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天皇杯。

明日から天皇杯が始まります。
僕の試合は明後日、22日から始まります。

いよいよこの大会がやってきたかという感じです。
4年に一度この天皇杯で勝った選手がオリンピックへの挑戦権を国内で確実なものにします。
すなわち負けた選手はオリンピックへの挑戦が終わることを意味していて、この大会で小さい頃からオリンピックを目指してレスリングをしてきた多くの人がこの大会で見切りをつけるわけです。オリンピックの前年の天皇杯はいつにも増して特別な空気感が漂います。

パリを目指す僕にとっても同じ状況で、これまでやってきた取り組みやレスリング選手としての才能、オリンピック選手としての力量や器があるのかを試され、篩にかけられる大会だと思っています。
誰にとっても特別で重要な大会です。


特別で重要な大会であり、レスリング人生をかけた試合になるのですが、この大会でとにかく大事にしたいのが、今ある力を最大限に出すということ。
長くレスリングをしてると良い時もあるし、悪い時もあります。
絶好調だった時のイメージに追いつこうと過去に執着することのないように、良いイメージも悪いイメージも捨てて今できる最大限のパフォーマンスをすることにフォーカスして試合をする。
今の自分に自信を持って試合をします。

試合の中で苦しいタイミングや我慢に時間が必ずやってくると思います。
気持ちの強さが鍵になります。
気持ちの強さは練習や日常でどれだけ気持ちを乗せて取り組めたか。その総量だと僕は思っています。
試合だけ頑張ろうと思っても誤魔化しきれないからね。
ここまでやってきた取り組みを振り返り、強い気持ちで挑みます。


試合の結果に関係なく後悔のないように挑むことを目指したいけど、結果を求めてやっている以上、後悔するかどうかは結果によって左右されてしまいます。
取り組みや努力と違い、結果はコントロールできないものだけれど、結果を求めて試合をしたいと思う。
過程は無駄にならないけれど結果を得るための過程であって、結果を出すことが過程や取り組みが最も報われる形だと思うからね。

本気でオリンピックを狙って試合をできるのは人生で最後だろう。
このチャレンジができていることにも感謝し、「夢の実現」まず自分自身のために試合をしたいと思う。
そして家族、家族のような友人たち、会社の人、応援してくれている全ての人に感謝して試合をします。やるしかない。


2023の天皇杯を良い大会にする。
2023年を良い一年にする。
良いレスリング人生をここから創ります。

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