サーチエンジン考察
今回は、サーチエンジンの一般的な説明と、ChromeBook において、サーチエンジンを自由に変更する方法を説明いたします。
サーチエンジンとは
サーチエンジンは、インターネット上の情報を検索するためのツールです。ユーザーが特定のキーワード、熟語、文章の一部分を入力し、それに関連するウェブページを検索し、結果を表示します。代表的なサーチエンジンには、Google、Bing、Yahoo! などがあります。
後で説明する、Google や Yahoo! のプライバシー問題が最近懸念されているので、個人のプライバシーに対して安全だといわれている、DuckDuckGo などの、新規参入のサーチエンジンも最近では着目されるようになっています。
Googleサーチエンジンは、Googleが提供するインターネット検索サービスです。インターネット上に存在するWebページや画像ファイルなどの情報を探すためのシステムです。Google 検索は完全に自動化された検索エンジンで、ウェブ クローラーというソフトウェアを使用して定期的にウェブを探索し、見つけたページを Google のインデックスに自動的に保存します。
文字列、画像、音声、動画などのさまざまなタイプの検索をサポートしており、結果はリレーショナルな形で提供されます。
Googleサーチは、世界中で最も利用されている検索エンジンの1つであり、インターネット上の情報収集の主要なツールとなっています。
ChromeブラウザーやChromeBook で標準装備されているサーチエンジンがこのGoogle サーチエンジンです。
Bing
Bingは、マイクロソフトによって提供されるインターネット検索サービスです。 Bingは、ウェブページ、画像、ビデオ、ニュースなどのさまざまなタイプの検索をサポートし、検索結果を提供します。
Bingは、Googleサーチに比べて市場シェアが小さいですが、検索結果の視覚的な表示を強調し、検索結果の可視性を向上させるためにデザインされています。
Bingは、検索結果をリアルタイムで更新し、検索履歴を記録し、検索結果をカスタマイズすることができます。 Bingは、特に、地理的な検索結果や、検索結果に関連する画像などの視覚的な結果を強調しています。
Bingは、Bing検索エンジンのモバイルアプリケーションを利用するユーザーの機密データが流出するなど、プライバシーに関する問題を抱えていました。しかし、マイクロソフトはユーザーのデータを保護するためにセキュリティとプライバシー機能を実装しており、専門家はBingがGoogleよりも検索エンジンのポイズニングの影響を受けにくいことを認めています。
Yahoo!
Yahoo!サーチエンジンとGoogleサーチエンジンは、両方がインターネット検索サービスを提供する企業で、競合関係にあります。
2000年代には、Yahoo!サーチエンジンはGoogleに比べて市場シェアが大きく、世界で最も利用されている検索エンジンの1つでしたが、近年ではGoogleのサーチエンジンのシェアが拡大し、Yahoo!のシェアは減少しました。
その結果、Yahoo! サーチエンジンは、Googleの検索アルゴリズムを使用することにしました。なので、Yahoo!でのSEO対策はGoogleと全く同じと考えていいようです。Yahoo!が提供するサービスの一覧や、最新のトピックを表示したりと、独自の工夫も見られます。
Yahoo 検索エンジンは、ユーザーを独自の検索エンジンにリダイレクトすることが知られていますが、これはプライバシー上の問題になる可能性があります。 さらに、Yahoo 検索エンジンは、「忘れられる権利」を認めないため、個人情報を含む検索結果をエンジンから削除することはできません。
DuckDuckGo
DuckDuckGoは、インターネット検索エンジンです。 DukDukGoは、Googleなどの主要な検索エンジンとは異なり、個人のプライバシーを重視した検索サービスを提供しています。
DuckDuckGoは、検索履歴を記録しないため、広告ターゲティングに使用することはありません。また、検索結果は、個人のデータに基づいてカスタマイズされず、すべてのユーザーに対して同じ結果を提供します。
DuckDuckGoは、インターネット上の情報を検索する際に、個人のプライバシーを保護することを目的としています。 また、検索結果に対するフィルタリングも行っておらず、結果は真実を反映します。
DuckDuckGoは、インターネット上のプライバシーに対する懸念が高まっている中で、よりプライバシーを重視する選択肢として注目を集めています。
Goolgeサーチエンジンのプライバシー問題
Googleサーチエンジンは、世界中で最も利用されている検索エンジンの一つであり、多くの人々が毎日使用しています。そのため、Googleサーチエンジンは、多くのプライバシー問題を引き起こしていると言われています。
一つは、Googleは、検索履歴を記録し、それを使用して広告ターゲティングを行っているとされています。これにより、個人の情報が広告業界に流出する可能性があり、プライバシーに対する懸念が生じています。
また、Googleは、検索結果をカスタマイズするために、個人のデータを使用しているとされています。これにより、検索結果が個人の興味や嗜好に基づいて変化し、真実の検索結果が得られない可能性があります。
さらに、Googleは、検索結果に対するフィルタリングを行っているとされています。これにより、検索結果が偏ったり、望ましくない情報が抑制される可能性があり、信頼性に対する懸念が生じています。
Googleは、これらの問題に対処するために、プライバシーポリシーを改善し、個人データの取り扱いに対するガイドラインを策定していますが、まだ多くの問題が残っていると言われています。
ChromeBook でGoogle 以外のサーチエンジンを使う
ChromeBook に標準装備されていて、立ち上がった段階で、すぐに使えるようになっているサーチエンジンは Google サーチエンジンです。
上記のGoolge サーチエンジンのプライバシー問題のため、Google以外の選択肢はないかと考えるのも無理はありません。
ChromeBook の設定を開き、検索エンジンをクリック
画面右下の時計または、wifiの扇型アイコンをクリックして、設定パネルを開きます。
表示する検索エンジン、がgoogle になっていますので、それをこれから変更します。その右側にある、四角に矢印のある、アイコンをクリックします。
そうすると、次の画面が現れます。そこで、Google の文字部分をクリックすると、選択可能なサーチエンジンの一覧が現れます。
そこで、変更したいサーチエンジンを選択します。
但し、この段階では DuckDuckGo は含まれていませんので、選択することはできません。Google は意地悪しているわけです。
新しいtabを開くか、ブラウザーを立ち上げ直すと、yahoo! の検索画面が現れます。
DuckDuckGo への変更方法は、 DuckDuckGoの記事において、詳しく解説いたします。
DuckDuckGo は、利用者の個人情報を取得したり、保存したりしないので、私も標準設定して、使っています。
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