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組織行動の考え方


読んだきっかけ

先週に棚を整理していると、この本を見つけました。いつ買ったのか全然記憶がなく、おそらく大学の授業で使うからということで購入したような気がします。
全く記憶にないのでおそらく授業内でも使用しなかったんじゃないかと思います。せっかく買ったのに読まずにいるのは勿体無いなぁと思い、今回読んでみることにしました。

感想

専門的な書籍であるということもあり、図や表で説明されている箇所が本全体で2箇所ほどしかなく、内容が難しく感じることがありました。
そんな中で、私はこの2点が印象深く残りました。

1.リーダーシップとは、結果をもたらすことができるかどうか

効果的なリーダーシップとは、リーダー本人の属性と結果の掛け算である

組織行動の考え方 p119

 リーダーシップとは何かについての記述の中でこのような言葉があった。
 近年のリーダーシップについての研究や書籍を見ると、その多くは「素晴らしいリーダーの属性」ばかりが言及されている。著者はそのことに苦言を呈していた。
 元日産会長のカルロス・ゴーン氏はリーダーシップの持論として以下のように発言している。

結果をもたらすことこそがリーダーシップだ

組織行動の考え方 p116

プロのサッカーチームが時々負ける場合はファンが一緒にいてくれるかもしれないが、ずっと負け続けているようではファンなどついてくれない。企業においても業績が悪化してしまえば経営者はクビになってしまう。そう、リーダーとは極端に言えば「結果をもたらす」ことが何よりも重要なのだと説明されていた。
 確かに言われてみれば当たり前のことですよね。どんな人がリーダーに相応しいのか、リーダーとしての振る舞い方につていはいろんな情報を目にしてきましたが、それが「結果をもたらすため」であると意識してはいなかったです。本の中で少し記述があったのですが、「結果を求めるのは下品である」という思考が働くようです。私も少し感じるなと思ったのですが、考え方を変えて、その結果が誰のための成果か、どんな影響があるかを利害関係者が理解できるとその組織は全体が前向きに動き始めるのかもしれないと思いました。これからのリーダーとしての立ち振る舞い、行動の指針について考えさせられる内容でした。

2.知ることのレベル

 ただ人の話を聞いているだけでは本当に理解したとは言えない。知るという行動にはレベルが6あると書かれている。
レベル1:情報を聞いて知る。
レベル2:知らない人に自分の知識を教えることができる。
レベル3:知ったことについて持論を話すことができる。
レベル4:自分の行動の変化について語ることができる。
レベル5:本当に自分が変わりだした。
レベル6:自分以外の人間、組織が変化しだした。
この6つの段階が存在する。

 このレベルを見ると、知ることとは変化することであるということがわかる。ということは、何かを変えたいという意識がなければ何かを知ったりインプットしたりという行為自体起こらないということであると述べられていた。
 経営者の人と会うといつも思うのですが、彼らって常に最新の情報をサーチしてるし博識なんですよね。常に自分自身の行動について問い、正しくなければ変化していく考え方と行動力。これらがあってこそ成長がものすごいのだと感じました。あと、アプトプットの大切さも大切ですね。今やってるこのnoteも自分自身が実際どう感じているとかまとめれていいです。

まとめ

 軽い気持ちで読んだのですが、組織でのメンバーへの振る舞いやリーダーとしての考え方、さらに普段の行動についてまで考えさせられる本でした。
 まだ他にも読んでない本あるかもしれないので棚の整理を続けるといたします。

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