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他人任せの台湾旅行 2日目

突発の台湾旅行2日目です。前日はかなり遅かったのですが、2日目は早起きです。
移動メインの1日なので体力を消費せずに済んで欲しかったのですが、雨がそれを許してくれませんでした。

朝食

早起きと言いながら8時少し前に起きました。

ゆっくり準備をしていると迎えに来たという連絡があったので、ぼちぼち下に降ります。台北市内は曇りでしたので過ごしやすい。

バイクの後ろに乗せられてガンガン先に進みます。休日なせいかわかりませんが道は空いていました。
そういえば普段は運転する側としてバイクに乗るので、タンデムで乗るのはすごい久しぶりです。

最初は、台湾の伝統的な朝食を食わせてやるとのことで、お粥のお店に連れて行かれました。大人気の店なので中はほぼ満員。

料理を頼んでもらい、少し待つと沢山運ばれてきました。全体的に茶色いのがびっくりします。これぐらい食べるから朝から元気なんでしょうね。

必須メニューのお粥はさっぱりしていて食べやすかったです。他のメニューが濃いので、これでバランスが取れているかもしれません。

揚げ物は揚げたてで熱い。生姜と一緒にタレにつけて食べると美味しかったです。朝ではありますが、脂っこいメニューも不思議と入りました。

サメです。プニプニしていて不思議な食感でした。おそらく皮と身の部分。タレは甘辛かったです。

豚の頬肉です。いい食感で美味しかったです。もちろん筋肉なので脂っこくはありません。
後は写真に撮り忘れましたが、たけのこ(マコモダケ?)も食べました。マヨネーズに付けて食べるのですが、台湾のマヨネーズは甘くてびっくりしました。

食後、近くのいいスポットに連れて行ってくれるということで再び後ろに乗り込みます。

見たことあるマークのシアトルあたりが発祥のオシャレなコーヒー屋に到着しました。古い建物をリノベーションしているそうで、中もオシャレでした。

アイスのラテを飲みながら、今日行く場所の相談やら行き方を色々教えてもらいます。
リワードのシステムはここにもありますね。日本のリニューアル前の感じに近い。

猫を眺める

行く場所や方法を詰めたので、早速移動します。知り合いは仕事があるため一旦お別れです。

今日は台鉄か始まります。時間にはかなり余裕があるので、普通電車で1時間ほど揺られる予定です。がっつり乗るのは久しぶりかもしれません。
単一の番号が振られているので、どれに乗ればいいかわかりやすく助かります。

途中特急の追い越しを待ちながら先に進みます。
「寝過ごすと変な方向に行く」と脅されてしまったので、タイマーをセットしていましたが、緊張のせいか期待のせいか、ほぼ寝ることなく乗っていました。
比較的すぐ都市部は抜けて、山の中をガンガン進みます。

そしてついた先はホウトンです。猫村ですね。
8年前に初めて台湾に来た時に、寝過ごしてリカバリー策として寄った場所です。

以前と比べるとすっかり整備されているよう気がします。猫がいっぱいいる場所の間にあるトンネルで猫が気ままに寝ていました。
観光客も多かったです。雨なのに多過ぎ。

雨なのでカフェも激混み、その上出てきている猫もあまり多くないという感じでしたが、少しぶらぶらしてるだけですぐ遭遇できるので癒されました。

個人的にはずっとトンネルにいたフサフサの子がお気に入りでした。ここから30分後の電車を逃すと1時間に1本になってしまうので、サッと移動します。

十分と滝

次は十分へ向かいます。どローカル線ではありますが、そこそこ人が乗っていました。

そして30分ほど揺られて十分の駅へ到着です。当然のようにここで降りる人が多かったです。
街ではない方にカメラを向けるとのどかですが...。

一歩町中に来ると人の山です。台北中の人がここに移動してるのではないかというぐらいの人だかりです。
十分は線路の脇に商店が並んでいて、そこで提灯を買って空に上げたりしています。

特に提灯は上げず、先に進みます。一歩先に進むと人通りは一気に少なくなりました。人が多いと思ったら台湾は祝日を含む4連休だったそうです。タイミングが悪い。

雨の中ひたすら先に進みます。足元も段々悪くなり、傘ではなくカッパを着ている人が多いのもなんとなくわかります。

行き先は十分瀑布です。滝ですね。この看板から更に15分ほど歩くようです。冷静に考えて、この天気の中なぜ滝を見に行ったのでしょうか。

その途中吊り橋を渡ります。足元は悪くはないのですが、揺れる揺れる。

さらに先に進むと小さい滝がありますが、これはまだ目的地ではありません。
雨のせいで水量が多いため迫力がありますが違います。

その脇にある2つ目の吊り橋を渡り、謎の馬の置物を通り過ぎると...。

目指すべき十分瀑布に到着します。かなりの大迫力でしたが、おそらく水量がとんでもなく多いせいな気がします。晴れてる日に来れば気持ちよいでしょう。

カバンも服もびしょ濡れになりながら十分老街へ戻ります。戻っても特に行く店もないため、駅のホームで電車を待つ事にしました。

ジントンへ寄り道

20分ほどで電車が来たため乗り込み、最後の駅へ向かいます。

炭鉱の街であるジントンへ到着しました。が、雨なせいかは謎ですがあまりお店もやっていませんでした。

雨の中散歩をしていると、日本風の建築があるというので見ていく事にしました。

数こそはありませんが、確かに日本の田舎の平屋っぽい建物がいくつかありました。人が住んでいるかはわかりませんが、民宿の建物にはお祖父さんがいました。

駅を中心にウロウロしていましたが、雨のせいであまり遠くにも行けず、またしても駅で電車の到着を待ちます。始発駅なので座れるのがメリットですね。
平渓で降りる人も多かったので、ここも何かあるかもしれません。

