Journal du 17 à 23 août

8/17

大変なことを思い出した。昨日午後１３時〆の振込を忘れていた。クレジットカードの、先月分の未入の振込を忘れていた。今の時点で振り込んだが、２度目の〆を過ぎたことは今までない。どうなってしまうのか。

久しぶりにドゥービー・ブラザーズ"what a fool believes" を聞く。６車線の広い道路、横浜の広い幹線道路を思い出す。京都の祖母が遊びに来るときは、父の車で新横浜駅まで迎えに行った。パリッとした揚げそば、あんかけのオイスターソースの匂いが蘇る。

8/18 

友人のO氏は、このあいだ横浜にいって中華を食べてきたと言っていた。小籠包、エピシュウマイ、北京ダック。O氏と共通の映画サークルの先輩のA氏と横浜中華街で食べてきたらしい。そこで、また映画を取りたいという話になったらしい。

昨日はバイトだった。いつもの通り、２階の座敷席に上がり、リフトに入ったお盆を取り出す。なす、人参のサラダ、きゅうりの酢の物、小芋、ピクルス、肉じゃが。机の上に僕がこれらを置くたびにおーと歓声があがる。マジックみたいだ。

家に着くと、スマホの通知に着信が一件ある。知らない番号だ。かけ直すと、クレジットカード会社だった。払い忘れの件について、今日振り込み手続きをしたので明日には振り込まれると思います。毎月支払いが遅れておりますので、このままですとカードの種類の変更などになってしまいます。すいません、次の月から気をつけます、と応じて電話を切った。洗濯機がガタガタと震えて、ピーといって止まる。

8/19

市役所に行った。父親に言われていた住民票を発行するためだ。クーラーが聞いていて、書類とインクの匂いがする。革靴のコツコツという音。調べてみると、マイナンバーカードがあればコンビニで発行できるのだった。前回もそうした気がする。じゅあコンビニでいい、なにもせずに市役所を出る

レンタルビデオ屋の駐車場にはキャンピングカーが置いてある、レンタルできるらしい。バーベキューのセット一式もレンタルできる。このレンタル事業は一年前くらいから始めているらしい。

8/20

昨日は夜の琵琶湖に行った。湖岸は赤い光が点滅していて、波が早かった。新幹線が高架を通り過ぎ、僕は羊羹を食べる。多治見の友達の家を尋ねるつもりで、そこを足がかりにして映画のロケに行くつもりだったが、なんとなく多治見に行くのは止めておいたほうがいいような気がして、琵琶湖に行ってすぐ帰ってきた。途中でサービスエリアに寄ってかけそばを食べる。丸く切られた青ねぎのなかに万能ねぎが混じっていた。夏休みはあと一週間である。
友人は繰り返し昔のサークルの思い出話をしていた、前にも聞いたなという話が、もう一度語られる。何度も同じ話をしていい。

スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルトのイパネマの娘。力の抜けたアストラッド・ジルベルトの声を友人はなんかエロいと言った。琵琶湖大橋を渡る、高い街灯が滑走路のように伸びている。ここの映像を撮るために僕は車の速度を落として５０キロくらいで走った。カメラを回していた友人は、うーんと言ってカメラを止めた。

8/21

とんでもなく暑い。アイスコーヒーを飲む。美容院を予約しないと。それで鈴木に会いに行く予定を立てる。喫茶店の２階は、吹き抜けになっている。

8/22 

昨日とは違う喫茶店でアイスコーヒーを飲む。いつもいるドレッドヘアが、イヤフォンで会議している。

鴨川を自転車で走る。川の水が段差から流れ落ちて、白いしぶきを立てている。黒いサギが石の上にいる。
ブロック塀にテニスボールが当たり、コーンという音がして、草むらにコソコソと隠れる。少年が壁当てをしているのだ。手には野球のグローブをしている。こんな日に、暑くないのだろうか。毎日継続して練習できるだろうか。心配になる。こんな暑い日に喫茶店に出かけて日記を書く、こんな生活が続くだろうか。続かなくても一向に構わないのに、誰に書けと言われたわけでもないのに、続くだろうかと心配している。バカらしい。かき氷の上にアイスクリームがのっている。テニスボールの、コーンという音がまた響き渡る。

8/23 

昨日とは別の喫茶店。用意してたんじゃないかってくらい、アイスコーヒーが早い。今日は涼しい。トンボが飛んでいる、黄色いトンボが。
夏休みは今日をいれて５日だ。５日後から早起きできるか心配。また、喫煙所を探してコソコソ吸いにいく生活が始まるのか。ニューヨークチーズケーキ。２年前の夏にもこの喫茶店に来て、食べたのだった。