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「京都・拉麺小路」 食べある記E【博多一幸舎】

京都駅のお隣りにあるJR京都伊勢丹。その10階に隣接する大階段南側にあるラーメン店の梁山泊「拉麵小路ラーメンこうじ」に軒を並べるお店群は、日本のみならず世界中から訪れるラーメンファンの舌を唸らせています。今回「拉麺小路」に出店しているお店の中で唯一「泡系博多豚骨ラーメン」が食べられるお店「博多一幸舎」に突撃レポを敢行しました。その食レポです。😋



博多一幸舎はかたいっこうしゃ

「博多一幸舎」の豚骨ラーメンの特徴と言えば、何と言っても 豚骨スープの表面に浮かぶ無数の。このの正体は「脂泡しほう」と呼ばれ、一幸舎独自の「熟成追い炊き製法」によって作り出されています。こののお陰でドロっとした豚骨スープにはならず、口当たりがクリーミーでまろやかに。豚骨の濃厚な旨みと甘みを極限まで引き出しながらも、くどさを感じさせないこの絶妙なバランスこそが「元祖泡系ラーメン」の真骨頂なのです。🙂

さらに、一幸舎のこだわりはスープだけではありません。「ラーメンの麺まで作ってこそ、本物のラーメン屋」との哲学の下、平成二十年(2008年)から自家製麺を開始。自社製麺所『製麺屋慶史』の特注麵は 細くても小麦本来の豊かな香が広がり、もちもち感しなやかなコシを両立させた独自仕様麺。濃厚な豚骨スープとの相性も抜群な「ストレートの平打ち細麺」です。

券売機では、迷わず看板商品の「味玉白ネギチャーシューメン/1530円」のボタンを押し、麺の硬さは上から二番目の「カタ※」を選びました。出てきた食券を掴みおもむろに店内へ・・・。
※因みに、博多一幸舎オススメの硬さは、普通麺~やわ麺です

博多一幸舎・京都拉麺小路店
「メニュー看板」


店内へ

お店に入るといきなりツンとした臭い。・・・そう、その昔、福岡は博多長浜地区で食べた博多ラーメン店で嗅いだあの臭いです。一説では、熟成豚骨スープに継ぎ足しする製法でしか発生せず、熟成度が高くなる程鼻に付くと言われているこの臭いこそ「うまい豚骨ラーメン屋さんの代名詞」と考えていた私としてはますます期待が高まります。😊

卓上の調味料&薬味軍団は、替玉のタレ、ごま、こしょう、しょうが、辛子高菜と博多ラーメンにとっては馴染みのスタッフです。(よく見るのは「紅ショウガ」ですが、ここでは着色料で赤く染まっていない「白しょうが」がスタンバっています。)🤤

博多一幸舎の調味料&薬味軍団


実食

店員に食券を渡し 席に着座して待つこと7~8分。トンと目の前のテーブルに置かれた「味玉白ネギチャーシューメン カタ」。山盛りの白髪ネギの上に盛られた刻み青ネギ。見るからにコリコリ食感のキクラゲ味付き玉子は丸々1個中央やや下の位置に鎮座しています。丼の淵にだらりと垂れ下がったチャーシュー4枚。そしてそして・・・スープにはあの「脂泡」が!🤤

味玉白ネギチャーシューメン

早速、泡系スープを一口すすると・・・見た目通り、確かにクリーミーな口当たり、しかし、こいつはただの泡じゃありません!口の中に徐々に広がる豚骨の旨みと甘味。いやいや、けっしてまろやかなだけの口当たりじゃあない! むしろ、豚骨の濃厚でこってりした味がその本性を現しはじめたではありませんか!😮トロっとしたソフトな口当たりの皮を被ったドロドロな濃厚豚骨スープの本性が舌の上でリビルド(再構築)されていくのです。😋そしてこのスープの深いコクと風味は、福岡地醤油3種6種類の魚介ダシを独自ブレンドしたかえし(タレ)のなせる賜物。食材、製法にここまでこだわってきた、まさに博多一幸舎渾身のスープ!と唸らせる味です。🤤

そして「このこだわりスープにしてこの麺あり」と納得させられる製麺所慶史特注の「平打ちストレート細麺」。細麺でありながら、存在感を強烈に主張してくるも、けしてスープとの調和を乱さない。双方の相乗効果を最大限に持ち上げる絶妙のパートナー(相棒)同士。それが見事に体現されたなのです。🤤

慶史特製平打ちストレート細麺

そしてトッピングされた薬味と具材;白髪ネギのしゃきしゃき感、キクラゲの強硬なまでのコリコリ感。味付玉子は絶妙な半熟具合です。チャーシューはスープと麺にひたすら馴染む名脇役と言う感じ・・・。更に、卓上の調味料&薬味を好みでトッピング。白ゴマは言うにおよばず、紅ショウガならぬ白しょうが、更には、その辛さが病みつきになってしまう程凶悪な辛子高菜。ここで店員さんににんにくをお願いして、好みの量をスープに溶かし込めば・・・どんどんオッサン好みの博多ラーメンらしくなってきたぞ~。🤤

にんにくはスタッフまで、お気軽にお申し付けください
追加トッピング薬味群

「すいませ~ん替玉お願いします。バリカタで!」てな声が飛び交う店内。居合わせた、お客さんの半分以上は替玉を頼んでました。😮おそらく常連さん/リピータ客と思われますが、本場博多から来られた方が地元のノリで注文されているのかもしれません。🤔

・・・本当にスープはクリーミーで口当たりがソフトでまろやかなので 一瞬あっさりスープ?などと思っちゃうのですが、濃厚なこってり豚骨スープの味わいがガツンと来ます。なので、スープを飲み干すほどに豚骨のドロドロ感が鎌首をもたげて来ます。😱・・・丼底に溜まったざらざらゴツゴツの固形物まではさすがに飲み干すのは控えました。😓 「ごちそうさま~

丼底には砂のような粉砕豚骨?🤔」


感想

京都拉麵小路」の食べある記。今回は「博多一幸舎」にお邪魔しました。
独自の熟成追い炊き製法で生まれた脂泡スープは「元祖泡系ラーメン」を標榜するに相応しく、クリーミイな口当たりでありながら豚骨の旨み、甘味を極限まで引き出し、しっかり濃厚豚骨の味わいが楽しめます。これと独自のストレート平打ち細麺とを絡め、さらには、食材、製法にもこだわった具と薬味味付玉子、チャーシュー、ごま、白しょうが、明太高菜、にんにくを擁し、見事な泡系博多ラーメンの型を確立しています。そして今も本場博多ラーメンファンをグローバルに拡散させ続けている一幸舎の挑戦に賛辞を贈りたいと思います。・・・まぁとにかく、本格派の博多ラーメンが食べられて良かったなぁと言う印象です。😋

博多一幸舎/「味玉白ネギチャーシューメン」の評価は4点(5点満点)です。(麺:◎、スープ:💮、具:〇)

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。😌


おまけ


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