人の幸せって何だろう？

「幸せはいつも自分の心が決める」と、超有名な詩人が書を書いていましたが、まさにその通りだと思います。例えば年収300万円の人と年収2,000万円の人を比べた場合、年収2,000万円の方が圧倒的に幸せなイメージがあるも、実際は家族関係がうまく行っていなかったり、人には言えない持病をもっていたりするかもしれません。もしかすると年収300万円の人は家族円満で健康で何をやっても成功するといった素晴らしい人生なのかも。

しかし、「幸せはいつも自分の心が決める」と言われても、具体的にどうすれば幸せになるのだろう？という疑問が沸々と湧いては来ませんか？

自分は幸せだ。自分は幸せだ。自分は幸せだ・・・と自分に暗示をかければ良いのか？幸せでなくても幸せだと無理やり思考を捻じ曲げれば良いのか？いやいや、それは本当の意味で幸せとは言えません。

本当に幸せだと自負している人達に話を聴いてみると、仕事がうまくいっている、家族円満だ、パチンコで儲かっている、念願の子供が生まれた、欲しい時に欲しいものが手に入る、新しい事に挑戦して成功する、お金の心配は無い・・・といった内容のものでしたが、これらを詳細にヒアリングしていくと、彼らにはある共通点が存在するという事に気付きました。

それは、自分の思い通りに事象をコントロール出来ている。という事。欲しいと思った時に手に入り、成功させたいと思った時に成功し、心配事さえ心のコントロールで気にならないといった具合です。つまり、幸せとは人生が自分の思い通りになる事。と言い換えられるでしょう。

では、事象を思い通りにコントロールする為には、どうすれば良いか？例えば人生を野球に例えて考えてみましょう。

野球を思い通りにコントロールするという事は試合に勝つという事ですが、試合に勝つには３つの大切な事があります。

１つ目は練習。普段からバットの素振りやバッティング練習、キャッチボールに守りの練習、普段から練習に練習を重ねて技術を体に覚え込ませ、試合本番に能力を発揮する為の準備を行う。

２つ目は情報。試合を行う相手チームの情報を分析し、このバッターにはどんな配球が有効なのか、相手チームのピッチャーはどういった球を投げてくるのかが予め分かっているのと分かっていないのでは、試合運びが全く変わってきます。

３つ目はチームワーク。野球に限らず多くのスポーツは飛び抜けた能力の選手が１人いるだけでは勝てません。ピッチャーが凄腕でも内野や外野がヘボいとスキを突かれて大量得点されるかもしれないし、凄腕バッターがいてもピッチャーがヘボいと相手チームに大量得点されてしまいます。つまり、一人が１００歩進むよりも皆んなが１歩進む方が圧倒的に重要なのです。

人生にも野球と同じ様な事が言えます。練習で技術を磨き、必要な情報を掴み、助けてくれるチームの構築が非常に大切で、これらがバランス良く達成できていれば、きっとほとんどの事象は自分が容易にコントロール出来るでしょう。そして、それら３つを継続して続けられる人に、勝利の女神は微笑みかけてくれるのです。