現役学生の編入試験や大学院入試の外部受験は受験勉強を始める前の年から始まっているという話

1. はじめに

この記事は、大学4年生で卒業研究と並行しながら東大院試外部受験著と医学部学士編入試験にW合格した私が、現役学生に向け編入試験や大学院入試の外部受験を受ける際に考えておくべきこと・調べておくべきことについて書きます。

特に、以下のような方々の役に立てればと思い書いております。

・医学部に入りなおしたいが、情報に統一性がなくどうすればいいかわからない

・学部卒業時に医学部を受けなおすことは決めているが保険のために院試も併願しようか迷っている

・大学院で外部を受けようと考えている

2. プロフィール

読者の方が、私の体験談を読んで役に立つかを判断してもらえるように、私自身の簡単なプロフィールについて紹介します。

本年度の実績

TOEFL ibt 95 点


某旧帝大医学部編入 1次合格

某近畿圏医学部編入 最終合格

東京大学 技術経営戦略学専攻 (大学院入試) 合格

3. 考えておくべきこと・調べておくべきこと

考えておくべきこと・調べておくべきことを挙げながら理由などを書いていきます。

研究室が外部受験に寛容かどうか?

これが最も重要と言えます。外部受験に寛容でない研究室の場合、試験前だからと言って時間を融通してもらえたりしないどころか、場合によっては妨害されます。

これは、試験スケジュールが大学ごとに異なり、試験を受ける期間が長期化する学士編入試験では死活問題となります。また、院試時期が夏休みとはずれる場合にも問題となります。

また、推薦状が必要な大学に申し込む場合にも推薦状を書いてもらえない可能性があります。

私の場合、研究室が外部受験に非常に寛容で、おかげさまで受験勉強から実際に試験に受けに行くまでのスケジュール調整から推薦状の準備まで円滑に進めることができました。

調べる方法としては

・先輩などから話を聞いて下調べをする

・研究室配属前(だいたい3年生の後半)に実際に研究室訪問をして外部受験をする旨を伝えて可否を尋ねておく

・研究室のサイトから学部就職者が多いか確かめる(学部就職者が多い研究室は外部受験にも寛容であることが多い)

研究室にコアタイムがあるか?

外部受験を考えられる場合、研究室にコアタイムがない方が絶対にいいです。私は研究室にコアタイムがないため、試験前などは試験勉強に専念できたほか、試験勉強をする日と研究をする日に分けてメリハリのある受験生活ができました。

というのは、

・コアタイムがない場合、試験前に試験勉強のみに専念させてもらえる場合が多い

・毎日コンスタントに研究室に通いながら受験勉強をするのはストレスでしかない

・コアタイムがある場合、試験を実際に受験のための休みをもらうことにすら難色を示される場合もある

・コアタイムがない場合、試験に合格するまでは研究をほとんどせず、合格後に一気に進める力技も可能

という理由によります。調べる方法も上に挙げたやり方と同じようにできます。

大学4年生で外部受験をする予定のある人は上の2つは、前の年度の研究室配属の前に必ず確かめておいた方が良いです。

研究室でする研究内容 - 特に出願先の専門に関連があるか?

これもかなり重要です。外部受験や学士編入試験の場合、書類(経歴、卒業研究の内容)もかなり重要です。したがって、外部受験や学士編入試験をする予定がある場合、4年生でする研究課題も出願先と関連があるものを選ぶのが望ましいと言えます。

しかしながら、外部受験や学士編入試験をする予定がある方は、今の専門が往々にして出願先の専門に関連があまりない場合があります。そのような場合は以下のことを考慮すればいいかと思います。

・研究に時間がとられないか(例: 生物系の場合、理論系は時間が節約できる)

・試験勉強や受験の邪魔にならないか(例: 実験にスケジュールを左右される)

要するに、言い方は悪いですが楽なものを選べばよいということです。

また、他に重要なこととしては

・アルバイトで柔軟に休みが取れるか?

・受験にかかる費用が工面できるか

などがあります。

4. まとめ

この記事では、大学4年生で卒業研究と並行しながら東大院試外部受験著と医学部学士編入試験にW合格した私が、現役学生に向け編入試験や大学院入試の外部受験を受ける際に考えておくべきこと・調べておくべきことについて書きました。

この記事を読まれた編入試験や大学院入試の外部受験を受ける予定の方の役に立てれば幸いです。



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