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42Tokyo•Piscineについて

こんばんは、名古屋大学4年の市川です。

・このnoteはこんな人にオススメです

・42tokyoについて興味がある
・エンジニアを目指しているけど技術不足を感じる
・プログラミング未経験からのエンジニア志望

このnoteでは謎に包まれた42Tokyoと呼ばれるエンジニア養成機関とその入学試験について共有していきます。
エンジニアを目指している人は42Tokyoを知っておいて損はないです。

目次は以下の通りです。

42Tokyo ・ 「42」について

42Tokyoはフランス発のエンジニア養成機関「42」の東京校です。
2013年に「42」第1校目となる42Parisがフランスに開校されてから、
ベルギー、モロッコ、スペイン、カナダなど12ヵ国に校舎が作られています。42Tokyoは2020年4月に13ヵ国目の校舎として誕生しました。

「42」の特徴は以下の3つです。

・世界標準のプログラミング技術が無料
・1ヶ月に及ぶ入学試験
・学習方法として「ピアラーニング」方式を採用

「42」の「誰もが平等に挑戦できる」教育機会の提供という理念の下、全ての42校舎では、学費を払うことなくプログラミングを学ぶことができます。42Tokyoでは、Microsoft、 AWS、メルカリ、Softbank、 DMMなど様々な大企業がスポンサーになっていることからその本気度が伺えます。

「42」への入学には入学試験「Piscine」の合格が必須です。
Piscineは約1ヶ月間にわたって行われる試験となっています。
詳細は下の章で述べますが、ざっくりいうと、1ヶ月間プログラミングをし続ける大変な試験です。

「42」は学習方法として「ピアラーニング」方式を採用しています。
ピアラーニングの定義は以下のようになっています。

「ピア・ラーニング」とは、学習者同士が互いに協力しながら学び合う学習手法のことをいいます。 --引用元:日本の人事部

「42」では、流行の「アクティブ・ラーニング」を取り入れた最先端の学習が行えます。

Piscineについて

僕は2021年2月15日から2021年3月12日にかけて実施されたPiscineに参加していました。事前に調べたことや実際に参加してわかったことを以下に書いていきます。

42Tokyoへの入学には入学試験「Piscine」の合格が必須ですが、
Piscineを受験するためにはまずWebテストに合格する必要があります。

合格までの流れ
webテスト → Piscine → 入学

Webテストは高校入試や大学入試のような固い試験ではなく、
パズルを解くような試験です。主に思考力と記憶力が問われます。
Webテストに合格するとPiscineへの参加資格が得られます。参加資格はある程度の期間有効なので、Piscineをすぐに受ける必要はないです。
Webテスト、Piscineは再受験が行えないので注意が必要です。

PiscineではC言語を使ってプログラミング課題をひたすら解きます。本来であれば六本木にある42Tokyoに集められて実施されるのですが、僕が参加したPiscineはオンライン開催であったことから、受験生用のdiscordサーバーを用いて、リモートで行われました。
Piscineの特徴は以下の3つです。

・課題の量が膨大
・期間が1ヶ月間でフルコミットすることが大前提
・参加者同士で相談しながら進めることが大前提

Piscineの採点基準については後に述べますが、課題を全て解いたから受かるわけではありません。しかしながらその膨大さゆえに、1ヶ月間で7, 8割解こうとしても、ある程度のコミット量が必要になります。僕の場合は平均すると1日5時間以上、1ヶ月で150時間以上は課題に費やしました。

課題の難易度はatcoder換算でABC問題のA~C問題ほどでした。プログラミング経験者からすると少し物足りなく感じるかもしれません。

「42」では、本科だけでなくPiscineでも「ピアラーニング」方式が採用されています。受験者同士で教え合わなければ課題を進められないような構成になっているので、「ピアラーニング」に適している人のみが課題を進めることができます。

プログラミング未経験者でも他の受験者から知識を得ることで独学とは比べ物にならないほど成長できる可能性があります。実際に、プログラミング未経験者でありながら、経験者勢と肩並べてた人もたくさんいました。

Piscineの採点基準

Piscineの採点基準は全く公表されておらず、入学された方たちも一切知らないということでした。噂では課題を全て解いた人でも合格できなかった方もいるそうです。推測ですがプログラミング能力ではなく「ピアラーニング」に適した人が合格するのではないかと思います。

まとめ

・42Tokyo・「42」とは
・入学試験「Piscine」の概要

の2点について書きました。


ステップアップを目指す方や、エンジニア未経験者の方でも「ピアラーニング」さえできれば合格するチャンスがある「Piscine」

是非トライしてみてください。

こちらのnoteに実際にPiscineを受けた体験談を載せておくので合わせて確認してください

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