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【マレーシア】海外おひとりさま育児〜体調管理と社会への恩返し〜

はじめに


皆さんこんにちは、TAiRA(たいら)です。

現在、私は4歳の娘・2歳の息子を育てています。

マレーシアで、たった1人で。

【よくある質問】

Q: 旦那さんは亡くなったんですか?
A: 生きています。

Q: 離婚したんですか?
A: してません。

Q: 旦那さんは何をしているんですか?
A: 日本でニートをしています。 

...と、いきなりQ & Aコーナーを始めてしまいましたが、そういう事情です。

「なんで一人で育児することになったの?」
「旦那さんはなんでニートなの?」

ちょっとでもご興味ある方は、この先もお読みいただけるととっても嬉しいです!

後半は、何故か私と娘で「寿司 vs マクドナルドの攻防」を繰り広げていますので、最後までお楽しみください!

マレーシア留学ではおひとりさま育児が一般的

実はマレーシアのインターナショナルスクールに留学をしているご家庭は、ビザの関係で片親育児が一般的。母親がマレーシアに来て、父親は日本で働いて稼ぐというわけです。

ですが、うちの場合もともと専業主夫である夫が「マレーシアに行かない、日本でのんびりしたい」というので、

私が医師の仕事を辞めて、子連れでマレーシアに移住しました。

(マレーシアで認められているのはほとんどが母子留学ですが、父子留学できる学校もあります)

夫は今、日本で犬の散歩したり草刈りしたりして悠々自適に過ごしています。家事・育児から解放されて楽しそうです。

「再就職する」ことを約束していましたが、全然就活していませんね。再就職するする詐欺でしたね。

今思い出したんですけど、結婚する時も「俺、今の仕事辞めてもいいかな…再就職するから」と言って結局しませんでした。2回目じゃねーか。

まーでも、夫とはいえ他人なので、好きな人生を歩めばいいと思います。私も好きに生きるので。

私がマレーシアでおひとりさま育児をしている経緯はこんな感じです。

おひとりさま育児をして気が付いたこと

お優しい方は、「海外で一人で子育てなんて…大変でしょう?」なんて言ってくださると思います。

確かに大変なんですけど、大変さは日本でもマレーシアでもそんなに変わらないです。

日本にご実家があって家事育児のサポートが得られる方ならば、日本の方が助かるということもあると思いますが、私はそもそも実家と絶縁状態ですからね。

むしろ、むしろですよ…今のところ私は、日本よりもマレーシアの方が、そして夫がいるよりもいない方が気が楽だな〜と感じています。

誤解のないように申し上げますと、夫とは仲良いんですよ。それでもやっぱり一緒にいる時は結構気を遣っていたということがよく分かりました。

例えば洗った後のお皿…皆さんは自然乾燥派ですか?すぐに拭き取る派ですか?

私は前者で(必要ならば拭き取りますが)、夫は後者なんですよ。

なので日本にいた時は、皿洗い後に「本当はこのまま自然乾燥させたいけど…夫に”拭き取るのをサボっている”って思われたら嫌だしな」と、夫のやり方に合わせていました。

こういう些細な家事育児の方針の違い、どこのご家庭にもあると思います。こんな些細なことでも、自分の自由にならないことが積み重なると、結構大きなストレスになるんですよね。

また、夫が側にいると「夫が育児をしない、なんで私ばっかり」という不満が募りますよね〜。夫は専業主夫ですが育児が苦手で、子どもたちもママっ子なので、そういうことはよくありました。

ですがマレーシアではもう、「夫に〇〇してほしい」なんてことを思わなくなりました。

つまり夫には一切依存しない、自分一人の力で子どもたちと生き延びてやるという覚悟ができたのです。

他者に依存することが当然だと思っていると、相手がしてくれたことに感謝の気持ちが湧かず不満ばかり。

一方、一人で生きていくのが当然だと思っていると、相手がしてくれたことに深い感謝の気持ちが湧く。

そのことに気付いてからは精神的にすごく楽になりました。

家事も自分の好きなように効率化したり手を抜いたりしているので、なんとかマレーシアで一人で家事・育児・仕事をこなせています。

こんなに貴重な経験ができてありがたいと思っています。

でも、育児はどうしても手が足りなくなることもありますね…娘も息子も甘えたい盛りなので、ほぼ毎日、同時に抱っこやおんぶが必要になります。

超チビの私が、4歳児をおんぶ・2歳児を抱っこ・重い荷物を持って歩いているので、よく周囲の人にドン引きされます。皆さん、扉を開けてくれたり優しくしてくださいますよ。

