「京都･拉麺小路」～20周年限定メニュー～ 食べある記Ｃ【ますたに】

京都駅に隣接するＪＲ京都伊勢丹。その10階に隣接する大階段南側にあるラーメン店の梁山泊「拉麵小路(ラーメンこうじ)」。令和5年11月に「拉麺小路おかげさまで２０年目」を迎えるにあたり、各店から20周年限定メニューが提供されています。京都背脂醤油系の元祖「ますたに」の20周年限定メニューは「味噌拉麺」。その食レポです。😋

※下記姉妹記事も宜しかったらご覧ください。😌

京都･拉麺小路20周年記念フェア

ＪＲ京都駅に隣接する伊勢丹百貨店。その10階に繋がるフロアに店舗を構える「京都･拉麵小路」は、全国各地の名代ラーメン店が軒を連ねる人気のグルメスポットです。2023年11月1日に「京都・拉麺小路」は20年目を迎え、これまでの感謝の気持ちを込めて、各店舗から20周年記念の限定メニューが提供されることになりました。
※この記念フェアは11/1～11/30までの期間限定です。🫤

「20周年記念企画紹介パンフレット」

「ますたに」

京都の背脂醤油系の元祖「ますたに」は、銀閣寺近くに本店（･･･昔よく並びました😊）を構え、鶏ガラをベースに濃い目の醤油ダレと背脂をまぶし、あっさりながらもコクのあるスープと細目ストレート麺との相性抜群の中華そばで、70年以上（創業昭和23年(1948年)）にわたり ファンの舌を唸らせ来ました。😋

「背脂醤油系の元祖」を自負されているせいか、頑固な迄に「背脂醤油系」一徹。現在の本店メニューにも、（少なくとも私の知る限り）開業以来 味噌や塩など他のスープをすすらせる拉麺メニューは一切なし。（あっ いや･･･辛みそ拉麺とか担々麺はメニューに有りますが･･･😓）。その「ますたに」の20周年記念フェアの限定メニューが「味噌(みそ)拉麺」と言うのだから、「えっ！あの「ますたに」が、まさかの味噌拉麺 だなんて！」😮

後にも先にも金輪際味わうことがないかもしれない「ますたにの味噌拉麺」。これは否応無く期待が膨らみます。そして、期待に胸震わせながら、食券を買って店内へ。😶

「ますたに・京都拉麺小路店」

「フェアの味噌拉麺」

店内へ

お店に入ると、外国人の女性店員さんが席に案内してくれました。その方はマスクで顔がよくわからなかったのですが日本語が微妙なアクセント。もう一人いた店員さんは明らかにインド系（いや、パキスタン人かもしれない）の方でした。😮着座するやいなや、いきなり縦横10cm×10cm 位の銀の封筒を置いていきました。恐るおそる中身を開けると、20年目記念スクラッチカードと「ますたに」のアクリルキーホルダー。😓スクラッチするも、残念ながら「はずれ」。これも20周年企画イベントの一環のようです。🤔

「20周年企画のスクラッチカードとアクリルキーホルダー」

・・・各店先着300名様限定だそうです。😕

卓上の調味料軍団は、こしょう、一味、七味、ラーメンタレ、お酢と至ってシンプルな機甲師団です。

「卓上調味料軍団１」

「卓上調味料軍団２」

実食

程なくして「味噌拉麺」登場。たっぷり盛られた青々しい九条ねぎとアクセントに糸唐辛子。見た目も鮮やかです。・・そうそう、背脂が浮いている鶏ガラベースのスープも健在のようです。では、早速スープを一口・・・🤤

「ますたに味噌拉麺」

「おぉ～！これがますたにの味噌スープか！」赤味噌と白味噌の合わせ味噌に ますたにオリジナルのスープが見事に融合されており、従来の「ますたにスープ」にはない・・・かと言って、いわゆる「札幌系」のまるまる「味噌」に飲み込まれるでもない、独自の味噌スープ観を見事に体現してくれているではありませんか！もちろん味噌は市販の「マ〇コメ」などとは違う、どことなく懐かしい・・・そう田舎の婆ちゃんが仕込んでくれた田舎味噌のような、何とも素朴でマイルドな風味を醸し出しています。😋

麺はストレートの細麺。それこそ、博多ラーメンの流れをくむかのような細麺の張りのある感じの食感。そして具には、刻みネギ、チャーシューに加え、初めて味わう、つくねボールが！一口パク！・・・な、なんと柔らかくてマイルドな味なのでしょう！🤤

「つくねミンチボール見参！」

独特な組み合わせ野菜が、混然一体化した食感となって波状攻撃。白菜、もやし、人参、しめじ・・・食材自体がうるさくなり過ぎず、味噌スープにしっかり浸かった状態でスープ液面に次々と浮上してきます。よくしゃきしゃき感を残した野菜をトッピングされるお店がありますが、「ますたに」のそれは、しっかりスープを吸って柔らかく煮込まれた状態なのです。麺が無ければ、まるで、田舎の宿で振舞われた具沢山味噌汁のような感じ。ホッとする味なのです。たとえば、「バリバリ仕事疲れのサラリーマンやOL」にこそ食べてもらいたい拉麺です。🤤

「しめじ、もやし、ねぎ、白菜の渾然一体化」

「白菜のとろとろ感はまさに味噌汁の具」

あらためて、スープは自慢の背脂が目視で浮いている程なのですが、こってりと言うより、まさに「あっさりしながらもコクがある」味噌スープ。味の変化を楽しむため、こしょう、一味を振りましたが、ラーメンタレ、お酢はこの絶妙な味の方向性を変えてしまう恐れがあるため控えました。それでも十分美味しく、田舎味噌汁を飲み干すように完食してしまいました。😋

「完食・ごちそうさま！」

感想

京都では、背脂醤油系の元祖「ますたに」の拉麺小路20周年限定メニュー「味噌拉麺」。その味たるや 今まで食べたどこの「味噌らーめん」にもない独自の「ますたにワールド」を体現した「味噌拉麺」でした。オリジナルの鶏がらベースの背脂醤油の基本は崩さずに、合わせ味噌のコクと旨みとを融合して完成させたスープは見事としか言いようがありません。具のとろとろ野菜に、柔のつくねボールと剛のチャーシュー、これに絡むキレのあるストレート細麺。期待通りの味に大満足の逸品です。｢ ますたに 味噌拉麺｣の評価は（個人的EKOひいき点を加えて･･･）4.5点（５点満点）です。😋

※20周年記念限定メニューは11/1～11/30までの期間限定販売です。
　他のお店も含め、気になった方は早めにご試食下さい。（私も期間内にまた行きたいと思います🫡）

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。😌

おまけ