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【趣味】僕を形成したマンガ5選

最近マンガを読んでいないなあと思う。

学生時代は、今ほどサブスクやYouTubeが発達していなかったから、娯楽の一つ、趣味の一つとして大きな部分を占めていた。

一方、今まで読んできたマンガたちは、少なからず僕の語彙や考え方、ひいては人生に影響を与えている。久しぶりにそんなマンガたちに思いを馳せてみようと思う。

鋼の錬金術師

僕のバイブル。少年漫画らしい熱い展開、魅力的なキャラクター、荒川先生の輝いてやまないギャグシーン、無駄のないストーリーと、最終話の大団円。どこをとっても素晴らしい作品。

等価交換の法則も大きな学びなのですが、「女性を敵にしてはいけない」というのもハガレンから得た思想。ハガレンの強い女たちの影響かもしれない。ウィンリィ、イズミ、オリヴィエ、ホークアイ、ピナコ・・・ね?強いでしょう?

キャラクターでは、キング・ブラッドレイ(あえてラースとは言わない)が今でも大好き。
「妻だけは自分で選んだ」は名言。「憤怒」が、愚かなくせに思い通りにならない人間への憤怒だけでなく、父上に敷かれたレールの上の人生や自分への憤怒というのが痺れる。しかも最期は、怒りという不満から湧く感情を冠するホムンクルスなのに、「満足」して逝くというね…。

ちなみに僕が敬愛してやまないロックバンド・ポルノグラフィティとの出会いも、ハガレンのアニメ(1期)がきっかけである。

BLEACH

僕の語彙を形成しているマンガ。何といってもキャラクターの魅力が大きいのに加え、久保師匠のセンスに脱帽するばかり。

俗に巻頭詩と呼ばれる単行本のポエム、鬼道の詠唱、斬魄刀の解号・名前に、語呂のいいセリフ、そして声に出して読みたいキャラクターの名前。ボケっと生きていても遭遇することのないワードセンスが詰まった広辞苑的存在。そして久保先生の絵も好き。

難読漢字が読めるのはBLEACHのおかげ。「馘大蛇」「疋殺地蔵」「肉雫唼」「空座町」「獄頤鳴鳴」。

好きなキャラは無数にいるが、死神なら京楽、卯ノ花、吉良、破面ならスターク、クールホーン、ドルドーニ、滅却師なら蒼都が好き。斬魄刀が使えるならギンの「神槍」がいいかな。13kmや。吉良の「侘助」も好き。

誰しもオリジナルの斬魄刀を考えたり、「破道の九十・黒棺」を完全詠唱したり、「卍!解!」と叫んだりして遊んだことだろう。僕のいにしえのノートには、無数のオリジナル斬魄刀が掲載されていた。少年の心。

ちなみに我が敬愛するロックバンド・ポルノグラフィティが、映画とアニメで2度、主題歌を担当していることも、重要。

金色のガッシュ!

何回も泣いた作品。魔物はパートナーとの絆なしに戦えないという設定が熱い。魔物とパートナーの別れのシーンは、どのキャラも涙なしには読めない。キャラクターでは、ウマゴン、アース、リーヤ、が好きでした。

幼い頃の僕は、呪文の法則性を解き明かそうと躍起になっていた。「ガンズ」は乱れ撃ち系の攻撃、「〇シルド」は防御、「○○ルク」は強化系、とか。法則はともかく、全部、なんか語呂がいいんですよね。

最近続編が出ているそうなのですが、僕は続編が苦手な傾向にあるのでまだ手を出していません。キレイに終わったものは終わったままにしておきたいタイプでして。

D-Grayman

アニメからハマったマンガ。世界観に魅了され、すぐ全巻買った。絵がダークで美しく、週刊誌で連載しているのが信じられないクオリティだった。休載を経るごとに絵柄の変化があり、最近はやや少女漫画っぽくなっている気がするけれども、謎が謎を呼ぶ世界は相変わらず秀逸。世が世なら世間を席巻していたであろうマンガだと思っている。

敵が強すぎるのが本当に絶望としか言いようがなく、30巻近くあるのに、敵の幹部ポジションであるノアの一族を一人しか倒せていない。一方の味方はもう何人退場したことか…。ハッピーエンドが訪れない気がするマンガ第一位(僕調べ)。

推しはクロウリー。孤城の吸血鬼編はマンガ史に残る名編である。AKUMA・エリアーデとのストーリーは、ホンマに少年漫画か?と疑うレベルで美しい。もはや戯曲。方舟でのジャスデビとの闘いも熱かった。

今は週刊誌から季刊誌に移籍して連載中だが、休載が重なり、ストーリーが中々進まないのが残念。

僕のヒーローアカデミア

唯一今も追っかけているマンガ。単行本派なので、3カ月に1回ドキドキの展開でハラハラしている。最近展開が絶望的すぎて涙が止まらない。かっちゃん…。ストーリーもさることながら、キャラクターが魅力的。そして僕は堀越先生の絵が好きである。

ちなみに僕の推しは尾白くん。「普通」であることに悩まされている感じ、めちゃくちゃ好き。もっと出番を!でも、ミルコみたいなぶっ飛んだキャラも好きです。
主人公のデクとオールマイトは特例として、基本的にそれぞれの個性に得意不得意がはっきりしていて、めちゃ強キャラが無双するのではなく、カバーしながら戦うのが熱い。

アニメも人気で、我が敬愛するロックバンド・ポルノグラフィティが初代主題歌を担当したことは声を大にして言いたい。


まとめ

全部バトル漫画になってしまいました。他にもいろいろ読んでいるのですが、少年の僕に影響を与えたという意味ではこの5作。

5作ともアニメ化している作品ですが、当時よりも最近の方がアニメ化するタイミングが早くなっている気がします。本屋に行っても、5~6巻くらいで「祝!アニメ化!」というポップがついている気がする。アニメ化を前提にしたビジネスになってしまっているのかな。マンガはマンガで楽しめる部分も忘れたくない(この意味ではこの秋にやったBLEACH千年血戦編は大変良かった)。

活字の本もいいですが、マンガも人生のエッセンスになりますよ。

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