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「勉強ができる」の本当の意味

この記事は「勉強ができない」と悩む中高生(特に理科系)を対象とした記事です。
「勉強ができる」とはどういう意味なのかについて書いていきます。

背景

私は大学入学後からの4年間、個別指導塾でバイトをしていました。その中で「勉強ができる」人と「勉強ができない」人の両方を指導をしています。
「勉強ができる」人と「勉強ができない」人の違いから見つけた「勉強ができる」の意味を今回は書いていこうと思います。

結論

先に結論から述べると、
「勉強ができる」とは
「教科書を丁寧に読んで、内容が理解ができる」ということです。
「教科書を丁寧に読んで」「内容が理解ができる」に分けて、「教科書を読んで理解ができる」を説明していきます。

「教科書を丁寧に読んで」はただ教科書を読むだけでなく、読む中でわからない箇所が出てきたら必ず戻って学び直すという意味を含んでいます。
「内容が理解ができる」は吸収した知識を組み立てて、他人に説明できるようになることを意味しています。他人が「なるほど!」と思えるレベルで自分が説明できることが大切です。

理由

「教科書を丁寧に読んで、内容が理解ができる」以外にも、「学校のテストで100点取れる」や「模試で100点取れる」が「勉強ができる」基準として考えられます。

ただ、学校のテストで高得点を取れても模試で点が取れない人やその逆を私は塾講師をする中で見てきました。これは学校のテストや模試は実力が伴ってなくても直前の詰め込み(解放の暗記)によって点数が大きく変わってくるからです。以上のことから学校のテストや模試を「勉強ができる」基準とするのは不適切であると言えます。

一方、「教科書を丁寧に読んで、内容が理解ができる」か否かは純粋に実力を図れるとても良い基準と言えます。それは他人に何かを説明し、納得してもらうためには、説明したい事柄を正しく掴んでいなければいけないからです。

終わりに

「勉強ができない」と悩む中高生には、ゴールを「教科書を丁寧に読んで、内容が理解ができる」に設定した上で、勉強に取り組んでほしい。

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