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Le Mois de Juin 2021


酒飲みにとっては辛い6月でしたね。。。
飲まない人とのQLは100ポイントくらいは劣るんじゃないでしょうか?
平等の権利からは大きく外れてる気がします。。。

何度も紹介している、三宮のコムシノワ。
仕事帰りの遅い時間はすっからかんなので、なかなか買えないのですが。

今日紹介するパンは大好きすぎて冷凍庫に常備しとかないと落ち着きません。

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ブリエ200円。
軽く2人前はあるので安い。
コムシノワは全体的に安いです。
パンオショコラも200円だし。
ブリエは、とても優しいパンで食事に寄り添います。バゲットは洋食しか受け付けませんが、これは和食でもいけるくらい素朴な味。
ぜひお試しください。


この前、とある飲み会で、そこそこの年齢、それなりに良いモノ食べてきている食に興味ある女性が、シャブリを知らなかったのが衝撃でした。
ボクらの時代は、白ワインと言えばシャブリで育ってきたし、それはずーっと今でも受け継がれているものと思っていた。(ボクらの一世代前は白と言えばドイツワインか)てことは、今の20、30代は知らなくて当然かもなー。
今は、ワインリスト無い店が主流になってるし、何飲んだか翌日には忘れるペアリングばっかだし。ラベル見ても何のワインかさっぱり分からないし。。。でも、ワイン人口は着実に増えているし、かなり敷居も低くなった。


世界のワイン・スタイルの変遷は目を見張るほど早い。それはどのぐらいのスパンだろうか。10年?5年?いや、産地によっては3年のスパンで起こっている。「とある女性記者」が1970年代半ばにおずおずと足を突っ込んだワイン業界は当時、イギリスですら立ち上る硫黄の香り、ギシギシとした舌触り(すなわち非常に若い味わい)、そして時には酸化に耐えなくてはならなかった。現在のワインはそれに比べて明らかにフルーティだ。それがたとえ最も低価格帯にあるただのテーブルワイン(赤、白、ロゼに関わらず)でも、ボルドーの30年以上熟成が期待される格付けシャトーのものでも、である。私は近代的なワイン生産者を気の毒に思い、現代の消費者をうらやましく思う。生産者たちは土俵に立ち続けるために毎年収穫の度に上を目指さなくてはならず、世界中のライバルがしのぎを削っている。今の消費者はあまやかされていると、私は喜んで言わせてもらおう。ジャンシス・ロビンソンMW

これ読んで、頷くは膝叩くわですよ。
そう、たいてい何飲んでも美味しいんですよねー今は。ブルゴーニュは酸っぱかったし、シャブリなんてレモン齧ってるくらい酸っぱかったし、ボルドーは渋くて渋くて。温暖化もあるんでしょうけど、テクニックもかなり進歩してると思う。
チリの安物でもかなり美味しくなってるし、そうコノスルの800円くらいのでも十分美味しい、これはなんかおかしい、味の素みたいな入れてるんじゃないかと思って、輸入元に添加物は何入ってるのか問い合わせたけど返事無いです。返事無いってことは認めてるようなもんかなと想像しますけど。いちよう自然派で売ってるしね、変なもん(言い方悪いな)入ってるなんて口が裂けても言えませんよね(笑)
個人的には、食品としての限度以内であれば、入ってても構わないですけども。それで800円のチリのピノノワールがヴォーヌロマネと間違えるくらいの味になるのなら全然オッケーじゃない?ね、ジャンシス?

そろそろ7月くらいにはワクチンも回ってきそうだし、となればフランス、スペインにバカンスに行ける!


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シャンパーニュとサンセバスチャンはマストで考えてる。できたら1ヶ月くらい行きたいな、語学留学とかしてみよかな。

シャンパン勉強会の生徒さんたちとは、コロナ明けたらシャンパーニュに行こうとか言ってるけど、酒の席での定番ネタですからねー。フランス行こう、バスク行こうって約束した人、過去100人とは言わないけど、20人くらいはいる(笑)。なんでみんな簡単にそういうふうに話合わせるんだろ?特に女性にその傾向多い気がする。


世の中から無くなってもいいものリスト

その7.スワリングの儀式

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スワリング(グラスの中のワインをかきまぜて空気に触れさせ香りを開かせる)は自分でやるものと思っていたら、
ワインを注いだ後にソムリエがグラスを斜めにしてゆっくりと回して表面に満遍なくワインが行き渡るようにして香りを開かせる動作(何か名称ある?)がちょっと意識の高いワインバーなどで主流となっている気がする。

あれがどうも馴染めない。

いつくらいだろうなあ、あれが流行りだしたのは。
古い人間だからか、そんなのは自分でやるから良いよ、それより早く飲ませてくれと思ってしまう(笑)
演出なんだろなあ、大事に扱ってますよって言うサイン?
だって、くるりと一回スワリングするのと同じ効果でしょ。と思うんですが。。。ゆっくりすることに意義があるのかも。
ただ、ボクはシャンパンの1杯目だけは意味があると思う。(この儀式シャンパンでは見たことないが)なぜなら、グラスの温度が高くて(室温)、大きな泡がグラス表面に付着するからだ。だから、軽くスワリングすることによってこの泡を取り除いてあげると、美しくなる。たまにカバは泡が大きいとか言う人がいるけど、それグラスあるいはカバ自体が冷えてないんじゃない?と思ってしまう。

この儀式、フランスでは見たことがない。
まあ、フランス人の多くはワインの扱いは結構ぞんざいかもね。
ビンテージワインでも勢いよく注いで、澱と混じっても気にしないし。
水を注ぐときもドボドボ勢いよく飛沫が飛ぶことはザラにある。
細かいことを気にしないフランス人気質がよく現れている光景。


コロナだろうが、シャンパンは飲むよ。
今月は、ルイ・ロデレールの旧ラベル、2006の比較。ドゥーツ1995ブランドブラン。グラン・シェクルNo.24、ゴッセ・エクセレンス(サッポロ)、かなり旧いルクレール・ブリアン。ヴーヴクリコ・エクストラオールド。ゴネ・シュクルバ、ヴーヴクリコ2008、タルラン・ブリュットゼロ(2003デゴ)、ヴーヴクリコ1995ロゼ。旧モエのダブルマグナム。

お店は、原正、食堂おがわ(75回目)、マツケン食堂、オテル・ド・ヨシノ、新規は、京都のミシュラン二つ星和食と、大阪で前から気になってた天ぷら屋さん。あとはルーティーンな、うどん、カレー、洋食などなど。


アマプラ、読書、音楽と宣言でしたからけっこう多い。


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