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マンドリンクラブなるもの

「マンドリンやマンドロンチェロを弾いています」と言うと多くの人は「珍しいですね」と返します。
しかしものの本によると、日本は世界で一番マンドリン演奏人口が多い国だそうです。発祥の地イタリアよりも多いそうです。

これは個人的な感覚ですが、日本が演奏人口が多いのは、演奏形態に起因するのではないかなと思います。

私が主に弾いている楽器は「マンドロンチェロ」と言います。この名前については別のところで書こうと思います。マンドロンチェロは「マンドリンオーケストラ」という形態で必要になり作られた楽器です。

マンドリンオーケストラは「マンドリン1st」「マンドリン2nd」「マンドラテノール」「マンドロンチェロ」「クラシックギター」からなり、場合によって「コントラバス」「クラリネット」「フルート」「パーカッション」が加わります。

私の出身オーケストラは大所帯で、総勢120名、マンドロンチェロだけでも10名以上いました。

そうです!オーケストラでやるから演奏人口も多くなるのです!

この「マンドリンオーケストラ」ですが、かなり独特の世界です。
言葉にするには余りに多様なので、キーボードをたたく指が迷うのですが、一言で表すと「良い人が多い!」です。※個人の見解です(笑)

小学校から大学までの学校、高校時代や大学時の飲食店でのアルバイト、大学のゼミ、就職した会社の上司や同僚、後輩など、いろいろな人と関わってきましたが、マンドリンクラブの先輩・同期・後輩は良い人が多かったと感じます。

もちろん共通の趣味があるから、そう感じるのだろうという意見もあるでしょう。

しかし明らかに「良い人が多い!」のです。

何が良いか?

まず「怒る人が極端に少ない」です。怒っていたのは私くらいな印象です(笑)
そして「オーケストラ内恋愛が多い」ことも挙げられます。私の知っている限り、10組以上のカップルが結婚に至っています。
あとは「喫煙者が極端に少ない」です。120名いたメンバー中、吸っていたのは3名くらいでした。

非常に説得力の薄いエビデンスかもしれませんが、「怒らない」「男女の仲が良い」「依存性のあるものを避ける」というのは、美点だと思います。

大学の推薦入試の合否が出る時期ですが、「春から大学生」という方は「マンドリンクラブに入る」ということを考慮しても良いかなと個人的に思います。一生付き合える友人ができる、社会人になっても学生時代の友人と一緒に楽しめる、はたまた生涯の伴侶と出会える、良いことずくめです!

もちろん、あれば高校からでも良いと思います。社会人になってから始めるのも悪くないですね~中にはお子さんも楽しめるように配慮した社会人団体もあるくらいです。まだ年明けてませんが、春から新生活という方(もちろんそうでない方も)は「マンドリンクラブに入る!」を選択肢に入れて頂けると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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