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これも時代の変わり目・・・既存マスコミの凋落も含め・・・
上記文抜粋
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野球は“オワコン”じゃない
2022年、最も注目すべきは“ビッグボス”新庄! 日ハムにもたらされるすさまじい「経済効果」とは
2021年は東京五輪の開催もあり、さまざまなスポーツに注目が集まりました。野球界でも、大谷選手がリアル二刀流でア・リーグ最優秀選手(MVP)を獲得し、メジャーリーグでもトップ選手の一員となりました。では、日本のプロ野球界はどうでしょうか。楽しみな人物がプロ野球界に戻ってきて、22年は日本のプロ野球が一段と注目を集めそうです。
その人物とは、“ビッグボス”こと北海道日本ハムファイターズ新監督の新庄剛志さんです。
新庄さんは現役のプロ野球選手よりも注目を集め、21年のオフシーズンから話題を独占しています。ビッグボスは日本ハムファイターズの地域密着戦略とどのように絡み合っていくのか。また、新庄さんが監督になることで、プロ野球界はどう変わるのか。小売り・サービス業のコンサルティングを30年間続けてきたムガマエ株式会社代表の岩崎剛幸が分析していきます。
プロ野球ビジネスはオワコン?
プロ野球に対して、おじさんがビールを飲みながら見る“古いスポーツ”という印象を持つ人もいると思います。しかし、実際に球場に足を運ぶと、想像以上に子どもたちやZ世代の若者、そして女性ファンが多いことに気付きます。野球がおじさんのものだったのはもう昔の話。今は若者と女性が野球人気を支えているようです。
実際、野球そのものにはどの程度人気があるのでしょうか。世の中のレジャー、スポーツカテゴリーの入場者数や観客動員数と比較してみました
スポーツとレジャーの入場者数・観客動員数
20年度は入場者50%制限や試合そのものの中止、休館などが響いてレジャー・スポーツ全般は軒並み苦戦しました。しかし、コロナ前の19年までは入場者数や観客動員数は増加傾向にありました。「体感・体験型レジャー」として、ここ数年は人気が高まっていたのです。
特に、音楽などのライブ、テーマパーク、プロ野球は日本のレジャー・スポーツジャンルにおいてトップ3の入場者数を誇っています。また、スポーツジャンルの中ではプロ野球が今も圧倒的に人気だと分かります。
では、プロ野球の入場者数はどのように推移しているのでしょうか。ここ10年間の入場者数を見てみましょう。
セ・パ両リーグの入場者数の推移
実はプロ野球の入場者数(年間主催試合観客動員数)は増え続けていて、19年の年間入場者数は過去最多でした。セ・リーグは1486万7071人、パ・リーグは1166万9891人と両リーグ共に19年が過去最高の入場者数を記録しました。コロナの影響がなければ20年以降もさらに伸びていたはずです。
つまり、プロ野球人気は今が過去最高であるともいえるのです。テレビに関しては、プロ野球中継が地上波では激減しています。巨人戦が全試合、地上波で放映されていた時代から比べると、人気コンテンツではなくなったような印象も受けます。視聴率が低下し、スポンサーもつきにくくなって放映回数も減っていったのですが、逆にリアルの観客動員数は増え続けているわけです。テレビの歌番組が減る一方で、ライブの動員数が増えているのと状況は似ています。
野球のコンテンツとしての魅力がなくなったわけではなく、野球そのものの楽しみ方が変わったということです。音楽ライブやテーマパーク、そして野球などのレジャー・スポーツは、視聴型から体感型へと消費者の関心が移行しているのです。
ビッグボスは格好のアイコンとなる
このような中で、“ビッグボス”新庄さんが日ハム監督になりました。新庄さんが監督に就任するというニュースは大きな話題となり、日本中を沸かせています。
ではなぜ、日ハムは新庄さんをチーム監督に呼び寄せたのでしょうか。稲葉GMが監督ではだめだったのでしょうか。戦術的な面は野球評論家に任せるとして、ここでは球団の戦略面からその狙いと効果を考えたいと思います。
まず、プロ野球の球団別入場者数の推移を見てみます。
球団別の入場者数の推移
これを見ると、今も読売ジャイアンツ、阪神タイガース、福岡ソフトバンクホークスの3球団に図抜けた集客力があることが分かります。しかも阪神は全球団の中でトップの動員数であり、20年も6%以上伸ばしています。
