【ギター(or全楽器者)むけ】基礎練習ってマジでなに --練習の考え方篇

どうも、ギター演奏家や講師を行なっております、むらかみたいちと言います。普段は都内でジャズ系の演奏を行ったり、ギターを教えたりしています。こちらのnoteでは、音楽という抽象的な存在を頭でしっかりと理解するために、あえて文字だけで練習方法や考え方などをつらつらと記載していきます。

基礎練習について考えてみましょう

「結局基礎練習よねー」
みたいな言葉、楽器をある程度演奏される方は何千回も触れてきたと思いますし、これから始められる方におきましては今後誰からから必ず聞かされる、あるいは無自覚のうちに発してしまう事になってしまうと思います。必ず、発生します。
さてそんな基礎練習って一体何なのでしょうか。この手の話になると クロマチックスケールをメトロノームを使って、的な方法論が展開されがちですが、はたしてそれらのトレーニングにはどのような意味があるのでしょうか。 決してクロマチックがNGといっている訳ではなく、それらの行為にどのような目的があるか、をハッキリと自覚することがめちゃ大事だと思っているわけです。

ぼくが思う、基礎練習のありかたや、その定義

昨日のnoteでは、

頭脳【演奏したい物事の内容、イメージ】

身体【楽器を扱うための物理的な運動】

という音楽を発するまでのプロセスについてつらつらと書いてみました。これに基づいた話にはなりますが、この頭脳 or 身体に双方に関連した基礎練習が存在していると考えています。さらにもっと言えば、それらのトレーニングがすべて、音楽の三大要素(※1)に基づいていると考えております。
※1音楽の三大要素:メロディ、ハーモニー(和音・コード進行)、リズムのこと。これはとても重要なので、頭に入れておきましょう。

なので、細分化すると以下のようなイメージとなります。

基礎練習の概念、細分化

————————————
【頭脳篇】

・メロディのトレーニング
・ハーモニーのトレーニング
・リズムのトレーニング

【身体篇】
・メロディのトレーニング
・ハーモニーのトレーニング
・リズムのトレーニング
————————————

この、音楽の三大要素に基づいたそれぞれの内容がすべて基礎練習である、と僕は定義しています。ただ、音楽の三代要素自体がそもそも脳寄りの要素です。なので身体篇ばかり行なっていても、それはイメージや具体的な感覚に基づいていない可能性が高く、そうして産み出されるものが果たして他人の心を動かすものかどうかは、自己の演奏を客観視しないといけません。めっちゃ余談ですが、誰かに演奏を褒められるとき、「フレーズめっちゃいいよね!」「リズムがすごくハマってた」など、三大要素ベースの話になることが多いです。決して「あの時のCミクソリディアンスケールの6音目から始めたのが凄かった・・・」みたいなことにはなりません。

まとめ的なもの

昨日の内容と被ってしまいますが、とにかくどんな練習をする上でも「どんな要素をターゲットとして取り組むのか」を強く意識することがとにかく大事です。ただ、ギターという楽器の特性上いきなり頭脳→身体という発信がマージで難しいこともあるので、特に初心者の方々は最初はとにかく身体編のベースのベースをある程度クリアしてから、頭脳編などに移っていくのが実際無難なのかなと考えています。

以上、基礎練習に関する考え方でした。
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