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北海道キャンプツーリング6+7日目

北海道キャンプツーリングの旅行記もこれで最後になります。実質6日目が最終日で、7日は家に帰るだけのため2日分です。最後まで無事に家にたどり着くのがツーリングですので、帰りも残り少なくなった道や景色を楽しみつつ、決して安心しきらず、適度に緊張感を持って移動しました。

最終日の流れ

ホテル泊でしたので、朝は遅めに8時ぐらいに起床。おかげでちゃんと体力回復しました。最終日はは、予約していたウポポイ(民族共生象徴空間)へ14時頃着の予定のみで、その前後の予定についてギリギリまで考えていました。

結果、昼前あたりにホテルを出て支笏湖へ向かい、その後ウポポイへ向かう、というゆっくりめのスケジュールに変更しました。というのも、出航する前にフェリーターミナルに着かなければならない、という時間的制約があるため、ある程度余裕をもったスケジューリングが必要だったためです。

激安だった札幌泊

スケジュールも決まったところで、シャワーも浴びてある程度準備をし、ホテル内にあるお土産屋へ向かいました。というのも、札幌市の観光施策であるサッポロ泊まってスマイルクーポンというのをチェックイン時に3000円分もらっていて、それを余していたためです。タクシーとか飲食店でも使えるという話でした。

スープカレーの素だったり木彫りの熊なんかを買ったりして3000円分買い物をし、「6100円のプランで3000円分クーポンもらったから実質3100円だな」と思いながら荷造りをしてチェックアウトすると、なんと会計が1100円に...。というのも、今度はもう一つの施策だったサッポロ夏割が適用されて、1泊5000円引きになっていました。6000円以上で割引のため、ギリギリで条件を満たしていたようです。

つまり、
・本来の宿泊代 ... 6100円
・クーポン ... 3000円
・割引 ... 5000円
のため、実質1900円もらって宿泊した、ということになりました。意味が分からずチェックアウト時に混乱しましたが、説明していただき解決しました。

支笏湖へ

チェックアウト後は支笏湖へ向けて、真駒内を抜けて国道453号線で移動しました。山の方へ入るまでは流石に交通量も多かったですが、支笏湖の方面に向かうにつれて少なくなりました。ただ、その後は意外ときつめのカーブが多く、荷物が多い身としては慎重に進まざるを得ませんでした。加えて路面も微妙にボロボロだったり工事中のポイントも多かったりという感じ。さらに、曲がるポイントを間違えて微妙に変な所に進んだり...。とはいえ、支笏湖の湖畔に入ってからは快適で景色も良くグイグイ進みました。

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200円払い駐輪し、支笏湖を散策。流石に平日なので人は少なく、お土産屋や食堂はやっていましたが、まばらでした。そして微妙に天気が悪いですが、湖の透明度はとてもキレイでした。

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でも千歳川の方面に目を向けると、少し青空が見えていたり、透明度がいいせいかより川も綺麗に見えました。もうちょっと天気が良かったり時間に余裕があればボートに乗ったりしてみたかったですが、散策だけで我慢。

最後の道を満喫

支笏湖を満喫したあとは、一旦苫小牧の方面へ行き、そこから白老町のウポポイに向かいます。そのため、道道141号ではなく、国道276号を選択し、一旦東の方面へ。

樽前国道というそうで、ここも長い直線と森の中を進む道でいい景色でした。ここの道中も晴れていて、気温も丁度よかったです。国道なせいかトラックも多めではありました。

苫小牧市に入ってからは、国道36号を沿って白老町へ。海沿いの国道ではありますが、市街地を抜けると開けた道となり、すごい進みやすかったです。ナビの通りではなく、事前に確認していた通り案内に沿ってぐるっと移動し、目的地へ到着しました。

ウポポイと国立アイヌ民族博物館へ

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そういう訳で最後の目的地のウポポイへ到着です。アイヌ文化に関係する国立公園と国立博物館が入っている施設です。少し前にオープンしている予定という話でしたが、7月にやっとオープンしたという話なので行ってみました。旅行時点でウポポイは事前のチケット購入制、博物館は時間指定の予約制という話のため、事前に準備しました。

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まずは公園を散策。ポロト湖がでかい。湖の上を伝統的なボートで漕ぐデモンストレーションを見たり、伝統的な住居(チセ)の中を見たりして、アイヌ文化を直接学んだり。

