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“努力”ってなんですか

突然ですが、
努力って何だと思いますか?
努力は必ず報われるものだと思いますか?
成功したときに初めて努力だと言えるものですか?
成功しなかったときは今までの過程が無駄になりますか?

努力ってなんでしょうか。

高校のときの監督が、どこかから聞いてきたのかこんなことを言っていました。

努力して結果が出ると、自信になる
努力せず結果が出ると、驕りになる
努力せず結果も出ないと、後悔が残る
努力して結果が出ないとしても、経験が残る

一言一句合っているかは覚えていませんがこんなことを言っていました。これを初めて聞いたときはなんとなく良い言葉やなーと思っていました。
改めて考えると、今の立場もありすごく深みが増してきました。

この言葉の通りだと、報われなかったとしてもその過程は努力だったと言えます。

また、こんなことを聞いたこともあります。

頑張らないやつほど文句を言う

自分に当てはめてみても、頑張ってるときは文句って言ってないなーと思ったり、逆に頑張っているからこそ文句が出てきたり、、、。

実はチーム作り?方針?にすごく迷っていまして。

最近、大会で勝ちを目指さないチームって増えてきたじゃないですか。
練習も楽しく試合も楽しく、みんな試合出れたらおっけーとか
1点でも決めたらおっけーとか
どれだけの点差で負けても自分達が楽しかったらおっけー
みたいな感じが増えてきてるじゃないですか。

スポーツを楽しくやるみたいな。

こんなこと言うと時代遅れやって言われるかもしれないですが、
正直全く理解ができないんですよね。
先に言っておきますが、その方針自体を否定しているわけではありません。むしろその方針もありなのかなと思って悩んでいます。

と、言いますのも
私が今までスポーツをやってきて、いわゆる“楽しい”と思ったことがあんまりないんですよね。
練習はしんどいもんやし、試合には勝ちたいし、フル出場したいし。

でも、今までやってきたスポーツが嫌いなわけではないです。
ソフトも野球も車いすスポーツも、辞めたいと思ったことは1回もありません。

練習はしんどいもの。それが試合に繋がるから。
大会は、練習の成果を発揮する場所。相手に失礼だからどんな相手でも手を抜かず真剣に勝負する場所。
やっぱりどんな試合・大会でも負けたくないんですよ。
負けても楽しいが、分からないんです。

私は試合のとき監督の立場で
チャンスを与えるために、キッカケは提供しますが
そのチャンスはみんな平等にあるわけじゃない。
チャンスの数は、
実力、練習への取り組み、今までの結果、練習以外での態度、監督からの信頼度、、、などで決まるものだと思っています。
試合に出たいから、試合に出て結果を残したいから、監督からの信頼を得たいから

努力をするものだと思っていました。

なので、私はいわゆる“楽しくスポーツをする”人達は、
“試合に出たい”という感情がないのだと思っていました。
私の中で“楽しくやりたい”は、
=地味な練習やしんどい練習をしたくない
ということだと思っていました。

ところが、最近そういうわけではなさそうなんです。
楽しくやりたいけど試合ではいっぱいシュートを決めたい
しんどい練習は嫌だけど、努力はそこまでしないけど試合には出たい

そして
しんどい練習はほとんどしないけど、結果的に試合に勝つ

なんて、人やチームも出てきました。

よく分からなくなりました。
書いてる今も、もはや何を書いてるのか分からなくなりました。

試合に出たいなら文句言わずにもっと頑張ればいいじゃないか
試合に出たいならもっと頑張って実力をつけたらいいじゃないか
と、思っていました。

でも、努力って人にみえないものですよね。
こっちには伝わらないから結果でしかみることができないんですよね。
いや、まぁ練習のときに頑張っている姿をみることはできますが。
私からしたら練習のときに頑張るなんて当たり前なんですよね。見えるところで頑張れない人は、見えないところで頑張るわけがないですよねと思ってしまいます。

でも、その人が努力する気力までは奪っちゃいけないと思うんです。

だから大会においてノーチャンスで終わることはないです。
人によっては少ないかもしれないけど、チャンスは与えます。
そのチャンスをモノにするかどうかは日々の努力だと思っています。
例えば、
エースが外す1本のシュートと、サブの人が外す1本のシュートは価値が違います。
積極的なミスと消極的なミスは価値が違います。
チーム・監督が求めた形でのミスと、求められていない(考えられていない)形でのミスは価値が違います。

この辺りを理解していないと、「自分のほうが良いのに」という考えに繋がるのかなと思います。

私は、これを理解するための“行動”が努力なんではないかと思います。

チームに求められていること、監督に求められていることを実践に移すための“行動”
数少ないチャンスをモノにするための、プレッシャーに負けないための“行動”

試合でミスをしないための“行動”

ゲームのその一瞬に至るまでの全ての過程が。

なんて、色々言ってても自分でも分からなくなってきたので、“努力”でヒットする文献でも読んでみようかなと思います。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。

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