我が家のメイドさん（ラスト）

こんにちは、シンガポール加藤です。

我が家のメイドさんシリーズは一旦今回が最後。
本日メイドさんはお休み。一般的に住み込みで働いているメイドさんは日曜日がオフの日が多く、朝早くから出かけることが多い。

「Have fun!!」

子供たちと元気に見送るのだが、
こんな7時台から一旦どこに出かけているのだろうか。

興味本位で彼女に聞いてみたところ、

「教会」に行くらしい。

宗教のことはあまり詳しくないので、調べてみたところ、
フィリピン人のほとんどはカトリックとのこと。

カトリック？というと、キリスト教か。
「プロテスタント」と「カトリック」か、これ昔習ったな…。

２つの違いはさておき、彼女は朝早くから教会に行っている。

その後の予定までは聞いていないが、恐らくピクニックが最有力。

休日にシンガポールの公園で良く見る光景と言えば、
フィリピン人のピクニックである。

フィリピン料理を持ちあって食事を楽しんだり、誕生日を祝ったり、
複数のグループがビニールシートを敷いて公園で楽しそうに話している。

その規模は、「そこらじゅうで」と言った表現が恐らく正しい。
人気の公園はフィリピン人でごった返している。

その光景にもようやく慣れてきたが、見るたびに思うこと、

それは、

「彼女にもっとたくさんの感謝の気持ちを伝えよう」

ということ。

恐らく色々な不安を抱えながら、
いちから友達を作り、コミュニティに入ってピクニックをし、
わたしたち家族のために働いてくれている。

家族で来た私たちより、彼女の方がよっぽど孤独なのである

彼女は手で料理を食べる
我々の料理を用意してくれても、いつも箸を出すのを忘れる

そんなことはどうでも良い

文化や言語、そして宗教。
他にもたくさんの違いはあるけれど、我々は同じ人間だもの。

彼女も家族

彼女に対して、もっとたくさん感謝の気持ちを伝えていく

そう胸に誓って、
これからのシンガポール生活を、彼女と一緒に楽しんでいく（終）