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合間に一旦レストランエリアに出てソフトクリームで一息入れたりしました。

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そして予約した時間になったので博物館へ。ここでもこれまでのアイヌの歴史を見たり聞いたりして、先人が貴重な文化を少しずつ失わせてしまったという歴史を反省して、同じ事を繰り返してはいけないなと感じました。そんなアイヌ文化を、継承したり取り戻したりして後世に語り付いてくという動きは応援していきたい気持ちです。

博物館を見た後は、ミュージアムショップでお土産やTシャツなどを購入して、最後の最後まで満喫していました。

フェリーターミナルへ

博物館を出た時点で16時半。19時出港の2時間前に手続きをするよう話があり、ということは17時には手続きをしたほうがよさそう。フェリーターミナルまでは30分ほどかかりそうなのでギリギリか...となりましたが、焦っても仕方ないため、とりあえず焦らず移動することにしました。道のりは単純で、来た国道36号をひたすら戻るのみです。

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17時過ぎに到着し、無事に受付。これで北海道内の走行はほぼ終了となりました。

乗船そして出港

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17時半くらいに乗船し、客室へ。行きと同じエコノミーシングルクラスのため、同じレイアウトです。

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共用スペースで少し時間をつぶしていましたが、外を見るとウポポイの宣伝が。そういえば道中の道路情報案内板がすべてウポポイの宣伝になっていて、他に知らせることなかったのだろうか...となりました。

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そうこうしているうちに日も暮れてきて、19時定刻通り苫小牧港を出港、北海道に別れを告げました。

乗船中

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出港後は夕飯。帰りは少し豪華にディナーバイキングにしました。食べ放題ソフトドリンク飲み放題。以前フェリーに乗った時にステーキが美味しかった記憶がありましたが、今回も美味しかったです。それ以外も勿論絶品で、合計3回ぐらいバイキングの列に並んだ気がします。これから揺られるのに大丈夫だろうかと思いつつ。

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徐々に北海道を離れていく様子を眺めつつ、お風呂へ。来たときであればスケジュール立てたりどこ行きたいかを考えたりしてあっという間に寝る時間でしたが、帰りともなるとやることもなく、本当に旅行が終わってしまったという寂しさを覚えてしまいました。

7日目

いつの間にか眠ってしまっていて、4時頃起床。朝日を見ようと思っていたのですが、近々の天気の悪さ(前日は土砂降りだったらしい)を思い出したため、二度寝して7時に起床です。10時着岸のため、意外と時間がありません。

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朝食もバイキングにして、色々食べました。その後は朝風呂を満喫したり荷物を整えて、バイクへ移動できる時間を待ちます。

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そして定刻通り着岸、バイクと共に下船し、少し寄り道をした後11時頃に無事自宅へ到着しました。

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7日間合計1115.6kmの長旅を終えて、無事到着したのでした。

おわりに

ということで、7日(実質5日)の北海道キャンプツーリングでした。トラブルあり感動あり食ありと様々な要素がありましたが、結果として天気も良く道も良く、最高の日々でした。今回は道北をメインに攻めましたが、次回は道東を攻めてみたいと思っています。ただ、走った道がすべて最高で、そのせいか写真の撮り忘れが山のようにあるので、カメラを携えてもう一度道北に行くべきか悩んでいます。

食もどちらかというとキャンプ泊なせいか自炊(というか肉焼いただけ)が多く、地元の名物を食べられたかというとそうでもないため、もう少し外食してもよさそうでした。海鮮とかはあまり食べませんでしたね、ラーメンとかも。とはいえタイミングもあるので、なかなか難しい。外で焼く肉最高でしたし...。

そういえば今回のメイン要素の一つだったキャンプですが、色々課題とか欲しい道具とかも見つかりました。装備が過不足あって不自由という訳ではありませんでしたが、もう少し軽かったりコンパクトだったら、もう少しキャパシティに余裕があったのかなと思う場面がありました。これはもう完全に沼。たき火ぐらいはできると楽しかったのかな、とも。

キャンプとロングツーリングはそれぞれ経験はあっても両方は難易度も高く中々手が出せなかったりすると思うので、そういう人向けに、持っていったものとか装備とか色々書いておきたいなと思いました。忘れないうちに、忘れなければ...。

旅先でのお土産代とか食事代に使います。