日ハムは、パ・リーグではソフトバンクに次いで2番目ですが、両リーグでは7番目の数字です。16、17年は200万人以上の動員数で、16年には10年ぶりの日本一にもなりました。ただ、これ以降の動員数は減少傾向にあり、西武や楽天が徐々に迫ってきています。12年に大谷選手をドラフト1位指名してから移籍する17年まで、動員数を増やし続けました。しかし、大谷選手移籍と共に減少に転じてしまったのです。日ハムとしては入場者数減少に歯止めをかけたいと考えているのです。
日ハムは04年に本拠地を東京ドームから札幌ドームに移転しています。この年、ダルビッシュ選手をドラフトで獲得し、新庄選手が日ハムに加入しました。メジャーから復帰した新庄選手の魅せるプレーやかぶりもののパフォーマンスが女性ファンをひきつけ、引退する06年には日本一にもなっています。翌年もリーグ優勝を果たしました。年間主催試合の観客動員数は06、07年と2年連続で前年より20万人以上増やしました(05年:136万人、06年:160万人、07年:183万人)。「新庄劇場」という言葉が生まれるほど、その活躍に注目が集まったのです。
実は新庄選手が日ハムの救世主であり、今回もその効果に期待を寄せているのです。
2日間のメディア露出で105億円の広告換算価値
では、ビッグボス新庄効果は一体どの程度のインパクトがあるのでしょうか。
関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によると、ビッグボス効果で北海道内において約54億円の経済効果が見込まれるとしています。
動員数も19年度で197万人ありましたから、入場制限などがなければ200万人を超えるのは間違いないでしょう。しかも、ビッグボスは女性ファンが多いので、女性の入場者も増えるはずです。今回は事前の注目度も高いので、ある程度の実績を残せれば、グッズ販売なども含めて売り上げを大きく伸ばすことも可能です。日ハムファンではない筆者も、一度はビッグボスを球場で見たいと思うほどですから、新規顧客の動員も期待できます。
また、次のような試算もあります。新庄さんの監督就任会見から2日間のメディア露出を広告費に換算すると、約105億円の広告価値があるというのです(メディアの調査・分析を行うニホンモニター調べ)。
監督就任会見のメディア露出広告の効果
広告換算値はあくまでも推計ではありますが、露出量は実際の数値です。2日間でこれだけの露出がされていたという事実に驚くと共に、新庄さんの野球界を超えた広がりの可能性を感じるところです。大谷選手のような現役のビッグスターならいざ知らず、ここまでの期待を持って迎えられる監督はこれまでいなかったのではないでしょうか。このような情報拡散効果が新庄さんにはあるということです。
日ハムの地域密着戦略はこれからが本番
日ハムの球団運営会社の正式名称は「株式会社北海道日本ハムファイターズ」です。同社は、北海道移転にあたり「ファンサービス1st(ファースト)」を掲げ、地元に愛される地域密着型の球団を目指しました。なぜなら、移転当時の北海道には巨人ファンは大勢いましたが、日ハムファンはあまりいなかったからです。その点で、「地域に溶け込むためにはどうしたらいいか」を必死で考えてきた球団といえます。
しかし、移転当初は高い数値目標を与えられ、社員には「(日ハムは)本社の広告塔になればいい」という考え方が強かったようです。それまで一度も目標を達成した経験がないという状況から、球団改革をスタートしたのです。
目標観客数を設定し、達成するためにはどのような一手を打つべきか。そうしたことを社員に考えさせるという経営的な側面を強化しました。経営数字を達成するためには、地域密着型経営を徹底するしかなかったのです。その結果、サービス産業生産性協議会の「ハイ・サービス日本300選」第2回受賞企業に選ばれるほどになりました。同賞はイノベーションや生産性向上に役立つ先進的な取り組みを行っている企業・団体を表彰するもので、同社は地域貢献のテーマで選ばれています。
以下、授賞理由を抜粋します。
(1):外からやってきた球団でなく、「地域に必要とされる球団でありたい」との願いから地域特性を生かした地域貢献へも積極的に取り組んでいる。
