天皇は、土人の司祭でしかない。江戸幕府が日本史上唯一の「統治主体」だった。

より


上記文抜粋
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カザフスタンで暴動

カザフスタンで派手な暴動が起きた。

きっかけは、広く伝わっているように

通り燃料として幅広く使われる液化石油ガス(LPG)の価格が年初から21年比で約2倍に引き上げられ、2日に西部で抗議デモが発生し、その後にアルマトイなどに広がった。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR05CUZ0V00C22A1000000/

しかし、そのある種牧歌的なデモと、官公庁を襲撃し、治安部隊を殺しにまわった奴らの趣は異なる。

平和的なデモ隊はこんなことをしない。

殺しに回ってる奴らがいるとはいえ、カザフスタンの治安機関もだいぶゆるゆるであったように見えなくもない感じがした。

ということで、現状はっきりしたことはわからないんだけど、カザフスタン当局が言うように外国で訓練を受けた名うての奴らが入り込んでいるのであろうな、とは思うものの、大枠では、これはカザフスタン政権内の内紛なのでは、といった感じでみている。


カザフスタンは、ソ連解体後の創業者であるナザルバエフ氏が2019年まで長期政権を敷いていて、この人はかなり人気があった。で、次はどうなるのかが決まってるような決まってないような状態にあり、それにつれて内部はいろいろ未定のところがあったように見える。

で、今回の事件で、内閣が辞任して、トカエフ大統領がそれを了承し、併せて、安全保障会議の議長に就任したというのは、なかなかに大きな出来事だと思う。

トカエフはモスクワに逃げた、とかいう噂が流されていたけど、カザフスタン国民向けの放送で、私はどこにも行きません、国民と共にここにあるのが憲法が定めた私の義務、とか言っていた。

画像1

これまで安全保障会議という、事実上最も重要なユニットの長は、引退したにもかかわらずナザルバエフ爺が務めていて、ある意味、二重政権状態みたいになっていた。そこが解消された。もちろん、そうなると親ナザルバエフは不満だろうから、新たな紛争のネタが出来たとも言えるけど。


トカエフさんは、政治家というより職業外交官としての履歴の方がずっと長く、かつ華やか。出発点は、この年齢ですからソ連で、ソ連の外交官の学校であるモスクワ国際関係大学の出身者。その後カザフスタンの外交官となって、独立後の難しい仕事を多数ことなしている人であるようだ。


■ 伝統回帰の罠

で、ひいてみれば、カザフスタンで起きていることは、ソ連の中にあった中央アジア諸国に共通した混乱の一場面だろうと思う。

つまり、伝統回帰の罠、とか言いたくなるような現象。

カザフスタンからキルギスタンまでみんな一緒で、ロシア/ソ連に入っていたから、なんとなく近代っぽいというか、法の一元支配+能力主義が成立した社会になっていた。一元を強制と読む人もいるとしても、部族社会から離れたという点が重要な違い。

で、そこに、ソ連崩壊に至るあたりから、ロシアを排除したがる「ナショナリスト」が勃興し、90年代には「ソ連のくびきから解放されたんだ」ブームとロシア/ソ連を否定するブームが来て、あっという間に、部族社会的統治が「伝統」でしょ?みたいなモードが入ってきた。

古代には大帝国があったとしても、中世以降国家らしい国家、nationらしいnationだったことはないのに、あたかも自分たちで統治した過去があるかのような錯覚を与えてきた。(与えてきたというか、日本をはじめ先進国は金をつぎ込んで、これを広めてた。あなた方は勇敢な素晴らしい民族なのにソ連にやられていた、みたいな感じのを見た記憶がある)

ロシア人を否定し、ロシア語を否定したら国家が作れるというものではないんだけど、そういうことを言う人を選んでしまう、安い民主主義が盛んになったとも言えるかも。

結果的に、リーダー層は部族リーダーらしく、身内がどんどん偉くなって金持ちになり、ナザルバエフには息子がいないので、娘とその婿あたりが政治的に活発だったのだが、両者ともどうも今一つ・・・だったようだった。理念や方向性ではなく、汚職とスキャンダルが政治のネタなのは、中央アジアの普通といっていいでしょう。その間、とにかく金はこの一族を中心にまわるので、国民も次第にここらへんに不満を持ち出していたようには見えた。

ナザルバエフ自体、実のところ、ゴルバチョフ時代に、カザフスタン共和国のトップがロシア人ではよくないということを発端とした(らしい)暴動の後に、カザフ人であることの優位性を利用してトップになった人といっていいらしくはある。

