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配膳ロボットNOW (ファミレス編)

最近、ファミレスの従業員(人間)に交じって、ロボットが料理を配膳してくれるお店が増えたように思います。お店側としても従業員の作業負荷の軽減や広告塔の役割を期待しているようです。私がよく行くファミレス3店で活躍する「配膳ロボット」についてレポートします。



配膳ロボット

最近ファミレスなどの飲食店で、料理や飲み物を人の代わりに自動で運んでくれる「配膳ロボット」を、ちょくちょく目にするようになりました。
ロボットが人間の代わりに「厨房」と「ホール」を往復して配膳をして
くれるため、人間の作業負荷を大幅に軽減してくれたり、ロボットが配膳
してくれる珍しさから、広告塔の役割を果たし集客効果も期待できます。

配膳ロボットの例


「ガスト」

ガスト

近所のファミレスの中で一番早く「配膳ロボット」が導入されたのがガスト。私の記憶では2022年の早い時期には既に店内を動き回っていたと思います。ガストのロボットは、明らかにネコ顔なのですが 表情がとっても豊か。しかも しゃべりっぷりが、
お待たせしましたにゃ~
どいてほしいにゃ~
などと、ネコ語?をしゃべります。😮

お店には2台(匹?)のロボが動き回っており、その名も「ニャン吉1号」と「ニャン吉2号」。・・いやぁ・・おそらくロボットの命名権はお店の裁量(多分当時の店長のセンス?)かと思いますが、同じ名前にしなくても良かったような気がします。🤔なぜ「ニャン吉」だと分かるのか?と言うと、それぞれのロボットの胸にテプラで名前を書いたテープが貼ってあるので・・・(そこはアナログっぽい)。

導入当時は、それこそ珍しかったこともあり、
「あそこのガストにネコ型ロボットがいて料理持ってくるらしいぜ」
「え~、見てみた~い」
「じゃ今度行ってみよう」
「うん」
みたいなやり取りもあり、しっかり広告塔の役目も果たしていました。🙂

※因みにこのロボットは頭を撫でると初めはよろこびモードになりますが、しつこく撫で続けるとしまいには激おこぷんぷんまるモードになるようです(私はそこまで激情させた経験はないのですが・・)
で、撫でてみました。撫で始めは「気持ちいいにゃ~」と満面の笑み。😊
更に撫で続けると、「さわり過ぎにゃ~」とたしなめられ、😔それでも撫で続けると、耳のLEDが赤く点灯し「も~やめて!」と怒られます。😣(実はそれでも撫で続けると「もー〇〇〇にしてにゃ」と引導を渡されるようですが、それ以上の撫で行為は周りのお客さんの目が冷たかったもので・・😫)

にゃん吉」が配膳に来て、立ち去る前に一度試してみては?😆

「ニャン吉の全体像」
「わ~い」
「去って行くにゃん吉2号と接客中の1号」


「ココス」

ココス

近所のココスに「配膳ロボット」が導入されたことに気付いたのは今年(2023年)になってから(ネットニュースなどを見るとすかいらーくグループは2022年12月には全国展開を始めていたようです)。

ココスのロボットはイエローのボディカラーで、鬼太郎の親父のような
一つ目」です。配膳トレーも2段(耐荷重は30kg)とやや小ぶりサイズ。その分 通れる最小の道幅は55cmと「にゃん吉」より15cmも狭く、そもそも手狭まなお店とか お客さんで混雑しているような時でも活躍できそうです。お腹に大きなディスプレイがあるのも特徴で、フェア/キャンペーン、メニュー広告など1台で給仕と宣伝の2役をこなす超売れっ子ぶり。😮

お店の人に特技を尋ねると、お客さんの誕生日にハピーバースデーを歌ってくれるそうです。歌声が聞いてみたい方は、当日誕生日の人を連れて行ってください。🙂

「一つ目登場(お腹にディスプレイ)」
「一つ目の全体像」
「去って行く一つ目・・・」


「和食さと」

和食さと

行き付けの和食さとでの「配膳ロボット」導入も今年(2023年)になってからのようです。以前は、大きなワゴンに料理を載せて人が運んできていたのですが、ある日からロボットが 配膳するようになりました。

和食さとのロボットの顔は女の子ぽい目と口。BGMが流れている時は♪が踊っています。「ニャン吉」ほど多様な表情はしませんが、目と口で喜怒哀楽を表現しているようです。自律走行にはAI技術が搭載されており、お客様の席まで最適なルートで料理を届けてくれるそうです。

お客さんの反応も良く、その日も 店員さんが「このコ 結構愛嬌あるのよ」と言うと、おばちゃんの客が大いにウケていました。客に対する受け答えも丁寧で、厨房に戻ると「ただいま戻りました」と従業員に対しても律儀な面を持ち合わせています。🙂

「ご注文のお料理をお持ちしました」
あれ?そばが違うよ。交換して下さい」「大変失礼しました
「季節のそばをお持ちしました」
「それではごゆっくりお楽しみください」


まとめ

行きつけの近所のファミレス3店で稼働中の「配膳ロボット」についてのレポートです。ロボット本体を買うとなると300万円以上するものもありますが、通常はリース契約で3万~9万円/月くらいなようです。一晩(4~5時間)充電すると8~24時間×30日間(=月)頑張ってくれるため(リース契約にもよりますが)時給換算で200円以下の運用も可能とのこと。😮また、ロボット導入後、長いお店ならもう9カ月以上経った現在、導入時の物珍しさからの客寄せパンダ効果は薄れたものの、しっかり店員さんの作業負荷軽減の一翼を担っているようです。🙂👍

ただ ロボットの機能として配膳以外にも「お客の誘導・案内」や「下膳」があるものの、依然 これらは人間が対応しているところがほとんどのようです。将来に向け、更なるロボットの進化に期待したい所ですね。🤔

飲食店での人手不足はコロナ禍が明けて以降深刻なところもあるようです。今後どんどん人口が減少する日本。飲食店のみならず 色々な現場で人とロボットが共同作業するシーンがますます増えていくものと思われます。🫡

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。😌


おまけ


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