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【中級者〜】いいプレーでしたね!の正体 --アンサンブル篇

どうも、ギター演奏家や講師を行なっております、むらかみたいちと言います。普段は都内でジャズ系の演奏を行ったり、ギターを教えたりしています。こちらのnoteでは、音楽という抽象的な存在を頭でしっかりと理解するために、あえて文字だけで練習方法や考え方などをつらつらと記載していきます。

今回も、アンサンブルについてですね。特に誰かと演奏する場面にて、プレイヤーorリスナーから「いいプレーでしたね!」と仰っていただける場面があったりします。嬉しい限りですね。じゃあ、この「いいプレー」について、自分なりの考えを書いていこうと思います。

全ては相対評価

アンサンブル内のプレーに関する良し悪しの判断ですが、それらはすべて今ある演奏に対して、相対的な判断しかありません。わかりやすいところでいくと、音量やトーン。めっちゃ極端な例を出すと、ゆったりしたバラードの曲に対して、とある楽器の音量が異常に大きかったり、あるいは高音がキンッキンに出ている音作りなどは、違和感がありまくりです。また、フレーズや音数についても同じようなことが言えますね。必要以上の音数、速弾きフレーズが毎回必要なのかどうなのか。その全ては、演奏に対する一体感であったり、うまく馴染んでいるかどうかが大切なのかなと考えています。
今、アンサンブルに限ったような言い方をしていますが、ソロの弾き語りであったとしても、その場の空気感や選曲、それらに対してベストな演奏があるはずです。

なので、逆を言うと絶対的な評価は耳に残るようで、素通りされがちな印象もあります。このコードだから○○スケールのフレーズであったり、寸分狂わない機械的なリズム、みたいなものは綺麗に聞こえますが、理解が難しかったりするのかな、とも思っています。結果として、そういったプレーが正解になったりする場面もありますが、それはあくまでも曲や演奏に対して的確かどうか、ということが大事になっているのかなぁという感じです。

ちょっと抽象的な話になりましたが、ざっくり言うと音楽的なコミュニケーションが演奏の中では絶対に必要になりますよ、ということです。なので、よいプレーを目指すには、音楽を相対的に理解するためのヒアリング能力であったり、演出力みたいなものをトレーニングしたほうが良いよねと考えています。

以上です、日中の仕事でバテバテなのでちょっと短めです。これについては具体的なことを今後残していこうと思います。
もし個人的にレッスンを受けてみたいなどございましたら、taichi.m.pgt@gmail.comへご連絡ください。1時間5000円で、練習方法や練習曲、音感トレーニングなどをお伝えしていきます。これからギターを始める方については、楽器屋に行って一緒に選ぶサービスもお付けします。(都内近郊限定)ではでは。

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