「相手のニーズに応える力」を伸ばすテクニック

仕事がデキる人に仕事を依頼すると、きまって自分にとって嬉しい対応が返ってきます。自分の求めることに的確に応えてくれるんですよね。

きっと、周囲の"デキる人"は、これらのスキルを兼ね備えているのではないでしょうか。

そこで今回は、ビジネスにおける「相手のニーズに応える力」を伸ばす方法について話したいと思います。

「仕事センス」のある人の共通点としていえるのは、相手のニーズに応える力があるという事です。

では、相手の求めることを的確に把握し、それを実現するためには、どうしたら良いのか。

それは、大前提として、相手の言葉を漏らさず、ゆがめず、素直に''聴く"こと。

それができた上で、的を射た"質問"をすることです。

『一番重要なポイントはなにか?』
『何を最も大切にするのか?』
などと問えば良いでしょう。

ただし、すべてを問うことはできないので、時間をかけて、一を聞いて十を知る"思考力"を磨くことも重要です。

相手の一言から『…ということは?』と自問自答を繰り返す訓練をすれば、一から確度の高い十を得られるようになります。

まずは臆せず聴こうとする、知ろうとする姿勢が何よりも重要なんですよね。その上で、思考力がモノを言う事になるんです。

相談を頂く中で、よくこんな質問をされます。

"質問してきた相手に対して、かゆいところに手が届くような答えを出すためにはどうすればいいですか?"という内容です。

一言で表現するなら『相手と同じ方向、同じ景色を見る』ようにすることです。そのためには、次の4つを意識することが重要です。

◎視座…相手はどこから見ているのか?
◎視点…相手はどこを中心に見ているのか?
◎視野…相手はどこまで広く見ているのか?
◎視力…相手はどこまで細かく見ているのか?

その上で、相手の『個人メリット』と『手間の軽減』を実現するには何が必要かを考え、実行をコミットすれば『かゆいところに手が届く』と言ってもらえるかもしれませんよ。

自分が見ている方向や景色から、「相手」に切り替えることが、まず重要なんです。


「相手のニーズを捉えて実現する」ことができるようになったら嬉しくないですか?そうなる為には、普段から訓練が必要です。

簡単に『わからない』とあきらめる癖、思考停止する癖を治すことが必要です。

言い換えれば、粘り強く考える訓練を積むことが必要ということですね。

2~3ヵ月ほど論理思考(ロジカルシンキング)を集中して学ぶのが理想ですが、それが無理なら、状況や行為、自身が使う言葉を『小学生でもわかる言葉や説明』に言い換える訓練を続けるのが良いです。

これって簡単なようで結構頭を使うんですよね。普段何気なく使っている言葉でも、意味を聞かれた時相手が分かりやすいように、言葉をかみ砕いて説明することが出来ますか?

まずは、小学生でも分かるように説明できる訓練をすると良いですよ。

長くなりましたが、とにかくロジカルに考える癖をつける。

そのために、あきらめず「小学生でもわかる言葉や説明」を意識すること。

このトレーニングにより、仕事がデキる、相手のニーズに応えられる人に近付くことができるので、是非実践してみてほしいです。

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