(2):球団はサービス業であり、集客ビジネスだという考えのもと、観客動員増につながる施策、ファンを増やす施策を次々に実施した。
(3):愛される球団を目指して、従来型の球団イベント「ファン感謝デー」などとは違った形で、顧客サービスに取り組んだ。
(4):来場のリピート率を高めるために、ロイヤリティーの高い顧客との関係づくりにも腐心している。
同社が行ってきた地域密着サービスには、「女性ファンを増やすための『ウーマンズフェスタ』」や「北海道各地の名物をフードイベントで販売」などが挙げられます。
地域密着サービスの一例
もともと、このような地域密着型のサービスを継続し、確実に北海道ファンを興奮させてきました。そして、“おらが町の球団”という意識醸成を図ってきたからこそ、日ハムのキーパーソンだった新庄さんをあらためて招聘したのです。選手時代の派手なパフォーマンスには、北海道民だけでなく全国の野球ファンが度肝を抜かれました。それが監督となった新たな姿を22年からは見られるのです。期待も高まるというものです。
また、日ハムは全球団でNo.1のSNS活用球団ともいわれています。選手もファンもInstagramなどを通じて日ハムを盛り上げる投稿を繰り返し、SNSによってファンになっていった人も多いとされています。ビッグボス就任のニュースが流れて以来、新規会員数が例年の8倍に増加しているそうです(球団関係者談)。新庄さん自身もTwitterでさまざまなことをつぶやき、それがまた拡散しています。早くもビッグボス効果が出ているといえそうです。
新球場のボールパーク構想
23年に北海道北広島市に開業する新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」は、メジャーリーグのスタジアムを参考にして作られる本格的なスタジアムになります。大林組と共に選ばれた米大手建築設計事務所のHKSは、メジャーリーグ・ミルウォーキー・ブリュワーズの本拠地「ミラーパーク」や、テキサス・レンジャーズが20年に完成オープンさせた新球場「グローブライフフィールド」などを手掛けています。今回、総事業費600億円という巨額投資をして新球場建設を進めています。このような巨額投資ができるのは、プロ野球球団一の財務体質があるからです。
HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE | 北海道ボールパーク(出所:hkdballpark.com)
同社の第18期決算公告(21年3月期)によれば、総資産98億円、利益剰余金89億円です。球界一の自己資本比率を誇ります。前期はさすがに赤字となったようですが、第15期は21.2億円、第16期は7.4億円、第17期は4.7億円の当期純利益をあげています。この健全経営をバックに、念願の新球場建設にチャレンジするのです。
新球場を中心に作られる「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE(北海道ボールパークFビレッジ)」の設立は、同社が理想とする球団づくりへの布石です。真の地域密着経営を新球場拠点に作り上げようとしているのです。
もともとの本拠地、札幌ドームは札幌市(厳密には札幌市の第三セクターである札幌ドーム)から年間9億円の賃料(金額は想定)で借りています。毎年固定でかかってくる賃料、賃料の値上げ要請、その他にかかる費用負担はかなり大きいものです。実は横浜DeNAやロッテ、楽天などもこうした状況を脱しようと、球場の運営権を握り、球団と球場の一体経営に動き、効果を出しています。日ハムも新球場建設によって自由に自社の判断で理想とするサービスを提供できるようになるのです。
ビッグボスと新球場。この2つがセットになって、日ハムの新戦略がスタートするのです。
同社が狙うのは世界一、宇宙一の球団づくり。そのためには誰にも予想がつかない発想でマネジメントする新庄さんが必要不可欠な存在だったわけです。
新庄さんはすでに、ファンがスタメンを決める試合や選手が監督になってスタメンを決めるオープン戦なども検討していると自身のTwitterに書き込んでいます。
野球界を超えたトレンドリーダーとして22年は新庄さんとプロ野球界に注目したいと思います。
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抜粋終わり
