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『なんか楽しそう』という理由だけで決めたインター幼稚園入園、その後①


前回noteを書いてから1ヶ月以上が経った・・・。早い。

色んな迷い不安、そしてワクワクもあったこの1ヶ月。
息子の成長記録を書き留めておこうと思う。

英語も中国語もわからない中でインター幼稚園に通い始めてもうすぐ2ヶ月。
結論から言うと、

息子の日々の成長は感動、感激。

あぁ、こうやって人は成長していくんだ、壁を乗り越えていくんだ、
言葉を覚えていくんだ・・・

こんな奇跡を毎日見れるなんて、本当にありがたい・・・
と胸いっぱいな毎日であります(現在進行中)。

もちろん、
楽しい!!!!最高!!!だけな毎日ではなく、

頑張って、疲れて、どうしたらいいか考えて、また頑張って・・・
小さな楽しみを見つけながら、それはそれは一生懸命に毎日通っている。

もうね、“一生懸命“・“奮闘“、とは彼のためにある言葉だと思わずにはいられないくらい
毎日頑張っていて、私もなんとか彼の毎日が楽しい!でいっぱいになるように試行錯誤しながらサポートをしてみている。

本来おしゃべりが好きな息子は、幼稚園の友達、先生とも他愛のない話をしたい。
でも英語も中国語もわからないからそれができない。

通い始めて2、3週間経った頃、そんな悩みを口にした。
そしてついに「幼稚園を休みたい」というワードを放った。

「先生、寒いのにいつもTシャツだね!!!」とか、
「池の鯉は元気かな?ちょっと見てみたいよ」とか。

そういう、なんてことのない会話がしたいんだ、でもできないんだ!と強く主張してきた。

分かる。もう、死ぬほど分かるよ、その気持ち。
そういう小さなコミュニケーションが相手との距離を縮めてくれるもんね。
分かるよ。私も分かる。ほんとーーーーーに分かる。
でも、それがすぐにはできるようにならないんだよね。それも分かる。それが現実。

すこし迷ったけれど、
“今日は幼稚園お休みしてもいい“、と息子に伝えた。
どうしたらKの悩みが軽くなるか、今日は家で一緒に考えよう、と提案した。

そして息子と話し合って、私達は小さなカードを作ってみることにした。

【Let’s play with LEGO!!(レゴで一緒に遊ぼう!)】
【Of course I won’t take a nap today!!(もちろん今日もお昼寝はしないよ!)】

とか、こんな感じのを10枚弱。
普段言いたくても言えないこと、これが言えたらなぁってことを息子に聞きながら。

もし言えたとしても、相手が言い返してきた言葉がわからない。
と息子は言った。

そうだね。
それはそうなんだけど、まずできることをやろう!
そうしないと何もできるようにはならないから!と一緒にカラフルなペンでカードを何枚も作った。

リュックに入れておいて、言いたいけど言えないことがあればこのカードを出す。
そしたら先生やクラスメイトがきっと助けてくれるよ、わかってくれる。

使わなくてもいい。実際、使うタイミングも難しいだろうな、と思いながらも、
でもこれが息子のお守り代わりになるといいな、という願いを込めて作った。

作り終わったところで息子が「・・・幼稚園に今から行きたい」と言ったので、
その日は遅刻して行った。
先生にはメールでカードを作ったこと、息子が今葛藤していることを共有しておいた。

息子なりに何か思うことがあったのかな。
自分から行きたいと言ってくれた安心感と、また言葉がわからないという現実にガッカリしちゃうかな、という不安もあり、その日はいつもよりドキドキしながらお迎えに行った。

いつも通り、帰りに元気よくお友達にバイバイをする息子。
その子も笑顔で手を振ってくれた。
そしてその子は、彼のお母さんに

「我 喜欢 K(息子)!!!」と嬉しそうに恥ずかしそうに言ってくれた。

それを聞いて涙が出た。

すっごくすっごくすっごーーーーく嬉しかった。


言葉が通じなくても息子の良さはちゃーんと伝わってるんだ、って嬉しくなった。

そうだよね。
だって毎日笑顔でみんなに挨拶をして、会話ができなくてもお友達のことを思いやる気持ちを忘れないで過ごしてるんだもんね。
今自分にできることを毎日一生懸命やってるんだもん。

それって英語や中国語が話せるようになることなんかよりもずっとずっと大切なことだよね。
それがもうできてるんだもん。
すごい。
本当にすごい。

息子にもそれを伝えると、嬉しそうに、恥ずかしそうに笑っていた。

この一件があってから息子の日常はだいぶ落ち着いたと思う。
この2ヶ月弱でクラス全員の名前を覚え、よく耳にする英語、中国語は分かるようになっている。クラス内で発言もできるようになっている。

少しずつ、でも着実に自分の居場所を作れている。

あぁ、本当にすごいなぁ。

彼のペースで壁を1つ1つ乗り越えていく、日常の中に楽しみを見つけていく、楽しみを創っていく。

私もそれを一緒に楽しもう。
また壁があれば、どうやったら登れるか、はたまた避けられるか、一緒に考えよう。
そして彼が出した答えを応援しよう。

親の私ができることはやっぱり少ないんだけど、
とにかく息子の笑顔が毎日見れるように、1番の味方でいよう。いつも1番近くで笑っていよう。一緒に全てを面白がろう!!

こんな奇跡を毎日拝ませてもらってる。
あぁ、育児って楽しいなぁ、と思わせてくれる。

息子よ、ありがとーーーーーーう!!!

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