見出し画像

想定される相関係数からサンプルサイズを決定する際の注意点

Tversky&Kahneman(1971)から:
TverskyKahneman1971.pdf (stats.org.uk)

[解答]
サンプルにおける相関は.35という想定値ぴったりにはならず少しは大きい(N=33で有意になる)か少しは小さい(N=33で有意にならない)かどちらかなので、有意な結果がN=33で得られる確率はほぼ0.5くらいと五分五分くらいにしかならない(「N=33のサンプルサイズなら[r=.35と期待される相関]がおそらく有意になりそう」と考えるのは間違い)のです。
"the correlation in the sample is about as likely to lie below or above .35. Hence, the likelihood of obtaining a significant result (i.e., the power of the test) for N ~ 33 is about .50."(Tversky&Kahneman 1971)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?