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理解者を「雑に」扱っていないか?

ライブ活動をしていると、大切なのは「宣伝」

いくら良い音楽でもイベントでも、存在自体が
認知されていないと来てもらえない。

しかし、「認知されたらそれでいいのか?」と言われると…実はそうでもない。

たまに『見に来て欲しいのなら、知り合いひとりひとりにダイレクトメッセージを送りなさい!』という人がいるが、私はそういうのは敬遠するように心がけている。

それは「知人と客の境界線」を引いているから。

では、知人とお客様とでは何が違うか?
それは、私視点で「お金と時間を払う関係」と「お金と時間を払ってもらう関係」の違いです。

友人とのお茶会なら、カフェ代も自分の分は出すし時間も指定された時間を空けておくだろう。
しかし客商売では、相手にお金を(利益分上乗せして)払ってもらう上に、こちらが指定した時間に合わせて来ていただく事になる。

言い方は悪いが、「(お金と時間の意味で)自分の身を切る覚悟があるのが知人関係」だと思う。

マルチ商法の勧誘などに違和感を感じるのがまさにこの点で、知人と客の境界線が引けていない。

これは結構な問題で、これができていないと温度感のある人間関係が滞ってしまい、ビジネスライクな人間関係で固めてしまう事になる。

一見身を切りあって互いに友人関係を構築しているように見えるが、所詮それは経済的利益を目的とした演劇でしかない。

このような状態では、裏切りが簡単に発生する。
というか、まず最初に相手が裏切られた気持ちになる。

「友人だと思ってたのに…ただの営業先でしかなかったんだね」
そう捉えられても仕方がない。

自分の活動実績、お金…欲しいのは分かるけれど、あんまり理解者を「雑に」扱わない方がいいと思う。

昔と違って、今はSNSがある。

昔はメールマガジンとかが主流だったかもしれないが、今はフォローさえすれば誰でも告知は見れる。

だからわざわざダイレクトメッセージで宣伝なんて、本来する必要がない。個別でリマインドする必要はないんです。

そもそも、本当に来て欲しいなら「やる側」がお金払うべきだと思う。 
「来て欲しい!でもお金は払って!」っておかしいやろがい。

それ客が欲しい、実績が欲しい、お金が欲しいだけやろがい。私にはそう見えてしまう。

じゃあ、なかのたいきはダイレクトメッセージで宣伝しないのか?いや、たまにしますよ笑

「来て欲しい!」じゃなくて「来たらその人が得する事がある」と確信しているときです。
もしかしたら情報が流れてしまってないかな?そうすると(その人からしたら)損だな〜と思うときです。

全員に絶対満足させる自信のあるイベントって実はなくて、あるとしたら多分勘違いなんですよね笑

やっぱり音楽でもイベントでも、一応イメージする「誰か」はあるんですよ。その「誰か」に適した人にはダイレクトメッセージを送る事があります。

つまりここでは、その人を客として見てるんですね。こちらとしては良いものを確実に提供できるし、あなたはそれにお金と時間を払う価値がありますよ。と感じているんですね。

プッシュする相手を選ぶ。
ただ見せたい、来て欲しいって訳じゃない。

だから、断られたならしつこく追わない。
その人にとって今は必要ないって分かったから。

それに、実はダイレクトメッセージなんかしなくても、客は来る時は来ます笑
「何時から出演ですか?」「予定確認します!」など、ちゃんと客からメッセージが個別で来てます。

そして前日の夜とかに告知しても、来てくれる人だっています。

もう分かりますよね?

自分にとって必要だと思う商品なら、
(認知していれば)買ってくれるんですよ。

そして、その認知はSNSの投稿で十分できてる。

反応がないって事は、99%必要ないって事です。
でも、わずかな1%があるとすれば…

「いや、この商品はこの人にとって必要だろう」
って感じてるのに、反応がないときだけです。

このときにだけ、ダイレクトメッセージが効果を発揮します。正直に伝える事ができるからです。

どんな商品なのか、どんな想いや物語があるのか

そして80%くらいの確率で、それが相手に伝わります。これが最高に気持ちいいんです。

これからも、理解者を大切にしたい。
そして、その理解者を増やしていきたい!

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