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リモートワークがようやく浸透し始めたけど、対面でやったほうがよいことって何だろう?

前回記事の締めとは反して、またリモートワークがテーマになってしまいましたが、書きたくなってしまったので書いちゃいます。

リモートワークでの仕事をしていると、必要に応じて チャット < テレビ電話で対面 < 生身で対面 というふうにコミュニケーションの手段を切り替えるという概念が出てきます。
「<」の向きは、右へ行くほどデジタルからアナログへ変わり、送受信する情報量が多くなり、実現する手間も増えることを表しています。

この線引きは人によって本当に様々で、どうしようか悩んだり相手との価値観の違いから遠慮したりすることが多い印象です。

私個人としては、仕事上のコミュニケーションにおいて、特にシステム開発については定量的なやり取りが主ですから、基本的にチャットで十分だと考えています。(ここをクリックしたらこういう動きにすること!とか、何月何日くらいに完了見込み!とか)

では、そういう主観混じりにはなりますが、どういうときにテレビ電話や対面に切り替えるとよいか、書いてみたいと思います。

お互いに大切に過ごせるとき・過ごしたいときはテレビ電話で対面へ

私の仕事上のコミュニケーションが基本的にチャットである大きな理由の一つは、可能な限りマルチタスク(複数の仕事を同時に進めている(ように見える)状態のこと)で仕事を進めているし進めたいからです。
そうすると、テレビ電話・生身いずれにせよ、対面で話す機会の価値が上がってきて、大切に過ごしたいと思うようになります。
ですので、自分や相手が大切に過ごせる・過ごしたいなら、チャットからテレビ電話に切り替えます。

これは下記の記事でも触れています。

ただ、例外はいくつかあります。チャットコミュニケーションのレベルが高くない人(タイピングが遅い、質問に答えてくれないなど)や、スピード最重視でコミュニケーションを完了させたいときや、"動き”で何かを伝えたいときなども、テレビ会議にします。その辺は臨機応変にやればよいと思います!

ライヴ感により強く共感を得たいときは生身で対面へ

仕事上のコミュニケーションのほとんどはチャットやテレビ電話で十分だと考えていて、『生身じゃないと無理!』という場面は多くない印象です。(生身で話さないって言ってるわけではないです)

ただ、コミュニケーションが双方向ではなく、一方通行の場合においては、あえて生身で話したほうがよく伝わることがあるのでは、と最近思いました。

もう少し言うと、コミュニケーションから一瞬逸れるのですが。
例えば、アーティストの歌や役者の芝居を、生で聴いて観て感じていると、初めはそんなに興味がなかったとしても気になる存在になってきたりしませんか?それ以降、画面の映像だけでは満足できなくなったりしませんか?
例えば、自分にとって有名・著名な人の圧倒的なプレゼンテーションを生で聴いて観て感じると、映像や記事などよりも、その場で得て理解できる情報の量や質や定着度が上がったりしませんか?

『うわ~、本物だ…!』と、この時間を大切に過ごそう・過ごさなければという気持ちから起きる効果なのかなと思います。
(普段の仕事仲間へは、ここまでの効果はさすがに出せませんが(笑))

聞き手に伝えて深く理解させるためには、話し手のわかりやすさだけではなく、聞き手の心をこじ開けたり揺さぶる効果も必要で、それは魅力とかカリスマ性とか演出とか呼ばれるのかなと思います。この効果は、チャットにはほぼなく、テレビ電話にもさほどなく、生身だと圧倒的に大きいと感じます。

生身での話というのは、話し手からすると、ただ理解納得を深めてもらうだけでなく、強く共感も得ることができる機会だと思います。

理屈の理解だけでなく強く共感もしてもらいたいときには、手段をアナログ寄りにする

この記事を書いていて、私も今この考えに気付きました(笑)

理屈ではなく感覚で、強く共感を得たいときには、生身で話すとよいんじゃないかなと思います。マインドセットについて諭すときとかに向いているのかしら。
生身での会話は時間も空間も揃える最高級のコミュニケーションですから、言葉以外にも伝わるものがあるのでしょう!

よい締めが思い付かないので、今回はこんな感じで。

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