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昔の写真を貼るようになったら、おじさん確定


ウチ猫 shot on iPhone14 Pro max
Leica M10D+Elmar35mm shot on iPhone14 Pro max

こんにちは、フォトグラファーの吉田タイスケです。

iPhoneってめちゃくちゃ写りますね。上の二枚は両方ともポートレートモード(x2)で撮影していますが、ボケ味も自然で言われなかったらiPhoneとは見分けがつきません。猫の毛の質感、木の素材感等、少なくとも液晶上では何の問題もないですね。以前、父親をテーマにした写真展のためにiPhone写真(jpg)をプリントしたことがありますが、その際もA3くらいまでは、まあ見られるプリントが作れました。iPhoneすごいよ。

つまり、日常写真ならiPhoneで補えるのはもう周知の事実ですが、ではなぜ今もカメラを使うのか。それがいわゆる「撮影体験」で、それってたぶん、撮る前から始まっていますよね。カメラを持っているっていうこと自体が、その「撮影体験」の中身に入っているんだと思います。

使うレンズもそうで、35mmをカメラにつけている時と70mm-200mmをつけている時では、実際に撮る前から世界への目線が違います。目がレンズになっているというか。AFかMFかもそれと同じですね。カメラで撮るのか、iPhoneで撮るのか、どう世界と対峙するのかが常に問われてるわけです←どっちも使えば?

さて、ここ数日仕事に関連して過去写真BOXをさまよっていて、忘却の彼方にいた写真たちを見ては、昔を思い出しています。

Nikon D3X, Nikkor 105mm Macro f2.8
Nikon D3X, Nikkor 24-70mm f2.8

この二枚は以前、撮影した時計に合成する背景が必要になって、羽を買ってきて自宅で撮影したもの。結局背景には別のビジュアルが使われて、「羽バージョン」はお蔵入りになりました。

Nikon D70, Nikkor 18-70mm f3.5-f4.5

こちらは20年前の家人ポートレート。初めて仕事用に買ったデジタルカメラ、Nikon D70とキットレンズにて。今や1万円くらいで買えるんじゃないでしょうか。APS-C、700万画素、CCD機!!今同じ構図で写真を撮ったとしても、もうこういう目をしてくれないと思います(笑)。

ポートレートは撮る側と撮られる側、お互いの関係性が見えて、いや、写真を見る側にとって「関係性が写真から見えるような」気にさせてくれる写真がいいですね。

それにしても、写真にカメラは(ほとんど)関係ないな。

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