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トルコの首都アンカラ - イスタンブールからバス移動
イスタンブールを後にして、トルコの首都アンカラに向うことにしよう。
本当はパムッカレに行こうかと思っていたのだが、このまま東に進路を取ろうと思うとアンカラがちょうどよい中継地点に思えたのだ。
アンカラはよく「通過の町」と言われているようで、旅行者にはあまり人気のない場所のようだが、ただただ街を散策するスタイルが好きな自分にとってはまぁ良いのではないかとも思った。
バスでアンカラへ
トルコではバス移動が主流であり、アンカラへはバスで行くことにした。(電車で行くという選択肢もあるらしい)
チケットはobiletというサイトで比較して事前に入手。ほとんどの会社の運行情報と値段が一覧になって出てくるから比較しやすい。
現地で値段を聞いて比較しながら購入する旅人もいると言うが、バスターミナルにはかなりの数のバス会社があって一つずつ話を聞くのを考えただけでもめんどくさくて自分にはできないなと思ってしまった…
宿泊していた場所からはメトロに乗ってバスターミナルまで移動する。
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バスターミナルに着いて、地図を見たりしながらバス会社がどこにあるか確認していると、何人かが善意で声をかけてくれるではないか。すでにチケット取ってるから変な勧誘になびく心配もないため、ありがたくバス会社の場所を教えてもらう。
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バスは11時発で、7時間程度の乗車時間になる。トルコのバスでは水が無料でもらえるからありがたい。
前日のシーシャの影響がまだ残っていたのかほとんどを寝て過ごしてアンカラに到着する。
アンカラのバスターミナルは到着した建物から1階上に上がったところからメトロに乗れるようだ。メトロ=地下鉄というイメージがやはり強かったので、早めに警備員の人に確認して良かった。
メトロはクレジットカードで乗車できる。18トルコリラ(2023年12月時点)。メトロを降りてからはアンカラの繁華街的なところを歩きながら、本日の宿に辿り着くのだった。
アンカラ散策
アンカラは何もないということであったが、大きな見どころとしてはトルコ建国の父ムスタファ・ケマル・アタテュルクが眠るアタテュルク廟と、旧市街の街並みが残る城壁とのこと。
少し距離があったのでバスで行こうかとも思ったが、どうも乗り継ぎが悪かったりどちらにしてもけっこう歩かなければならないこともあったので、全体的に徒歩で回ることにした。
という判断が間違いだったかもしれない。そもそも距離があることに加えて、トルコはイスタンブールもそうだったが坂道がとにかく多い。疲れる。最初は意気揚々と歩いていたが、最後の方はあまり散策する気も無くなってしまっていた。
何はともあれまずはアタテュルク廟に向かう。テクテクテクと歩くこと1時間程度でそれらしき場所に到達。
荷物チェックをし中に入ると、その様式と建物は思った以上に壮大であり、多くの小学生と思われるトルコ人たちも見学に来ているようだった。
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これだけで、ムスタファ・ケマルが今も国民に愛されているんだなということが分かる。
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また、驚いたのは1時間に1回鳴り響く音楽が流れ始めると、みんな微動だにしなくなることだ。ケマル・アタテュルクへの敬意だったり追悼だったりを表しているのだろう。(警備兵の交代なのかも)
大勢の人間がフラッシュモブのように停止し、音楽が停止すると共にまた動き出す様はなかなかの光景である。
音楽がなり始めた時丁度柱の影にいたので、失礼にならないように注意しつつ動画に収めることができた。
併設されている博物館もなかなか見応えがある。第一次世界大戦後からの独立への現トルコ建国への歴史や、ムスタファ・ケマルの私物などが豪華に展示されている。入場料も無料。
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人形とか立体模型で戦争の前線の様子を展示しているブースがあったが、ちゃんと息絶えた人がいっぱいいた。日本の博物館でもそういう展示を見たことがあったけど、ここまで死人をしっかりと置いてはいなかったように思う。こうやって犠牲の上に今の世界があるんだなぁ…
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アタテュルク廟を後にして、そのまま徒歩で旧市街方面へと向う。アップダウンが厳しい。旧市街自体も坂道が多くて、なんだったら着いた頃には散策する気力はほとんど無くなってしまっていた。
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とりあえず、今行ける範囲で一番上の方までは登った。快晴出なかったのが惜しいが、市内を一望できるここは行くべき価値がある場所だろう。全てを徒歩で回ろうと思うと私のように感動とか感じる元気がなくなる。
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そういえば、宿の近くには巨大なモスクがあった。
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人も少なく建物も美しいので、なんだったらイスタンブールのブルーモスクよりも好きな感じだった。
中はよくわからないけど工事のようなものをしていたので、そこだけがちょっと残念。
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あとがき
通過の街アンカラは、観光地感が少なくてなんだったらイスタンブールよりも好きかもしれない。何度も書くが、唯一の失敗は一日で全てを休み無く徒歩で回ろうとしたこと。
休み休み、時には公共交通機関を使って散策をすれば、ムスタファ・ケマルの偉大さも壮観な市内ビューも賑わう繁華街も楽しめる街だと思う。
次の記事になるカッパドキアも含めたトルコ3都市の個人記録用動画も掲載。(見る必要はございません笑)
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