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今のセレブや指導者たちが信頼されない理由。


 将帥は、おのれの能力を鼻にかけて増長してはならない。
増長すれば、それがおのずと態度にあらわれて、人に礼を失う。
礼を失えば、人心の離反を招き、部下を心服させることができなくなる。

 将帥はまたケチケチして、賞を出しおしみしてはならない。
賞を出しおしみをすれば、部下は命を投げ出そうとしなくなり、そうなれば、せっかくの軍事行動も所期の目的を達することができなくなるし、ひいては国土を敵に侵略されることにもなりかねない。

 孔子もこう語っている。
「たとえ周公ほどの並びない才能に恵まれていても、そのために増長したり、またそれを人のために出しおしむとすれば、ほかにどんな美点があっても評価するに値しない」

能力主義ていうかメルトクラシーの末路は、「出来たやつが、出来なかった奴を馬鹿にする」ってことです。


 こうした低い価値観に踊らされて努力し成功を収めたとしても、“能力主義的な競争に勝った人たちは、負けた6割~8割の人を馬鹿にする(30分)”ようになると伊藤貫氏は話しています。

もう、それは「終わり」です。

いくら勉強ができていい大学出ても、仕事の処理がすごくて大企業の社員や役員でも、総合的にみたら「無能で役立たずで、有害なだけ」の人間が、セレブだの指導者だの。
普通に、社会が終わり死滅します。


今の社会はメルトクラシーなので、当然「ほかにどんな美点があっても評価するに値しない」ばかりが、セレブだの指導者だの言われます。

ゴミや屑を「セレブ」とか言っているのですから、まあ社会がゴミで屑だらけのゴミ捨て場になりますは。




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