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【解説】手織りってどんなもの?

手織り布を専門に作品づくりをしているtailor P-cafeと申します。
よろしくお願いいたします!

さて、手織物をご覧になったことありますか?

「手織り」と言われてどのようなものかパッと思いつくのは、織物の産地の方や手芸好きの方、子供のころにオリヒメが流行った世代の方々でしょうか。(知ってますか?なつかしい~!)

織りは、布の作りの一つです。
シャツなどの生地を、よーくご覧になってみてください。糸が互い違いに格子状になっていると思います。これが織りです。
よく似た布の作りに、編みものがあります。

織ると編むの違い

織りものは、縦方向に通した糸をかけた機械(織り機)があり、
そこに糸を横に、縦糸と互い違いに交差させながら織っていきます。
手芸屋さんなどで売られている布は横糸も機械で通していますが、これを自分の手で通していくのが手織りです。

一つを織るのにどれくらいかかりますか?

というのもよく聞かれます。
人それぞれ、織る幅や長さでそれぞれ違いますので一概には言えないのですが…

当店では30~40cm幅ぐらいを中心に織っています。
手がよく動いて早い人なら3mを数時間で織ってしまうことも出来ます。

当店は障害のある方が織っているので、同じ3mを数週間~数か月~半年ほどかけて織る方もいます。
糸選びに悩んで悩んで1日で花瓶敷きぐらいになる方もいれば、あっという間にストールが織れちゃう方もいます。

手で織ることの良さ

手芸屋さんで見るような機械で織る布は、均一で平らな質感です。
丈夫で沢山の量を素早く作るには、機械織りはとっても便利です。
逆に、手織りは不揃いで装飾的な糸や、機械にかけるには弱い糸でも
それこそ何でも織り込めるという利点があり、ハンドメイドならではの風合いや色合い、味わいに溢れます。


当店の場合は手織物の中でも「さをり織り」という織物を使っています。
さをり織り、は手織りの中でもちょっと特殊。
ご興味をもたれたらぜひこちらも読んでみてください。

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