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よくわからんけど、面白いか。

上記文抜粋
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ロシアがドル保有ゼロに

【ロシア通貨、2カ月半ぶり高値 政府基金「ドル保有ゼロ」で】
 ロシアの通貨ルーブルが対ドルで約2カ月半ぶりの高値圏にある。3日の外国為替市場で一時1ドル=73ルーブル近辺をつけ、4日も73ルーブル台前半で推移した。ロシア政府が政府系ファンドのドル保有をゼロにすると発表し、ルーブル買い・ドル売りが一時勢いづいた。利上げ観測や原油高も上昇圧力につながっている。
 米ブルームバーグ通信によると、ロシア財務省は政府系ファンド「国民福祉基金」で保有する415億ドル(約4.6兆円)の残高をゼロにし、ユーロや人民元などに組み替えると明らかにした。ロシア政府は経済制裁への懸念からドル建て資産の保有を減らしており、その一環とみられる。
 発表後にルーブルは急上昇したが、その後は反落した。長い目ではロシア当局の「ドル離れ」は続く可能性が高いものの、今回の組み替えは政府や中央銀行など当局間で行われるため「市場への影響は中立的」(SMBC日興証券の秋本翔太氏)との見方が広がった。
 ルーブル高は利上げ観測が高まっていることも大きい。ロシアの中銀は2日のリポートで「年間インフレ率が5月に再び上昇に転じた」と指摘。4月にも利上げを実施しているが「今後の利上げ幅が従来の市場予想よりも大きくなる可能性が出てきた」(秋本氏)。
 ニューヨーク市場の原油先物価格が足元で2年7カ月ぶりの高値圏にあることも、資源国通貨ルーブルの追い風となっている。ルーブルは米国による制裁で3~4月に弱含んだが、6月に首脳会談が予定されていることもあり、米ロ関係の悪化懸念は和らいでいる。
(6月4日、日本経済新聞)


どうも中国にいるとロシア関係の情報が遅くなってしまうが、まぁ仕方ない。
ロシアは資源取引をルーブルにすれば良いだけ。中国は(民間銀行を通さない)デジタル人民元の導入でその貿易決済を賄う方向。

かつてのような「アメリカがドル使用を禁じ、西側の民間銀行を規制する経済制裁を行えば勝ち」という構図はすでに成り立たなくなっている。

特にデジタル人民元の導入は第三世界にとって、米ドルを盾に人権やら民主主義やら小うるさい要求が多いアメリカからの独立を可能とする良い機会となる。人民元に限らず、各国がデジタル通貨を発行すれば、ドルも民間銀行もその存在意義を大きく低下させることになるだろう。

1980年代、東欧諸国の大半が西側銀行から上限枠を超える借金をして首が回らなくなって、倒壊を待つ他無かったことを考えれば、隔世の感がある。まさに盛者必衰の理であろう。

20世紀型の世界秩序しか知らず、21世紀を知ろうとしない日本人のアタマはすでに過去の遺物と化している。
デジタル通貨の意味するところも理解できないものには、21世紀の世界を理解ことすらできないに違いない。

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抜粋終わり


面白くなってきた。


「ドルなくても大丈夫」

てロシア。

面白い。


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