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僕がこのギターを手にするまで


ここ一年ほどはいろいろなギターの試奏を重ねて来まして、まだ購入には至っていませんが心に決めたギターがありますのでこれまでに検討したギターの変遷を纏めたいと思います。


①これまでのギターの変遷

まずはこれまでに僕の相棒となったギター達を紹介します。

⑴父のギター
以前にも記事に書きましたが好きだった先輩がゆずが好きだと知ったのでアコギを弾きたいと思うようになり、中学生のころ家にあった父のアコギに楽器屋で買ってきた弦を見よう見真似で張ってみて弾き始めたのが僕とアコギとの出会いです。

YAMAHAのギターだったのは覚えていますが型番までは気にして見たこともありません。しかも長年物置で眠っていたものなのでコンディションなんかは酷かったと思います。まぁなにせ当時はアコギに触れるだけで大好きなゆず(および先輩)に近づけている気になれていたので音やギターの良し悪しなどはアウトオブ眼中でした。

⑵Sepia Crew
高校2年の時に初めて自分でギターを買いました。確か楽器屋で一万円くらいで売っていた初心者セット込みのSepia crewの安物です。安物でも物置に長年眠っていたものよりは新品というだけでとても弾きやすかったのだけは覚えています。

⑶YAMAHA FG
高校3年の時ひょんなことから学園祭のステージでギターを弾くことになり、さすがにこの安物でステージに立つのは恥ずかしいと思い、後輩が使っていたYAMAHA FGシリーズ(詳細な型番は覚えてない)とSepia crewを期間限定で交換し、そのまま僕のものになりました。少し年季が入ったものではありましたが、明らかに安物のSepia crewよりはいい音がしていたのだけは素人でもわかりました。

何となく借したギターをそのまま自分のものにされてしまった後輩と、何度も執拗に安物呼ばわりされているSepia crewのみなさんにはこの場を借りてお詫び申し上げます。ごめんなさい。

⑷EPIPHONE Hamming Bird Dove
前に記事にしましたが僕は『船のエンジニア』なのです。
詳しくはこちら↓

乗船の周期は『1ヶ月乗船1ヶ月休暇』なのですがその1ヶ月の乗船中に弾き倒しているのがこのギターです。

毎日仕事がオフの時に3〜4時間くらい弾いています。僕以外にこのギターに触れる乗組員はほぼ皆無で、弦の張り替えから弦高調整まで全て僕がメンテしているほぼ僕の私物のようなギターです。約2年程の付き合いになるギターですが、音は今まで自分が所有していたギターよりは断然よく、さんざん弾き倒してますのでギター固有のクセも熟知している相棒です。ただ難点はあくまで『船の備品』なので家に持ち帰れない点です。


②ワンランク上のギター

ギターの購入を検討するに当たって当初の条件は『ワンランク上のギター』でした。

上記エピフォンのハミングバードより少しいいギター、というあまりにも漠然とした希望からギター選びをスタートさせた僕でした。

③憧れのギター

学生時代からの憧れといえばやはりGibsonです。中でもゆずの北川悠仁をはじめ様々なアーティストが愛用している『J-45』は特別な存在でした。

ネックとなるのはやはりその値段でした。家を新築し、ローンを払い始めたばかりの僕が妻を説得するには手が届きそうもなく断念しました。

④シグネチャーモデルという存在

Gibsonのギターを片っ端からネットで調べていた時にふと『斉藤和義signature model』という表記に僕のミーハー心は強烈に揺さぶられました。

あの憧れの斉藤和義と同じギターが手に入る、ただ例によってGibsonのギターは高いのです。

そこで見つけたのが『Epiphone Kazuyoshi Saito Signature Model』です。

斉藤和義を知ってる人ならお馴染みの黒のボディに白のピックガード。メーカー名こそ『Epiphone』ですが見た目は瓜二つのSignature Modelが発売されたのです。

本家GibsonのSignature Modelが50万円以上するのに対し、こちらは10万円以下で手に入るのです。

この時点では音の良し悪しなど自分にわかるはずもないと思っていたし、なにより至る所にある『KS(Kazuyoshi Saito)』のロゴがミーハー心をいちいち刺激してくるのです。

『これやん』と僕は思ったのです。

ただこれにも難点がありました。
それは『数量限定生産』だったのです。

新品の在庫は既にほぼ存在せず、ネットオークションやフリマアプリなどに出回っている中古品ばかりでした。

中古のギター(しかも個人間で取引されるもの)に素人が手を出すのはかなりのギャンブルだとある人に言われて購入を躊躇していました。

この頃から楽器屋での試奏が趣味になっていた僕はいろんなギターを試奏するうちに『Signature Model』への興味も次第に薄れていったのでした。


⑤Taylorとの出会い

アコギと言えばギブソン、マーチン。
国産ならYAMAHAかヤイリ以外はほぼ知らなかった僕がふと店頭で『これかっこいいやん』と思い試奏させてもらったのがTaylorの314-ceでした。

ついでに隣にあった214-ce Koaも弾かせてもらい、その弾きやすさと音のバランスの良さに感動しました。

後にネットで調べたところによるとTaylorのギターの特徴はやはりその弾きやすさ(低目に設定された弦高とナローネックの採用などによる)と個体毎のバラツキの少なさなのだそう。

なのである人に言わせれば『Taylorはいいんだけど優等生でおもしろくないんだよね』とのこと。

ただ僕の弾いた感想ではなんだか確信めいた『いやこれやん』という感じ、しっくりくる感じがありました。

というのも元々はほとんどの曲をピック弾きでジャカジャカと弾いていた僕ですが、最近では曲がりなりにも多少腕が上がったのかアルペジオや指弾きの機会が多くなり、今ちょうどピック弾きと指弾きが半々くらいになりました。

なのでこの『バランス良くなんにでも対応できる感』。

言うなれば時にはリベロやCB、またある時はボランチで活躍する『長谷部誠』感。

漫才もコントもいける『ジャルジャル』感。

3段オチにするのがセオリーですがこれ以上例えが思い浮かびません。

ということで僕が心に決めたギターは
『Taylor214-ce』でした。

あとはこのTaylor214-ceのサンバーストカラーがあれば言うことありません。

なぜサンバーストかと言うと最近購入した新築の書斎に置くなら絶対サンバーストだと思ったからです。


長文でダラダラと書きたいこと書いてしまい、あんまおもんなくなってしまいましたがご容赦ください。


これだけ書いても実はまだ書き足りない番外編があり、気が向いたらまた公開しますので是非ご覧ください。

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