フィンランドの大悪手。あるいは核戦争への誘惑。


の コメント欄  より

上記文抜粋
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蘇波国境と蘇芬国境の比較 (Исао Симомура)


2022-05-15 11:17:57
冷戦が極に達していた頃、蘇波芬の三国で勉強しておりました。蘇波国境でのソ連国境警備軍(KGBが統括)による車両検問は厳重を極めておりました。列車は両国の中間地帯に停車し、軽機関銃を背にした警備兵が私服の指揮官のもと、車内と車外を検査します。軍用犬も動員されております。当時のポーランドは兵役年齢のもの以外には、原則無条件で旅券を発給しておりました。この国に入国したならば、後はイスラエルにも憧れの米国にも行けるわけですね。ポーランドはソ連からの密入国者は、刑事犯でないかぎり送還しませんでした。その一方、蘇芬国境には、中間地帯は無く、出入国検査は車両内部で行われます。私的手荷物の中身検査だけで、実に簡単なものでした。フィンランドに入国すると、軍服姿の税管吏が蒸留酒摘発(この国には事実上”禁酒令 ”сухой закон スホーイザコンがあった)のため、乗客一人一人厳格に検査します。ソ連からの密入国者は送還されます。私はレニングラードでは当初ホテル住まいでした。金曜日の夜から日曜日の朝にかけて、ホテルはフィンランド人の酒飲み集団で大混雑です。彼らはフィンランド領内にいるときから、飲み始め、ホテル到着と同時に外貨店に押し掛け、アルメニアやグルジア産コニャックを四五本買いこみます。女性もですよ。日曜の朝はエレベーター内部は嘔吐物で汚れていました。この後、私は市営の一般住宅に引っ越しました。ホテルは勉強に適さないのです。
 この度のフィンランドのNATO加盟申請のニュースは多くのロシア人を激怒させたようですね。レニングラード飢餓包囲作戦でのナチへの協力振りを圧倒的多数のロシア人は忘れていませんよ。愚かなことをするものだ。所詮は”アル中国民”なのです。

シモヘイヘしか語ることの無い人たち (特命希望)


2022-05-16 01:13:42
フィンランドと言ったらすぐに、スターリンの侵略を跳ね除けた英雄的な民族と言って我が日本では美化してますが、実態はそう誉められたものでもないですね。スターリンたちは「レニングラードが国境に近すぎて危ないから、周辺のラドガ湖西岸を譲ってくれ、代わりにカレリアの良質な森林地帯とそこのフィンランド系住民と交換する」と言ったのに「そんなド田舎要らんわ」と突っぱねられ、そうこうしてるうちにナチスドイツが広がってきたので已む無く開戦と言うのが実情だったようです。
ちなみにソ連は目的のラドガ湖西岸を手に入れたのですから戦勝と言うべきですが、わが日本のネチズンは「シモヘイヘに撃ち殺され続けた軟弱な赤軍」のイメージばかりアップして、どっちが勝ったかをごまかす輩ばかりです。ニコニコ動画とかね。
それ以前にフィンランドの指導者マンネルヘイムは帝政ロシアの軍人として独立運動や労働組合を潰しまくってたくせに、ソ連が独立を承認した途端今更の様に独立戦争を唱え、労働者の革命政府をロシアの犬呼ばわりして潰してしまいました。外国のジャーナリストや外交官たちの記録にしっかり残ってるんですよね。当のフィンランド人の左翼もガンガンばらしてます。

https://www.youtube.com/watch?v=ySHnFhbdjos&list=PLbnLysSug0vTIfeavdM9cqWfLdZOl1IIo&index=4

https://www.youtube.com/watch?v=kRIKQBXbbPg&list=PLbnLysSug0vTIfeavdM9cqWfLdZOl1IIo&index=5

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抜粋終わり

ソ・フィン戦争は、よく知らなかったけど、そもそもフィンランドの「戦略ミス」が、発端だったとみていい。

「フィンランドは負けなかった」ことは評価すべきだが、そもそも代替地の「カレリアの良質な森林地帯とそこのフィンランド系住民と交換」を取り損ねた。

本当に「戦略ミス」を、自国民の流血で、補ったので「負けはしなかった」だけで、得られるものを取り損ねた。

ようするに「無駄な戦いをしてしまった」のがソ・フィン戦争だった。

同じような、あるいは、それ以上の「失敗」をしているフィンランド。

相手は共産国では無いし、ソ連よりも「民主化」された、プーチンロシアにケンカを売るのは、一体なんのか。

カルト宗教か。それともアホなのか。イデオロギーか。

多分全部だろう。


より

上記文抜粋
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代議制民主主義の根本的欠陥


西側マスコミが正直に報道したのが珍しいので転載しておく。
国家と国民の命運を決める、こうした政治的決断の際には国民投票を行うのが「民主主義」だろう。前の国政選挙の時にはNATO加盟は各候補者の選挙公約に無かったはずである。

(以下引用)

スウェーデンでNATO加盟反対デモ

【5月15日 AFP=時事】スウェーデンの首都ストックホルムで14日、与党・社会民主労働党の本部前に数百人が集まり、同国の北大西洋条約機構(NATO)加盟に反対するデモを行った。

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抜粋終わり

今、盛大に「リベラル派」がブッ壊れている。

日本の保守は最初から「天皇真理教」で死んでいるけどな。

ウクライナでも「EUは良いけど、NATOは・・・」が当初だったのに。

フィンランドも、耄碌したのか。それとも「西欧的民主制」には猛毒が含まれているのか。

どっちもあると思う。

天皇の無い 蒼い空を取り戻す


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