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【アルゼンチン】サルタ(アスンシオンからバス移動) - ツアーなんて嫌いだ

アスンシオンからは更に西に向かう。
有名な中継地点であるサルタに向かおう。
ここはアルゼンチン第二のワイン生産地であり、アンデスの民族文化が強く残っている場所でもあるらしい。
アンデスの自然が生み出す景観も見事ということらしい。


アスンシオンからバスでサルタへ

アスンシオンからサルタに移動するルートはいくつかあるらしいが、今回はアスンシオン→クロリンダ→サルタという順番に進むことにした。
アスンシオンからクロリンダはローカルバスで移動。そこからサルタへは長距離バスで移動。

まずはアスンシオン市内からクロリンダまで移動だ。
バスの乗り場はメルカド4のほぼ入口らしい。ここにはバス停とかは無いが、バスを待っている人がいるのでなんとなくわかる。
ここから、Puerto Elsaという文字が書いてあるバスに乗り込む。確か路線バス番号は101Aとかだった気がする。
バスは少なくとも30分に一回は気ていたと思う。(前日に少し張り込んで下調べしていた)

バスは進んでいき、橋を通ったところでお金の徴収に来る。事前情報は6,000グアラニーと聞いていた。
少し古い情報だったので値上がりしてたとして7,000グアラニーかなと思い用意しておいた。

徴収しに来た男に「いくら」と聞いてみるが、なんか答えてくれない。スペイン語が悪いのかと思い指折りで数を確認してみるが無視。
それどころがバックパックを指さしてくる。大抵こういうときはでかい荷物分の料金も払えと言ってくる場合である。
めんどくさいから手に持っていた7000グアラニーを見せたら全部とられた。
ということで正確な値段はわからなかったけど、200円しないくらいで2時間のローカルバスに乗り国境手前まで到着。

バスの終着地

そこからは、マーケットになっているところを通り抜け、入口の激しくわかりにくい橋を徒歩で渡りアルゼンチン側へ。
渡りきると目の前にイミグレの建物があるので、出国と入国をする。窓口が隣り合っているので順番にやっていけば良かった。

こんなマーケットを通って国境の橋へ

さて、アルゼンチンに入国したので現金がほしい。ここからサルタまでのバスチケットはネットで予約できるのだが、大抵直接現金で支払った方が安いのでまだ買っていなかったのだ。
ということで市内にある銀行へと向かう。

鬼のような長い行列が目に入る。なんだこれ。この寂れた街の人口全員いるんじゃないかてくらいいる。
なんかこの国は公共料金の払込とかそういうのをすべてATMでやっているみたいだ。

これでも進んだ方

バスの出発までは時間があるし仕方がないので並ぶ。1時間並ぶ。
ようやく私の番がやって来てキャッシングしようと思って画面操作していると、目を疑う表示が出てきた。

最大の引き下ろせる額が4000ペソだと… 日本円で数百円。
おそらくこの街には現在現金が足りていない。こんなはした金おろしたところで意味はない。
とはいえ、表示ミスかもしれない。こっちは小数点の表記がカンマだったりピリオドだったりわかりにくいもんね。
と思って200000ペソが出てくることを期待して2000のボタンを押してみた。きっちり2,000ペソ出てきた。300円くらい。
ただただATM使用料が無駄にかかってしまった。

まぁもう仕方がない。バスのチケットはカードでも買えるだろういうことで、VIA TAC社というバス会社まで向かう。
着いてみると、ここにも人がたくさん。この会社は荷物の運搬もやっているみたいで、その受取とか依頼とかで長蛇の列ができていたのだ。

この列に並んでいたら多分バスに間に合わない。乗れないのは避けたいと考え、その場でネットで高いチケットを購入。10,000円くらいしたよ…
まぁなんとかeチケットが発行されたのでそれで乗り込むことができた。
現地で買ったら安いのかは不明。

乗り込んでしまえば快適なバスで、サルタまで直行。
でも、アルゼンチンは荷物検査が厳しくて、道の至る所で検問があり荷物検査とかが行われているらしい。
私のバックパックも中身が漁られた形跡があった。カメラとかは無くなっていなかったけど、ソムリエナイフが無くなっていた。
この旅で一番無くなる。

カファジャテ渓谷ツアー

さて、サルタ近郊ではいくつか有名な観光スポットがある。サルタから南にいったカファジャテ渓谷、北に行ったサリーナグランデスや14色の山オルノカルといったところだろうか。
塩湖はウユニへ、カラフルな山はこれからも見る機会もあるかなということで、カファジャテ渓谷のツアーを申し込むことにした。

いくつか旅行代理店の話を聞いてみたら、どうやら1日ツアーが2000円台で行けるらしい。
翌日のツアーを申し込んだ。

翌日、ミニバンが迎えに来た。2×1の座席で通路が間にあり、一番うしろの座席だけ4人席。
私が最後のピックアップだったようで、一番うしろの真ん中の席しか空いていない。
その両脇にはおそらくそれぞれが同い年くらいだろうと思われる女子。
嫌な感じがしながら空いている席がそこしかないので座る。

ツアーで何度か乗り降りをしているうちにわかる。こいつら友達やん。一緒にツアー来てるやつらやん。
なんで離れて座ってんの?? 隣に座れよ。俺を間に挟むなよ。その状態で俺をまたいで話すなよ。
こちとら景色みたいんだよ。なんで両方の窓塞いでるんだよ。その割にずっと寝てやがるしよ。

景観スポットから戻ってきたときに、まだ彼女たちが戻ってきていなかったので一度窓側の席に座ってみた。そうすれば2×1の2の方に彼女たち入れるし。
その時は何も言うこと無く2の方に彼女たちは座っていった。そっちのほうがナチュラルに居心地良いだろ。アホなの?と思いながら安堵。

ただ、次の景観地で私が先に降り、先に車に戻ってくると、ご丁寧に1の方にも荷物が置かれて席を盗られないようにしてやがった。
クソだな。
めでたくまた私が一番後ろ4人席の通路に面した席に座ることになった。彼女たちが乗り込むたびに右に左に体を動かし彼女たちが席に座れるように配慮する。
クソティーン女たちのせいで何一つツアーが楽しめなかった。
こういうことがあるしなるべくツアーには参加したくないのだ。

渓谷
ここのワインが美味しくないのか
はたまた私がもうワインを美味しく飲めなくなってしまったのか

サルタ散策

そんなこんなで翌日はサルタ市内を散策。と言っても市内に見どころが多いわけではなので大部分ただぶらぶらしていた。
この日の深夜発のバスが現金のみと言われたのでATMキャッシングをしようとしたが、アルゼンチンショック再びでATMに現金がないとか少額しか引き下ろせないとかそんなATMばっかり。
かなり歩き回った末、現金が出る場所を見つけた。「ここのATMは現金あるの?」と聞かれたりしたので、みんな困ってるんだろうな。

あとはMAAMという博物館も入ってみた。ここは写真撮影禁止なのだが、ミイラが見れる。
古代インカの生贄の儀式カパコチャで生き埋めにされたミイラで、今動いてもおかしくないというくらいに状態が良い。
少しぞっとしながら15分くらい眺めてしまった。

カバンの並べ方に美を感じる

あとがき

なるべく今後はツアーには参加したくなくなった。

結構美味しかったサルタビール


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