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ロボット劇作家の作品

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尾崎太祐が書いた脚本・小説をまとめたマガジンです。すぐ読める掌編が多めです。
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2022年3月の記事一覧

ショートショートnoteでコント「出世魚」

noteで小説が書けるゲーム「ショートショートnote」のカードを活用し、短時間でコントの脚本執筆を目指します。 はじめにルール ・お題カードを4枚引く。出てきた言葉は、脚本中のセリフとしてかならず使うこと。 ・25分を1セットとし、中間5分の休憩をとること。(集中力を維持するため) 今回引いたカード(=使う言葉) ・寿司 ・に教えられたこと ・インドの ・ゾンビ ※文中では太字にしてあります。 コント「出世魚」作:尾崎 太祐 登場人物 ・会社員A ・会社員B

ロボット×エンターテインメントの力で、面白い未来をつくる。 ―― 作品紹介

作品・活動紹介ロボット演劇 彼女の便箋とロボット(2021年 / 脚本・演出・出演) 見守りロボット「BOCCO emo」を初めて使用した朗読作品です。 私の朗読にあわせ、ロボットがしゃべることで物語が進行します。 イベントページ:https://robot-sandbox-night01.peatix.com/view プログラム通りにはいかない!(2020年 / 脚本・演出・操演) パンデミックが始まった頃、作品の導入部分のみ無観客配信。 本編は未だ上演できていませ

ロボットコント「無人の喫茶店」

東京。人気の少ない場所にある、古ぼけた喫茶店。 広くない店内には、円卓が置かれている。 円卓の上には、小さなロボットが乗っている。 男、喫茶店に入ってくる。 男 こんにちはあ。 返事は聞こえない。 男、さらに大声で呼びかける。 男  こんにちはあ! ロボ いらっしゃいませ。 男  ん? 男、ロボットに気づいて近寄る。 男  へえ、店番のロボットか。あの、ここの店長さんは? ロボ マスターです。 男  そうそう。マスターさんはどこに? ロボ 私がマスターです。 男