漫画喫茶で『天気の子』を見ながら、"つながり"を考える。
1月3日、ただいま22時。
テレビでやっている『天気の子』を見ながら、これを書いている。
家にテレビがないので、漫画喫茶で。
新海誠監督の作品は好きで、積極的に追っては、繰り返し見ている。
あえて言うならば、僕は「新海信者」だ。
好きなものや、作風文体、人生観にも影響を受けるくらい。
『天気の子』も例外ではなくブルーレイを持っているし、わざわざテレビで見る必要はない……と昨日くらいまで思っていたのだけれど、今日になって急に「やっぱりテレビでも見たい」となってしまった。
Twitterのタイムラインやトレンドに「天気の子」が上がってくる。
作品を好きな人たちが盛り上がっているのが見えた。
スポンサー企業や声優さんも、続々とツイートしては、『天気の子』公式アカウントがリツイートしている。
そこで、見事にマーケティングにかかってしまったわけだけれど……
"この人たちと、一緒に見たい"と思ってしまった。
と同時に、
"この時代の「みんなで一緒に見る」って、こういうことなのか"
――と思った。
最近はブルーレイのようなソフト以外にも、インターネットに映像コンテンツが溢れていて、好きな時間に好きな場所で見ることができる。
それでも、わざわざ。
テレビの前に集まってみんなで実況しながら、同時に同じものを見る。
流行病で会えなくても関係ない、インターネット越しに集まって見ている。
集まって応援上映みたいなことはできないけれど、ネットではお祭り。
それってなんだか、この時代に大きく意味のあることだな、と思った。
どこかでちゃんと、つながっている。
特に今見ている『天気の子』は、"Weathering with you."――
つまり、"君と乗り越える物語"だ。
この時代にあって、こうして今見ることができて、よかったなと思う。
ああ、たぶんエンディングを見ながら泣いてしまうだろうな。
ひとりの漫画喫茶でも、完全個室にしておいてよかった。
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