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【面接】逆質問は会社を見ることができる良い機会


今年から就活を始めた友人から、こんな質問をもらいました。


「面接でさ、最後の『何か質問ありますか?』ってあるじゃん?あれ何聞けばいいの?「何か聞かないと...」とは思うんだけど、なかなか毎回出てこなくてさあ...」


いわゆる逆質問ってやつです。早速、模範解答をGoogleで調べてみました。



なんだかそれっぽいものが大量にあります...。

試しに中身を...



なるほど、ひと言でいうと逆質問は「自己PR」の機会だと。


確かに最後まで自己PRをしてもいいとは思うのですが、それまで30分とか1時間いろいろと見てもらっていて、もしかして途中で「次に進んでもらおう」と思われているかもしれないのに最後まで加点を狙うのは果たしてどうなのかと。それよりも、もっとこの先に繋がるかもしれない質問をするべきじゃないかと僕は思います。


数えてみて驚きでしたが、夏のインターン選考を合わせれば30回以上、1:1の面接をしました。その中で色々と毎回最後の質問を考えては聞いて「もっと良い質問があるな」を繰り返していました。質問をするという先には「こういうことが確認したい」という目的があるはずです。ただ漠然とインターネットに載っている「これ言っときゃいいよ」を鵜呑みにして質問すると「なんでそれを聞きたいの?」と返された時に詰みます。というよりも、自分の行く会社が決まるかもしれない面接でそんなテキトーな判断はちょっと勿体無いなと僕は思います。


何度か試行錯誤を繰り返して僕がたどり着いた質問が1つあります。それは、


「どうして、〇〇さん(面接官)はこの会社で○○年間、仕事を続けてこれたのでしょうか?」


というものです。この質問で何が分かるかというと、面接官の人がどんな価値観なのか、働く原動力は何なのかが分かります。返ってきた答えに自分が素直に共感することができれば、自分がこの会社に入っても納得して働くことができるのではないでしょうか。僕は、自分の企業選びの軸と質問の返答を毎回照らし合わせていました。面接官のほとんどが、その会社の中で選ばれた人、いわゆる『活躍している人・信頼を置かれている人』が担当しています。その人たちの考え方に『共感できない・尊敬できない = 自分という人間はその会社に合わない可能性が高い』のではないでしょうか。これは極論かもしれませんが、僕は概ね合っているのではないかと思います。とにかく何人もの面接官にこの質問をし、自分が共感できる答えが返ってき続けた企業に行くことを勧めます。


自分が入ろうと思っている企業に「選ばれる」ように動くのではなく、自分からも「選ぶ」という姿勢が就活では重要だと思っています。好まれるように、求める人材像になろうとしてもすぐバレますし(相手は人を見るプロです)、それでうまく内定を貰ったとしても心から喜ぶことは難しいのではないでしょうか。上記の質問以外にも、本気で入りたい企業がある人は特にその会社について自分が気になる部分はどんどん聞いていけばいいと思います。特に企業の抱える課題については実際に入社した後に自分のぶつかる壁にもなります。そこについて理解して入るか、そうじゃないかで入社後に自分がとる姿勢も変わるのではないでしょうか。


というわけで、今回は面接における逆質問について書きました。これからもよく貰う質問については随時書いていきたいなと思います。


おしまい。

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