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オリンピックの裏側で。フットバッグの世界大会が開催されているのでみんなに知ってほしい。

こんにちは。プロフットバッグプレイヤーの石田太志です。

僕は18年フットバッグというスポーツをやっています。

その前はサッカーを12年。

あっという間にフットバッグ歴がサッカー歴を超えてしまいました。

そんな魅力的なフットバッグの世界大会が先日行われた東京オリンピック、パラリンピックの裏側で始まっています。

というよりはもう結果発表を待つのみ。

しかも昨年に引き続きオンラインでの開催となりました。

今のご時世だと中々集まって開催というのも難しいですよね。

本来であればコロンビアで世界大会は開催予定で通常であれば1週間ほどの大会期間ですが、オンライン開催により約1ヶ月間開催されています。

そもそもフットバッグとは直径5cmほどのお手玉のようなボールを主に足を使って様々な技を繰り出すスポーツです。

文章で説明しても中々伝わらないと思いますのでnoteの醍醐味でもあるGIFでパッと下の動画をご覧になってみてください!

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GIFだとカクカクで速すぎるかも。

お時間のある方はYouTubeでもご覧になってみてください。

技の種類は約2000種類程あり、世界大会は種目がいくつか分かれているのですが、僕自身は30秒間高難易度の技を出し続けてポイントを稼ぐ「シュレッド30」という種目とフィギュアスケートのように音楽に合わせて2分間演技を行う「シングルルーチン」という種目に出場しています。

予選が終了して無事に今年も決勝の10人に残る事ができました!

オンラインでの世界大会は自分でパフォーマンス映像を撮影して協会に提出するというとてもシンプルなものになっています。

ただ、ルールなどのシステムはしっかりしていて、過去の動画が提出されないよう、各ラウンド毎に「キーコード」というのを設けられていて、要はキーワードを動画内に編集でなく実際の現場で表示をしておかないと提出しても認められない仕組みとなっています。

先程の動画の「CLIPPER」と書かれているのがそれですね。

そのほかにももちろん様々なルールがあるのですが、基本的には自分のベストパフォーマンスが出せるまで何度でも撮り直す事が可能です。

無事に納得のいくパフォーマンス映像を収められて期限内に提出すれば完了。

撮り直しが可能と考えると「結構ラクなんじゃないか」と最初は思っていました。

ただこれはとんでもなかったです。

むしろ早くオフラインでのリアルな世界大会をやりたい!

というのもこの撮り直しが可能な事で通常の世界大会での攻め方よりも自分の実力をいかに客観的に見つめられるかというのが重要となってきます。

これを見誤って実力よりも背伸びした演技の構成にすると何度も失敗してしまって撮り直す事で疲弊していきます。

しかも撮り直しが可能な反面、ウォーミングアップをして自分がベストな身体の状態でパフォーマンスができるのは20分くらい。

その20分を全力で取り組むのでその後は疲労でパフォーマンスがどんどん低下していき、結果動画に収められないという事が続きます。

では、安全に動画にちゃんと収められるように技のレベルを少し下げた構成にするとライバル達に劣ってしまい、結果勝てなくなってしまうのではないかという葛藤にも襲われます。

こういった悶々とした日々を1ヶ月間続けていくわけです。

だからこそベストパフォーマンスを撮れた時はちゃんとカメラが回ってるか確認しにいって間違って消してしまわないようにすぐにプロテクトします。

無事に動画に収められた時の安堵感と達成感はたまらないです。

またリアルな大会で味わう感覚とは違ってきますね。

そしてこの世界大会の結果発表がいよいよ9月4日23:00からYouTubeでライブ配信されます。

こちらのリンクからいけるようです。(9月2日現在はYouTubeのリンクにはまだいけない)

そして先日世界大会のPVも公開されました。

中盤で僕も出てきます。

登場シーンとか拘ったのでネタバレしてしまっていますが笑

フットバッグは日本ではまだまだ知られていません。

ぜひこういった機会にフットバッグの世界を覗いてもらってやってみたい方はぜひ始めてみると良いと思います。

それでは9月4日の世界大会の結果発表を待ちます。


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