プロ野球が、変りだしている。
その一端でもある「新庄劇場第二弾」
それは
>プロ野球に対して、おじさんがビールを飲みながら見る“古いスポーツ”という印象を持つ人もいると思います。しかし、実際に球場に足を運ぶと、想像以上に子どもたちやZ世代の若者、そして女性ファンが多いことに気付きます。野球がおじさんのものだったのはもう昔の話。今は若者と女性が野球人気を支えているようです。
>実はプロ野球の入場者数(年間主催試合観客動員数)は増え続けていて、19年の年間入場者数は過去最多でした。セ・リーグは1486万7071人、パ・リーグは1166万9891人と両リーグ共に19年が過去最高の入場者数を記録しました。コロナの影響がなければ20年以降もさらに伸びていたはずです。
>つまり、プロ野球人気は今が過去最高であるともいえるのです。テレビに関しては、プロ野球中継が地上波では激減しています。巨人戦が全試合、地上波で放映されていた時代から比べると、人気コンテンツではなくなったような印象も受けます。視聴率が低下し、スポンサーもつきにくくなって放映回数も減っていったのですが、逆にリアルの観客動員数は増え続けているわけです。テレビの歌番組が減る一方で、ライブの動員数が増えているのと状況は似ています。
求めるものが、確実に「変わってきている」
歌番組は、減っても、歌だけならユーチューブでも間に合うし、もっとリアルに体験したいのなら、テレビよりもライブで、さらにそれでの知己も増える。
それと同じように。
あと「勝ち負け」が、長らく至高の目標だったのが、日本のプロ野球だった。
無論「勝敗」は大事だが、試合って「相手あってこそ」で勝ったり負けたりするし、それを楽しむのが「プロ野球」の楽しみの一つ。負けが無いと、楽しめないのだ。
またイチローも動画でも語っているけど、
https://www.huffingtonpost.jp/entry/orix-ichiro_jp_5e44d67bc5b61ef3adcf31f1
上記文抜粋
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働く人、特に会社勤めの人の中には、「自分と組織」の関係に悩む人も多いのではないだろうか。近年は「個の時代」と言われる一方で、「チームのために」働く、「チームが勝てばいい」と考えて働く人も少なくないだろう。
しかし、イチローは、その考えを真っ向から否定する。
「野球は団体競技ですが、個人競技でもある。個人で結果を残せなかったら終わり。だから、個があって集団があると考えるのが自然です」
さらに、プロとアマチュアの違いについて、イチローは「“プロは勝たなきゃ意味がない”と言う人がよくいますが、そんなのは詭弁だ」と断言する。
「たとえ10対0で負けている試合でも、ものすごいプレーを見せればお客さんは喜んでくれる。どんな状況でもファンを意識しプレーする、それがプロです。『俺はチームのためだけに』なんてさわやかに言っているヤツは、口だけの薄っぺらい人間か、個人では他と戦う能力がないかです」
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抜粋終わり
プロ野球って、プロなんですよね。
その「プレイ」を見てもらうのに金をとる。
たとえ負けても、「負けたけど、あのプレイ見れて、元は取れた」
て思われるのが「プロの野球選手」
それはイチローも新庄も共通している。
例えば、私は氷河期世代だが、「暗黒時代」の阪神の野球を、何度か甲子園で見たし、テレビでもたびたび見てた。
負けても、新庄のホームランや亀山・新庄の外野のスーパープレイを見れたら「まあ損はしてないよな」って感じだった。
一種の「勝利至上主義」が、プロ野球を汚染し衰亡させても来た。新しい「プレイ層」の少なさが、日本の野球の最大の問題だが、ちょうどこの記事が面白いことを書いている。
これとは反対に、今でも甲子園を目指して、児童虐待を繰り返すのが、日本の少年学生野球の実体。
もう、勝つために虐待してるのを、多くが体験して、それには耐え切れないのだ、日本人でも。
そういうのが、ぼちぼち現れだしているのかもしれない。
それが「経済」すら動かし始めている。
良いにつれ、悪しきにつけ、なんか動き始めているのだろう。
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