校や学級が増えているのではないでしょうか。 どうしても学校や学級に行けなくて、苦しまれているご本人お母様お父様たちをnoteで日々拝見します。また傷つき、疲弊し、心の病となり学校に行けなくなった先生たちもnoteで日々拝見しています。 明治以降ずっと拡大しつづけてきた公教育が、折り返し地点を通り過ぎ、悲鳴を上

学校に行かないことを選ばれる、を考える(雑記)

学校や学級にどうしても通えない子が今まで以上に増えています。これは、学級担当の先生からすると、自分の担当学級に不登校の子をもつリスクの高まりを意味します。今回は学校の先生を中心とした不登校への対応を見ていきたいと思います。 一つ目、対応できる時間。疲弊感ただよう教員の勤務実態でお伝えしたように、学校の先生の平日の平均勤務時間は約12時間で持ち帰り仕事は約1時間半。8時間勤務を基本とすれば、5時間半ほど残業している計算です。それらを終えて、さらなる残業として、不登校の子の個別