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本から学びたければ「速読」は絶対にするな

おはようございます。

昨日は長尾彰さん著の「宇宙兄弟 今の仲間でうまくいくチームの話」の読書会というものを行いました。
読書会では、本を読んでから自分の身に起こった変化や気づき、疑問に思ったこと、などを共有し合いました。


読書は一人で黙々と読むのも良いですが、こうやって人と対話をしながら本の内容について考察してみると、より深い気づきがあります(^^)オススメです〜

それでは本題の「速読」について

「速読」と聞くと、読書家の誰もが一度は憧れるものだと思います。
短時間で本が読めたら・・・と

今回は、年間に100冊読んだ経験から「速読」への向き合い方をお伝えします(^^)/
(今回はビジネス本を読む人に焦点を当てたお話です・・・)

そもそも「速読」って何??

以下、Wikipediaより
(速読だと出てこなかったので速読術で調べています笑)

速読術(そくどくじゅつ、英:speed reading)とは、文章を速く読むための技術であり、時には読書法も含まれる場合もある。読書速度を向上させ、効率的に大量の書物を読破する技術である

ということだそうです。

つまりは、「本を早くたくさん読む方法」ということです。

「速読」は何のためにする??

「本を早くたくさん読む」

これは読書家であれば、誰しもが憧れ、思い焦がれるでしょう・・・

なぜなら、本は学ぶためのツール。
(である人が多いと思います。)

つまり、誰よりも早くたくさん学びたい!
と思って身につけようと思うのが、「速読」であり、「速読」をする理由なのではないでしょうか?

「速読」の罠

しかし、誰よりも早くたくさん学びたい!と思って、身に付けた「速読」が結果として、学びの妨害をしてしまう場合があります。

それは、
「書かれていることを深くまで読み解くことに慣れていない人が速読をした場合」
です。

何故か。

学校の国語や現代文の授業を例に出します。
テストで出てくる読解問題。
(僕は国語が苦手な方だったので、長文を見るだけで眠気が襲ってきます・・・)

登場人物は
何をしても成績優秀なAさんとあまり勉強は出来ないけどAさんに負けまいと「速読」を身に付けたBくん。

現代文のテストで、
Aさんは問題の長文を読み終わるのに5分掛かりました。
一方、Bさんは「速読」を身につけているので、同じ問題は1分で読めました。

Aさんは5分掛けて読んだ問題をしっかりと理解し、回答に写っています。
その頃Bさんはまだ問題文を読み漁っています。

何故か。それは、
Bさんはいくら早く長文を読めても、文章を理解する力が身についていないからです。

という、実に幼稚な例ですが、
お伝えしたいことは、本を早くたくさん読めるようになること本の内容を理解することは別物であるということです。

文章を読み解ける力が身についていない人が、むやみに「速読」を身につけるとただ、文を早く読んでいるだけで、目的としていた本から学ぶことは出来ません。

この順番を間違うと、せっかく身につけた武器「速読」が凶器に変わってしまいます。

これが「速読」の罠です。

「速読」から「熟読」へ

『本から学びたければ「速読」は絶対にするな』

つまり本を学ぶツールとして使う場合の手段として、「速読」を求めてはいけないということです。

僕は、「速読」はするものではなく、なるものであると定義しています。

本を読み、その事柄について深くまで考えて知識として身につく。
そうなると、似た分野の本を読むときにはおのずと早く読み終わることが出来ます。

何故なら、似た分野の本には似た内容が書かれていることが多いからです。
(もちろん全てが似た内容ということはありませんが、理解ができるという意味です。)

こういった状態を作り出してからであれば、結果として「速読」していたとしても、その本に書かれていることが自分の中の知識に変わります。

焦って小手先の「速読」を身につけようとするよりも、1冊1冊をじっくりと読む「熟読」をする。

それが、本から学ぶ1番の近道だと思います。

最後までご覧頂きありがとうございます!

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