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映画『ゴジラ-1.0』

★ストーリー
戦後、どん底の日本にゴジラ現る!
人類VSゴジラの戦い。

★女優
浜辺美波 23歳。
今、最も真っ直ぐに育てられている女優。演技の巧拙より、イメージを壊さぬように、良質な経験を積ませている。
ここも朝ドラと同じく神木隆之介と共演で、それこそ、見ている側も万太郎と寿恵子のイメージで、つい見てしまう。
神木隆之介は植物学者ではなく、気の弱い戦闘機乗りの役柄で、もちろん芝居の質は変えてきているけど、浜辺美波は、言葉遣いや神木との接し方、寿恵子と大差はない。でも、それで成立するところに、浜辺美波という女優の秘めたる資質の大きさと、すでに輝き放つオーラがある。

★長澤まさみ研究
長澤まさみの23歳は2010年。浜辺美波と同じ東宝。
天海祐希主演『GOLD』の歳。
こう考えると、長澤まさみはすごい。すでにアカデミー賞助演女優賞のタイトルを有していたし、今の浜辺美波のような、真っ直ぐに育てられている感はない。この作品で、すでに次のステップへ挑みはじめている。非常に高いコメディエンヌとしての資質を、ここで見出されたのではないだろうか。表情や間なども天海祐希という壮大なスケールの存在がいるおかげで、長澤もそれまでにはない、相当なチャレンジ出来たのではないだろうか。
まだ僕は〝お飾り女優〟だと見ていた時期だが、今、振り返れば、いよいよ翌年『モテキ』と出会い、「20代の一番可愛い長澤まさみ」(大根仁)が完成されることになる。
ちなみに、長澤まさみも03年と04年にゴジラシリーズに出ている。

長澤まさみ23歳VS浜辺美波23歳では、長澤まさみが一歩リードしている。

★パンフレット
まだちゃんと読めてないけど、ゴジラファンは買うべき。過去ゴジラの顔が紹介されている。これ見てるだけでも楽しい。
映画パンフレットらしく、写真も多用されているが、その割には、文字も読みやすいレイアウトになっている。
パンフレットとはいえ、手にすると重厚感があり、さすが、ゴジラ。力入ってんな、と感じる。

★まとめ
ミッションインポッシブルより凄くて、トップガンより面白かった。そして山崎貴監督の総決算とも言える。この映画はIMAXで観るべきだ。

とはいえ、粗っぽい場面もあって笑えるのは、洋の東西問わずに怪獣物あるあるでもある。
浜辺美波がミッションインポッシブルのトムクルーズ顔負けの身体能力を発揮する。「んな、アホな」な場面ではあるが、ま、いわゆる浜辺美波のソロ。ファンには見応えのあるシーンだ。
長澤まさみフリムンで言うところの、シンウルトラマンでの、デカ澤まさみのような楽しみ方かな。

あと気になって仕方ないのは、超大物俳優がエキストラ出演していた。たぶん、エンドテロップにも名前はなかった。是非、探してみてください。

と、最後の場面で、首筋に浮かぶ影…ま、タイトルが〝-1.0〟やからな。

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