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著作権を売却した「KISS」の今後の展望

ロックバンド「KISS」が著作権を売却したことは、日本でも話題になっている。海外のメディアで相当取り上げられており、いくつかの日本語訳がニュースサイトでも取り上げられている。

売却した先はスウェーデンのPophouseという、世界3位のPE会社であるEQTの創業者と、ABBAのメンバー(ビョルン・ウルヴァース)が共同で設立した会社だ。

KISSのジーン・シモンズはこの取引に関して、同じくPophouseに最近売却したシンディローパーのコメントと似たようなことを言っている。「Pophouseへは単に売却して終わりなのではなく、長期的なパートナーとして一緒に新たなKISSを作っていく」ということだ。売却ではなく”コラボレーション”なのだという。

Pophouseは「ABBA Voyage」というABBAのデジタルアバター/ホログラムショーを手掛けて大成功させた会社であり、シンディローパーもKISSも、その手腕を評価したのだろう。自分たちもアバター化を軸に色々なエンタメを展開していくようだ。

KISSのアバターツアーは北米で2027年に行われることが発表されている。(KISSによるXの投稿
PophouseのCEOによると、ABBA Voyageとは全く違ったものになるらしい。KISSは既に伝説といえるが、今後も永遠に熱烈なファンを獲得し続けるのかもしれない。