結果、カザフスタンは世界有数の資源国として名を馳せてはいるものの、気が付けば多くの現地民の生活はかつてはロシアの地方と同じぐらいの生活水準だったものが、どんどん差がついていった。まるでまったくウクライナ。

そこに、燃料の価格を市場連動させるという政策が来て、今回の騒ぎになっていった模様。結果的に、一連の市場フレンドリー政策は一時棚上げとなり、内閣も総辞職しちゃってるので、今後の方針がどうなるのか不明。

考えてみれば、この一連の、空想ベースの「ナショナリズム」ものの総決算なのかな、と思わないでもない。

■ 今後

現状は、カザフスタンのトカエフ大統領が、CSTO(ロシア、アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、タジキスタンの6カ国の集団安全保障条約機構)に支援を要請し、CSTOの今期の議長国アルメニアのパシニャン大統領が一定期間平和維持部隊を出しますと発表し、出て行っている模様。

Kazakh president asks Russia-led bloc for military help
https://www.rt.com/russia/545250-kazakhstan-protests-csto-military-help/

中央アジア諸国が手薄になって、へんな人たちが入ってくるなんてことがあってはいかんので、結局、余力のあるロシア、ベラルーシあたりが出しているんだろう、と観測されている。

また、CIAの小型カラー革命で政権についたアルメニアのパシニャンがこういう立場でCSTOで号令するのか、皮肉なもんだ、とも言われている。

実際、興味深い。でもって、さらに興味深いのはCIAの傀儡だろうとアルメニアの大統領というポジションにあれば、アゼルバイジャンに攻められたらロシアに泣きつくしかなくなるという事態が見られたことは記憶に新しい。地理には勝てないんだよ、ほんと。


で、このピースキーパーの活動はまだわからないんだけど、これでさらに暴徒が武器を持って向かってきたら、それはそれでこのプロットはさらに大きかった、みたいなことになる。

でも、そこまでは予想されていないのではないか、と現状ではそう見える。

現在、カザフスタン治安当局の手で、こんな感じで、200人ほどの武装集団がアルマアタの共和国広場に誘導されている模様。

時事が楽しみにしている「流血拡大」にはなってない模様。「ロシア軍事同盟」ときたもんだ、というのも笑えるけど。

ロシア軍事同盟がカザフ介入へ 流血拡大の恐れ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022010600327&g=int

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抜粋終わり

>古代には大帝国があったとしても、中世以降国家らしい国家、nationらしいnationだったことはないのに、あたかも自分たちで統治した過去があるかのような錯覚を与えてきた。(与えてきたというか、日本をはじめ先進国は金をつぎ込んで、これを広めてた。あなた方は勇敢な素晴らしい民族なのにソ連にやられていた、みたいな感じのを見た記憶がある)


天皇家と一緒だ。

そもそも江戸幕府は、一応自分らの責任で万民を統治してその責任を取るものだった。

でも天皇は、一切統治の責任をとらない。日本人は天皇家の家畜としか思ってない。のが天皇家とその神道とその信者。

土人の司祭が、外資の買弁として、日本人を殺しまくる。

それが「天皇」なんですは。


あと、民主主義は難しい。あと、それを成り立たせるために人文学的土台が肝心だが、

>結果的に、リーダー層は部族リーダーらしく、身内がどんどん偉くなって金持ちになり、ナザルバエフには息子がいないので、娘とその婿あたりが政治的に活発だったのだが、両者ともどうも今一つ・・・だったようだった。理念や方向性ではなく、汚職とスキャンダルが政治のネタなのは、中央アジアの普通といっていいでしょう。その間、とにかく金はこの一族を中心にまわるので、国民も次第にここらへんに不満を持ち出していたようには見えた。

革命も無い、儒学の「政治の是正」も無い、官僚や社会的の高い人の身の処し方も無い。

これで、民主主義などできるの?

それだけ、「近代民主主義」は大変な「人文学的なレベルの高さ」が居るのだけど、それは促成栽培で育つものではない。

江戸から明治になったが「地位ある人の責任」に関したら、江戸よりも明治は劣化したし。


さらに、敗戦の責任を一切とらない外道天皇で、戦後は、もっと破壊された。


まあ、良い加減に天皇廃止か天皇家絶滅しないと、日本人に明日は無いよね。


天皇家を潰しつくして 日本晴れ


天皇の無い 蒼い空を取り戻す






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