九份へ

1時間ほど電車に乗って、来た道を戻りルイファンの駅へ移動します。ここで台北に戻るか、もしくは九份へ行くバスへ接続します。

いざバス停へ行くとこの人だかり。すぐ乗れるか怪しいと思っていたのですが、どうやら地元の人と観光客がミックスされていたようで、九份行きのバスはスッと乗れました。

山を高速で登るバスに揺られて、8年ぶりの九分に到着しました。雨なのにも関わらず人がとんでもなく多かったです。前に来た時よりも多いのでは。

いい雰囲気...ではありますが、人が多くてそれどころではありません。明らかに傘は邪魔だったので、ここはカッパを着るのが正解だったでしょう。

人が多い通りを外れると落ち着いた感じになります。

九份といえば...のショットも頑張って撮りましたが、この辺が人のピークでした。どこから湧いてるんだ。

ピーナッツロールを食べたり、ビールのTシャツを買ったりして過ごしていました。飯を食べようか少し迷いましたが、それなりに疲れてしまったのでバスで戻る事にしました。

バス停に向かうとちょうど台北行きのバスが来ていたのでラッキーでした。あとは乗って過ごすだけです。
WiFiがあるという表示でしたが、アクセスポイントに繋ぐとルーターの画面が出てきてしまい、ダメそうでした。

山道を高速で降った後に高速道路を経由して台北に戻りました。台北はびっくりするぐらい雨が降っていませんでした。

お楽しみの夜市

流石に疲れたので、夜ご飯を食べる前にホテルで少し休憩します。テレビではパリーグの試合をやっていました。羅徳がマリーンズで欧力士がバファローズのようです。

10時ごろに再び知り合いに合流し、寧夏夜市へ向かいます。前回も来た気がしますが、今回は頼りになるガイドがいるので、なかなか行きにくい店に連れて行ってもらいます。

最初に行く店の道中に、ここがうまいと寄り道しました。うずら卵を揚げたやつは甘辛でサッと食べられるので、立ち食いにピッタリでした。

次は食べてみたかった食べ物のお店に連れて行ってもらいます。

牡蠣のオムレツです。台湾旅行のど定番みたいな料理ですが、食べたことがなかったので美味しいお店を教えてもらいました。
お好み焼きのような感じを想像していましたが、デンプンのモチッとした感じがあり意外でした。牡蠣も大きすぎず食べやすかったです。

一緒に頼んでくれたのはレバーのスープです。赤ワインで煮込んでいるようで、アルコールと血の感じがありました。生姜も効いていて美味しかったです。なぜか中々来ず催促していました。

喉が渇いただろうということで飲み物。これも定番の仙草ゼリーです。あまり甘くないようにしてもらったのですが、意外と飲みやすい。でも薬っぽいので好みは分かれそうだなと思いました。

どんどん食べさせられます。次は個性的な食べ物です。イカの中にきゅうりと大根の漬物のようなものを入れて揚げていました。
すごい並んでいたので躊躇しましたが、意外と列はすぐ進んでいます。
これが今回の大ヒットで、熱いながらもシャキシャキした食感が不思議で美味しかったです。

そうこうしてるといい時間になってきましたが、ゲームで遊ぼうということで遊び方を教えてもらいました。

事前に玉を借り、黄色いボックスに任意の数の玉を入れ、2から10で倍率のルーレットが始まるので、赤いボタンで止めます。
その倍率によって狙う部分が変わるので、そこを狙って玉を打ち出します。これの繰り返しです。
何百個とかになると券と交換できて、それに応じて景品がもらえるようです。金とかボールペンとかは無く、関係ないお店もありませんでした。

締めという訳ではないのですが、まだギリギリ空いていた店に入って最後の食事をします。鶏肉ご飯と卵と白菜のスープです。
今まで重いものばかり食べていたので、最後の最後に食べるさっぱりした食事は身に染みます。

この日の振り返りや、何が美味しかったのかみたいな話をいろいろした後に解散となりました。この時点ですでに日付は変わっています。こわいこわい。

連日日付を超えて過ごしていますが、不思議と疲れは溜まっていません。単に緊張しているからなのか、それとも本当に疲れていないのかは分かりませんが何とか無事に倒れることなく過ごせています。

怒涛の2日間が終わり、折り返しというか事実上の最終日を迎えることになりました。

旅先でのお土産代とか食事代に使います。