生きる幸せ、食べる幸せ

僕はいわゆる美食家と言われる人間ではないし、敷居の高そうなレストランや料亭はできれば避けたいと思う人間だ。

できれば、気軽に美味しい料理をカジュアルに楽しむことに幸せを感じる。

自分が今好きなレストランはL’Aube(ローブ:東麻布)、Keisuke Matsushima (明治神宮前)、D’etraison (デトレゾン:自由が丘)。

共通しているのは、料理が美味しいこと。
素材の良さとソースの旨味が超絶にマッチして嗅覚、味覚を刺激し、脳みそに幸せ波を送ってくれる。

そして、欠かせないのが料理とぴったり合うワインセレクションをしてくれるソムリエさんたちの存在。

美味しい料理の余韻が残る口の中に、絶妙に合うワインを舌から喉に這わせながら飲み込んだ時の幸せ感は何物にも変えがたい。

生きててよかったと思える瞬間なのである。
食べるという動物的に超基本のことなのだが、肉体的に生きるニーズから、精神的にニーズに飛躍したものが料理やワインにある。

だからワインを勉強するのである。だから料理を勉強するのである。 地球が提供してくれる素材。それを神がかり的な経験値と直感と自然との対話の中で育てる農家、ワインの作り手たちに思いを馳せるのである。土地や気候に思いを馳せ、我々のテーブルまで届けてくれる料理人、ソムリエさんやサーバーさん、食材やワインの卸・インポーターさんに感謝をささげるのである。

生きててほんとよかった。

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