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ロボット劇作家のログ

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尾崎太祐が書いた日記をまとめたマガジンです。エッセイにもならなかったような雑多なものや、読んでくださっている方へのお知らせも入っています。
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2020年12月の記事一覧

"好き"に正直になった、2020年

ちょうど一年前。2019年12月31日。 僕は一ヶ月後に迫った、朗読公演の台本を書いていた。 これは、後になって決定稿となった台本の、冒頭の一ページ。 出来上がったのは、ひとつの夢を追う男女のお話で、選択の物語だった。 仕事、夢、人間関係、恋愛。 本当に大切にしたいもの。 様々な思いを天秤にかけながら、ひとつの「正解」を選ぶ物語。 今思えば、一年前はだいぶ呑気に、書いていたと思う。 2020年、大きな選択をすることになるのは、台本の中の登場人物以上に、自分自身だというの

書けない劇作家が、50日間noteを書いて気づいたこと

noteで毎日、”なにか”を書き続けて、昨日で50日が過ぎました。 意外と早かったような気がします。 そんななかで、楽しいなと思うこともあり、困っていることもあり。 この記事は、50日前の自分、それからこの先の自分のために。 そして似たような状況の方のために、書き残したいと思います。 大げさで小っ恥ずかしい内容になりそうですが、読んでみてください。 自己紹介とこれまで僕は「ロボット劇作家」を名乗っています。 試験に合格して得た肩書きでも、大きな実績があるわけでもありません

史上最強に忙しく楽しい1月に向けて、ひそひそ……

こんばんは。ロボット劇作家の尾崎です。 毎日noteでなにかを書き続けて、もうすぐ50日。 読んでくださる方と、いただくリアクションのおかげで続いています。 ありがとうございます。 そんな中、今日はほぼ一筆書きで日記、というか近況報告です。 決して手抜きではありません。 2021年1月、史上最高に、楽しく忙しいことになりそうです。 こんなツイートしてたころの自分を叱ってやりたい。 やること、全然納まってないよ! この時はまだ全然考えていなかったのですが、1月にオン

忘年会帰り、酔って忘れる前に書き残すnote

とある駅発、とある駅行。 本当ならGoogleマップのオススメ通り、電車で帰ればいいのだけれど。 なんとなく車窓が好きで、バスに乗っている。 乗客は皆、斜め45度で下を向いている。 スマホを見ていたり、寝ていたり。 そんな中、俺は手持ちの小型ノートパソコンを広げて、このnoteを書いているのだ。 相当な"変人"だと思う。変な光景だし、打鍵音はうるさくないだろうか。 とても気になる。それでも書いている。 終点に着くまでに書き上げるつもりだったけど、たぶん無理だろうな。

クリスマスイブに見る『イヴの時間』

12月24日。クリスマスイブですね。 いかがお過ごしでしょうか。 あるいは、いかがお過ごしだったでしょうか。 クリスマスイブの食卓は、クリスマスケーキやフライドチキンが定番ですよね。 他にも「12/24は必ずこれ!」という定番のルーティンを決めている方もいるかもしれません。 僕にもそんな"恒例行事"があります。 『イヴの時間』を見ること。 未来、たぶん日本。 ロボットが実用化されて久しく、 人間型ロボットが実用化されて間もない時代。 イヴの時間 | スタジオリッカより

「面白さで勝負しなよ」と言われて

「作品の面白さで勝負しなよ」 初めて会った人に、面と向かってそう言われたことがある。 今から二年前、2018年のことだ。 当時の私は、ちょっと変わった演劇を作りたがっていた。(今もだけど) ヒトとヒトによる演劇ではなく、ヒトとロボットによる「ロボット演劇」。 ロボットは持っている。企画もある。それなりに資金もあった。 圧倒的に足りなかったのは、「演劇スキル」。 企画を形にするための方法が、まったくわからなかった。 知り合いに、小劇場で活動する劇団を紹介してもらった。