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映画『カラオケ行こ!』を観た

★ストーリー
組の歌コンを控えたヤクザと、変声期を迎えた合唱部部長の中3少年の友情物語。

★女優
八木美樹17歳。
『世界の中心で、愛をさけぶ』の長澤まさみと同い歳。
演技力はたぶん大差ないけど、背負っている覚悟が違うんだろうな。
とはいっても、しっかり者の副部長を、爽やかに演じていたし、合唱部と聞くと、どこか品の良さを求めてしまうけど、そのあたりの育ち良さげな雰囲気も出ていた。
大阪弁というのも僕には印象が良かったので、今後、良い女優に育ってほしい。

芳根京子26歳。
今、公開してるゾンビ映画のドラマ版を数話見たときに出演していて、上手いなぁと思った。役とかどんな演技だったかは忘れたけどね。
今回も軽い役を見事な軽さで演じていた。

坂井真紀53歳。
デビューしたての頃はキラキラしてて、女優としてギラギラしだした時期もあり、どんな役でもこなす演技達者だ。
僕個人の印象としては、中谷美紀と方向性の似たお芝居大好きな女優だと思う。中谷美紀はまだギラギラしているが、坂井真紀は元来の柔らかい顔つきに似合ったフワフワした雰囲気が、益々映えてきたきた感じがある。
これから、より存在感を高めていきそう。


★長澤まさみ研究
八木美樹ちゃんが、結構良かったから、長澤まさみの『世界の中心で、愛をさけぶ』と比べてしまったけど、
セカチューのあの役を引き受けた長澤まさみの覚悟もすごいが、その役を任せた周りの大人たちもすごいと、改めて思った。
演じるという意味では、深い意味のあるセカチューの方がやりやすいのかもしれないけど、演じるまでの過程は、なかなか険しいものがあるはずで、そこで挫折してしまう可能性は、少なからずある。そこを乗り越えた長澤まさみもすごいが、長澤まさみなら乗り越えると確信した大人たちの人心掌握も含めてすごい。
それだけの光を長澤まさみが放っていたということだろう。

★パンフレット
僕はあまり漫画を読まないから、心理は分からないけど、主演と原作者の対談が読めるし、原作漫画ファンは必読だと思う。
僕はパンフレットは観賞前に買うけど、観賞後は、みんな買いたくなるんじゃないかなぁ。特に子役たちのことが気になるからね。それにパンフレットの内容云々ではなくて、この作品に関した何かを欲しくなってしまう映画だった。僕は観賞後、クリアファイルを買ってしまった…

★まとめ
子役の齋藤潤くんもすごいんやけど、綾野剛がすごい、っていうか良いのよぉ。
先日、プライムピデオで観た『ゴーストブック』の新垣結衣とは違って、綾野剛は同じ目線で芝居をしていた感じがある。ファンになった。
そして、〝紅〟って曲は、もちろんXジャパンの名曲で、誰もが耳にしたことがあるだろうけど、ま、僕は、そんなに言うほどええ曲か?と思ってたが…
劇中での紅はええ歌やった。

この映画は、チョーオススメ!

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