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末寺の末事 190

 わりと有名な話で、ご存じの方も多いと思うけど、昔のインドには『四往期』という考え方があって、人生を四段階のフェーズに区切った考え方があるそうですね。
 ヒンドゥー教社会の理念的人生区分みたいなものですが、成立は古代インドのバラモン教に遡るとされています。

①学生期(ブラフマチャリヤ、brahmacarya) - 師のもとでヴェーダ(知識)を学ぶ時期

②家住期(ガールハスティヤ、gārhasthya)
- 家庭にあって子をもうけ一家の祭式を主宰する時期

③林住期(ヴァーナプラスタ、vānaprastha)
- 森林に隠棲して修行する時期

④遊行期(サンニヤーサ、saṃnyāsa)
- 一定の住所をもたず乞食遊行する時期

 この考え方って、現代の日本人にもシンプルに受け入れ易い印象があるって思うの僕だけ?
 学生期・家住期なら学生や社会人、林住期・遊行期は引退・終活生って感じです。

to be continued



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