自分のケアを手抜きしすぎて倒れました

先ほど、「家事を自分の好きなように効率化したり手を抜いたり…」と書いたんですけれど、

ちょっと自分のケアの方を手抜きしすぎて体調を崩しました。

私は自分の食事はどうでもいい派なので、夫が日本に帰国してからの3週間、ほとんどまともな食事を摂っていませんでした。

あの、本当に、子どもの残飯をつまみ食いするとかその程度で生きていました。(曲がりなりにも医師なのに)

あと、子どもたちを寝かしつけてから仕事に取り掛かることも多いため、最近寝るのが遅くなっていましたね。

そのせいか昨日金曜日朝8時…かろうじて子どもたちを学校に送り届けたものの、ひどい倦怠感とめまいで帰宅してすぐぶっ倒れました。

13時のアラームが鳴るまで爆睡。眠れる時間があって良かったです…。

そして、子どもたちを家に連れて帰ってきてから、2時間プールで一緒に遊び。(マレーシアのコンドミニアムはプール・ジム併設が一般的です)

クタクタなのに、午前中ずっと寝ていたせいか夜ほぼ眠れず。

本日土曜日、休日に限って早起きする子どもたち(5時半起き)。

いつもは午前中外出して子どもたちをたっぷり遊ばせるところなのですが、思考が働かずどこに行ったらいいのか分からない。

子どもたちに「ごめんね、ちょっと眠らせてね」とお願いして、午前中は寝室で眠らせてもらいました。(気が付いたら息子も一緒に寝ていました 笑)

11時からショッピングモールのプレイグラウンドに遊びに行きましたが、ぐったりしてまだ元気が出ない。

「もう今日は寿司食って帰ろう」

ご褒美といえば寿司ですよね、皆さん。しかし案の定、娘が

「マクドナルドがいいー!!!」と。

しかし私も、今日だけは譲れません。歩きたがらない息子を抱っこして、足早に寿司屋の方へ向かいました。

プレイグラウンドから寿司屋までの道程がまあ激しくて…。

娘「ハッピーセットがいいのーーー!!!」と絶叫。
私「ハッピーセットこの間も食べたじゃん!今日はお寿司!」
娘「やだあああ!ハッピーセット!」と私を羽交い締めにする。
それでもめげずに、寿司屋に向かって前進する私。
娘は手を離すと、床に打ちひしがれて泣き出す。
それでもめげずに、寿司屋に向かって前進する私。
娘「待ってえええ!」と追いかけてきて、床に腹ばいの体勢で私の足首をつかむ。
それでもめげずに、寿司屋に向かって前進する私。
すると娘が「マクドナルドパーンチ!」と攻撃を仕掛けてきて、
さらに「ハッピーセットキーック!」とダブルコンボ。
私も大人気なく「寿司パーンチ!」で対抗して娘を泣かせ。

…あの…今思うと恥ずかしいんですけど、私も寿司が食べたくて必死でしたので。周囲の皆さんは、そんな騒がしい私たちを生温かく見守ってくれていました。

命からがら寿司屋には着いたんですけど、混んでいたので、別の和食屋さんに入ることに。

そこではチキン南蛮定食・お子様うどんセット・そしてそして炙りサーモンロールを食べました!

久々の定食…寿司…とっても美味しかったです。和定食は、やっぱりおかずがたくさんあってバランスが良い!

あんなに「マクドナルドがいい!」と言っていた娘も、久々の和食屋さんが嬉しかったみたいでご機嫌でした。息子も私のおかずをモリモリ食べていました。

自身の健康のためにも、今後は最低でも一日一食は、バランスの良い食事を摂ろうと思います。本当に、何を食べるかで心身の整い方が違います!

なんてったって、おひとりさまで育児しているんですからね。私が倒れたら詰みます。

もっともっと、自分を大切にしようと思った一件でした。

おわりに

私以外にも、おひとりさま育児をしている方はたくさんいらっしゃいますよね。

夫や妻がいない、いるけれど別居している、同居しているけれど理解がない…。孤独に苦しんでいたとしてもおかしくありません。

でも誰もが、この社会に支えられて生きています。夫や妻が支えてくれなくてもいいじゃないですか、そういうこともあります。

私も夫は側にはいませんが、多くの方々に助けていただきながら楽しくマレーシアで生活しています。本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。

誰もが一人で生き、いずれ一人で死ぬ。

そんな個人が、決して互いに依存せず緩やかな繋がりを持つことができたら、もっともっと優しい世界が築けるはず。

私も助けてもらってばかりではなく他の人を助けられる側になれるように、社会に恩返しができるように、ここマレーシアでもっともっと人間力を磨いていきたいと思っています。

今後もnoteで近況報告させていただきますので、また遊びに来てくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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